【獣医師監修】猫が飼い主のそばにいたがる心理って?猫と仲良くなる為には?【2023年版】

【獣医師監修】猫が飼い主のそばにいたがる心理って?猫と仲良くなる為には?【2023年版】

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mofmo編集部

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猫は犬とは違って群れることのない動物です。そのため飼い猫であっても気ままで勝手に暮らしているように見えるため、何となくそっけないと感じてしまう飼い主もいるのではないでしょうか。そんな猫ですが、飼い主のそばにいたがる時があるようです。

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もしかしたら分離不安症かも

寂しがる猫

Lubava/shutterstock.com

飼い主にベッタリとしてそばにいたがる猫は、まるで犬のようにかわいいと感じることがありますが、飼い主の外出を極度に嫌がったり留守中に問題行動を起こしたりするようだと、もしかしたら分離不安症かもしれません。

もともと犬に多いとされていた分離不安症も、最近では猫にも発症するといわれるようになってきています。分離不安症について、そうならないために何ができるかについてまとめてみます。

分離不安症とは

単独行動が多くて飼い主に依存することが少ないとされている猫が分離不安症になることは大変珍しいことでしたが、最近では飼育環境の変化に伴って飼い主と一緒にいないと分離不安症になってしまう猫が増えているようです。

分離不安症とは飼い主がいなくなって一人になったときに不安や寂しさを感じて、普段しないような行動をとってしまうことをいいます。血圧が上がったり、脈が速くなったりして、体にも負担がかかるようになり、不安が大きくなるとうつ状態にさえなるといわれています。

分離不安症になると、トイレ以外の場所での粗相、食欲不振、下痢や嘔吐などの症状があらわれることがあります。また自分で毛をむしってしまい脱毛している箇所がでたり、体に傷ができたりもします。留守中に物を壊すなどの問題行動を起こすようになる猫もいます。

飼い主が外出の準備をするだけで落ち着きをなくしたり、留守中はずっと鳴いて近所に迷惑をかけたりする場合もあります。これらの症状は分離不安症の可能性を示しているので、気付いたらすぐに対策を取ってあげる必要があります。

どうして猫が分離不安症に?

もともとは集団で暮らす動物である犬が気を付けなければならないとされていた分離不安症ですが、どうして単独行動を好む猫が分離不安症になるのでしょうか?それは飼育環境の変化が関係しているようです。

最近の猫の飼育では、猫の安全面を配慮して完全室内飼育をする飼い主が増えているようです。確かに家の外には様々な危険が潜んでいるので、完全室内飼育をすすめている専門家たちも多くいます。室内生活に慣れてしまうと、猫は本来好んでいた単独行動をしなくなってしまうようです。

また子猫の時から飼い主やその家族と一緒に暮らしていると、その環境に慣れて猫らしさでもある自立心が育たないことが考えられます。そのうえまるで自分の子どものように甘やかされて育つと、飼い主が母猫のようになってしまい、いつも一緒にいないと気がすまなくなってしまいます。

1匹飼いをしていたり、兄弟猫と遊ぶ経験がなかったり、飼い主と一緒に寝たりするようなライフスタイルも分離不安症を引き起こす要素だとされています。このように飼育環境が変化することによって、犬に多いとされていた分離不安症に猫もなってしまうようになりました。

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2 名無しさん
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大変参考になりました!

所謂猫可愛がりし過ぎないようにお互い節度を持つようにした接し方が大事ですね。

ありがとうございました。

1 名無しさん
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この記事見てるのは猫好きだから、猫が犬より賢くないとか書いちゃうのどうかと思うよ。犬と比べるのがナンセンス。