どうして猫は舌を出すの？猫が舌ペロする時の気持ちを解説します！

舌を出しているときの気持ち

猫が舌を出しているときは、病気でない限りはリラックスしている状態のようですね。猫が舌ペロ状態になっているときって、一体どんなことを考えているのでしょうか？

①「幸せ」

Andrey_Kuzmin/shutterstock.com

猫はのんびり毛づくろいしながら、ぼーっとしていることがありますが、そんな時は「幸せ～」と思っているのかもしれません。飼い主さんがいる時はとくに、幸せを感じていると思います。

猫が飼い主さんの膝に乗って毛づくろいをしているときや、飼い主さんのそばで毛づくろいしているときは、「飼い主さんのそばで幸せ～」と思っているかもしれません。飼い主さんといて緊張したり警戒しているときは、のんびり毛づくろいをしたり、うっかり舌を出しちゃったりすることってありませんから、とてもくつろいでいるときなんでしょうね。

②「あれは何だろう」

Vladimir Arndt/shutterstock.com

毛づくろいをしている最中に、舌を出したまま止まっていることもあります。もしかすると何か気になるものを見つけたのかもしれません。猫は動くものに敏感に反応します。室内で飛んでいるコバエやホコリなどを見つけると、ついつい目で追ってしまいます。

室内に小さな虫がいる場合や気になるものを見つけたときには、舌を出したまま止まっているかもしれません。猫の視線を追ってみると、何か虫がいたり、面白いものが見つかったりするかもしれませんね。

③「何も考えていない」

gvictoria/shutterstock.com

意外と一番多いのは「何も考えていない」という状態かもしれませんです。何か気になるものを見つけたり、幸せ～と感じていることもありますが、「ただぼーっとしているだけ」ということもあるようです。

毛づくろいをしながら、ちょっと一休みしているだけということもあります。猫は毛づくろいをするのが好きですので、ときには１時間近く毛づくろいをすることもあるようです。そんなときはさすがに疲れてきますから、舌をペロッと出したまま休憩するのでしょうね。

リラックスして毛づくろいをしているときに、ペロッと舌が出ていても、とくに理由はないという場合もあるようです。

正常か病気かの見分け方

猫が舌を出している理由はいくつかありました。もともと舌が出やすい種類の子かもしれませんし、単に毛づくろいの休憩をしているだけかもしれません。その場合は心配しなくて良いですが、まれに病気やケガが原因で、舌を出している場合もあります。

正常な舌ペロか、病気やケガが原因の舌ペロか見分けるために、注目すると良いポイントを挙げてみますね。

①食欲

Africa Studio/shutterstock.com

猫が病気や体調不良になっているときは、食欲が落ちてきます。キャットフードをあまり食べなくなったときや、お気に入りのおやつもあまり食べなくなったときは、病気になっている可能性があります。同時に活動量も低下しがちです。いつもより動きがゆったりしている、あまり動かなくなった、眠っていることが多くなったと感じたら、早めに病院で検査をしてもらいましょう。

②毛づくろい

Katho Menden/shutterstock.com

口内炎ができている場合には、あまり毛づくろいをしなくなります。もともと自分の匂いを付けるために、毛づくろいをするのが大好きな猫ちゃんです。大好きな毛づくろいをあまりしなくなったとしたら、口内で炎症が起きているかもしれません。

舌がペロッと出ていると同時に、毛づくろいもあまりしなくなっていたら、炎症が起きている可能性がありますので、口内を見てあげましょう。