アフガンハウンドってどんな犬？性格と特徴から考えるしつけと飼い方のコツ！

アフガンハウンドの性格

David Raihelgauz/shutterstock.com

大型犬で非常に優雅な佇まいのアフガンハウンドですが、いったいどんな性格をしているのでしょうか。

また「世界一頭が悪い犬」という評価を受けているのはなぜなのでしょうか。

アフガンハウンドの性格をいくつかに分けて紹介しますね。

マイペースな性格

アフガンハウンドは、フレンドリーに接してきたかと思うと急にそっけない態度をとるなど、まるで猫のようにマイペースな性格だと言われることがあります。

独立心が強く、自分で考えて判断し行動するタイプの犬種です。

これは、狩猟犬としての歴史と関係しているようです。

足が速いアフガンハウンドは、獲物を見つけると一瞬のうちにダッシュして追いかけるのが特徴で、人の命令を受ける前に行動していました。

こうして長い年月をかけて固定された性質は、自分で考えて行動し、頑固なまでに自分の判断に固執するという個性を生み出しました。

「頭が悪い」と言われるのは、人間の命令に従わない傾向があるためです。

しかしこれは人間による誤解で、決して知能が低いのではなく、自分で考える力と頑固さゆえに命令を聞かないことがあるゆえに「頭が悪い」とされてしまったようです。

知能に関する誤解が解けたかもしれませんが、いずれにせよこのマイペースさはしつけの際にやっかいなことになりそうですね。

運動神経がよく活発な性格

狩猟犬として活躍してきた歴史を持つアフガンハウンドは非常に活発です。

そして運動神経がよく走るのも得意としています。

自分で考えて行動する力を持っているため、何かに興味を持つと本能的に走り始めてしまうことがあります。

人見知りもする性格

ナイーブなところがあるアフガンハウンドは、初めての人には人見知りをすることがあります。

けっして人懐っこい犬種ではなく、慣れるのには時間がかかります。

毅然としていて、感情はあまり表に出しません。

子どもとは基本的にうまくやっていくことができますが、一緒に遊んだりすることはあまりない、そっけない性格でもあります。

アフガンハウンドの飼いやすさ

狩猟犬としての特徴がしっかりと残っている大型犬で、人間の指示よりも自分の判断を優先させる傾向があるので、初めて犬を飼う人には向いていない犬種だということができます。

頑固でしつけが入りにくいため、簡単な気持ちで飼育することはできません。

プロのトレーナも苦労するほどの大型犬なので、アフガンハウンドを飼うかどうかは慎重に検討してから決定するようにしましょう。

アフガンハウンドの飼い方としつけ

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心を決めてアフガンハウンドを飼うとしたなら、どんなことに気を付けて飼育すればいいのでしょうか。

アフガンハウンドの飼育環境やしつけ方のコツなどについて説明します。

アフガンハウンドの飼育環境

大型犬で運動量も多いアフガンハウンドは、できれば大きな庭のある家で飼うことが理想的だということができます。

そうでなくても、毎日2回、1～2時間ほどの散歩に加えて、思いっきり走れるような環境を作ってあげましょう。

日常的にドッグランに連れて行くことができればベストです。

運動不足になるとストレスを溜めてしまいます。

ストレスを溜めてしまうと、攻撃的になったり問題行動を起こすようになるので気を付けましょう。

散歩の時は飼い主がリーダーシップをとり、リードは離さずにしっかりと持つようにしてください。

もしも離してしまうと、猟欲を満足させるまで帰ってこないということもあります。

アフガニスタンの乾燥した地域で過ごしてきた犬種なので、日本の高温多湿な気候はあまり得意ではないでしょう。

クーラーを使って室内温度の管理をしっかりとするようにしましょう。

アフガンハウンドのしつけ

自分で考えて判断し行動する性質を持っているアフガンハウンドは、しつけるのがとても難しい犬種として知られています。

このことを踏まえて、子犬の時からしっかりと主従関係を築くようにしましょう。

甘やかさずに毅然とした態度で接する必要があります。

ただ、感受性が強いところもあるので、神経質になって叱りつけるのではなく、おおらかに愛情を込めてしつけるようにしましょう。

甘やかしたまま成犬になると手におえない子に育ってしまうので、しつけは責任感を持って行う必要があります。

自信のない人は、プロのトレーナーにお願いすることを考えるといいでしょう。