猫がチョコレートを食べると危険なのはなぜ?食べた時に起こる症状や対処法を紹介していきます!

猫がチョコレートを食べると危険なのはなぜ?食べた時に起こる症状や対処法を紹介していきます!

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チョコレートが大好き!という方は多いことでしょう。甘くておいしいチョコレートですが、猫がチョコレートを食べてしまうと大きな害を与えてしまうと言われています。なぜ猫にチョコレートがダメなのか、食べるとどんな症状が出るのか、食べてしまった際の対処法に至るまで、すべて紹介します!

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もしも愛猫がチョコレートを食べてしまったら?

病院で治療を受ける猫

Anna Nikonorova/shutterstock.com

ではもしも愛猫がチョコレートを食べてしまったらどうしたらよいでしょうか?

吐き出させる

まずはすぐに吐き出させることです。

目の前で愛猫がチョコレートを食べていたら、すぐに食べるのをやめさせましょう!口の中に残っているチョコレートを指を使ってかきだしてください。飲み込む前でしたら、全部かきだして飲み込まないようにさせます。

万が一すでに飲み込んでいた場合は、指や綿棒を使って舌の奥を刺激すれば、人間同様に食べたものを吐き出させることができます。特に食べてから30分から1時間以内でしたら吐き出させることは効果的です。重篤化することを避けることができるでしょう。

そして忘れてはいけないのは、どんなチョコレートをどれだけ食べてしまったのかを確認することです。

病院で受診

速やかに病院に連れて行き、獣医師に診てもらうようにします。

その際に「いつ、どんなチョコレートをどれだけ食べたか」を伝えると良いでしょう。正しい情報に基づいて正しい処置をしてもらうことができます。チョコレートを食べてしまった後の猫の様子もよく観察しておき、様子も詳しく正確に伝えるようにしましょう。

致死量に至るまでチョコレートを食べてしまったかどうか知るためにも、どんな種類のチョコレートをどれほど食べたかを知ることは大切です。

食べたチョコレートの量がわずかだから大丈夫だろう、と素人判断をして放置しておくのは危険です。猫によってはわずかな量であっても中毒症状を起こすこともあります。

病院に連れて行くほどではないなぁと感じる場合でも、まずは動物病院に電話をして、愛猫がどんなチョコレートをどれだけ食べたか伝えて相談すると良いでしょう。そして獣医師の指示に従うようにしましょう。

愛猫がチョコレートを食べないように気をつけよう!

チョコケーキもダメよ?

jajam_e/shutterstock.com

猫がチョコレートを食べると中毒症状を起こすこともあるので、チョコレートは危険な食べ物と言えます。

たとえわずかな量であっても、猫にチョコレートは危険です。ですから愛猫がチョコレートを食べてしまわないように気をつけましょう。

では猫がチョコレートを食べることがないようにどんなことができるでしょうか?

人間が食べているときはその場を離れない

まず飼い主さんがチョコレートを食べることがありますね。お客さんが来て一緒にチョコレートを食べることもあります。子どもにおやつとしてチョコレートを食べさせることもあるでしょう。

どんな時でも、私たちがチョコレートを食べる際には絶対にその場を離れないでください。

チョコレートを置いたままその場を離れてしまうと、猫が来て興味本位で食べてしまうこともあるかもしれません。こうしたちょっとしたスキを与えないようにしましょう。

一番してはいけないのは、飼い主さんが食べているチョコレートを飼い猫に与えることです。

チョコレート自体や、チョコレートを使ったお菓子やアイスクリームなどを猫が欲しがっても絶対に与えてはいけません。

包み紙にも気をつける

チョコレートの包み紙も要注意です。包み紙の内側にチョコレートが残っているからです。

猫は音に敏感で、カサカサ音がするものに反応します。袋や包み紙など音がするものは、猫にとっておもちゃになります。そして遊んでいるときに口に入れて舐めてしまうこともあるでしょう。チョコレートがついた包み紙をうっかり口に入れて、チョコレートを食べてしまうということもあるかもしれません。

包み紙は猫の手が届かないところに捨てましょう。ゴミ箱も猫があさることができないような形状のものにすると安心ですね。

猫の届くところに置かない

チョコレートを保管する際は、猫の手の届かないところに保管するようにしましょう。とはいえ、猫は高いところにも軽々上がりますし、狭いところにも潜り込みます。ですから猫の手の届かないところってどこなのかしら?と悩むかもしれませんね。

例えば猫が自分で開けることができないような、蓋が締まる容器に入れるのも一つの方法です。さらに冷蔵庫に入れてしまえば、においもしないので猫の目にはつかないでしょう。

決してチョコレートを出しっぱなしにしておくということは避けましょう。

キッチンに入れない、調理器具もすぐに片づける

これは特にお菓子作りの際にチョコレートを使用する場合です。

特にお菓子作りで使用するココアパウダーはカカオ成分が高く、テオブロミン量も高いものが多いです。わずかな量でも中毒症状を起こすこともありますし、致死量に至りかねない場合もああります。

ですからチョコレートを使ったお菓子を作る際は、愛猫がキッチンに誤って入ることがないようにしましょう。どんなに気をつけていてもチョコレートが床にこぼれたり、テーブルの上に残ったりすることはあります。

調理器具も猫にとっては興味深いおもちゃに変身します。もしもチョコレートが残っている調理器具があったら、猫が好奇心から舐めてしまうことがあるかもしれませんし、遊んでいるうちに猫の手にチョコレートがついて、そこから口に入ることもあります。

チョコレートに限らず、キッチンには猫が食べると危険な食べ物があります。ですから普段から猫がキッチンに入ることがないように工夫することもできるでしょう。

チョコレートもにおいを嗅ぐのもダメ!?

猫にチョコレートのにおいを嗅ぐことも避けさせたいものです。

食べた時ほどの影響はないとしても、においを嗅ぐだけでも脳神経を刺激して興奮させてしまいます。まるでマタタビを嗅いだ時のような興奮状態になることもあります。ですからチョコレートを食べないとしても、においを嗅がせるだけでも良くないといえます。

猫が食べたら危険な他のもの

コーヒーカップの中から猫?!

E.Va/shutterstock.com

猫が食べると危険な食べ物には他にもどんなものがあるでしょうか?

・カフェイン ここまで見たようにチョコレートに含まれているテオブロミンはカフェインのような作用があるため危険ですが、やはりカフェイン自体も猫にとっては危険な食品です。

テオブロミン同様体外に排出しにくいため、中枢神経に強い興奮作用を起こし中毒症状を引き起こします。

コーヒー、紅茶、緑茶、コーラ、エナジードリンク、眠気冷ましドリンクなどには多くのカフェインが含まれています。

・ネギ類 猫が食べてはいけないものとして「ネギ類」も有名ですね。

ネギ類に含まれているアリルプロピルジスルファイドという物質が、猫の赤血球を破壊するため溶解性貧血を起こします。スープに入ったわずかなネギ類でも影響があるため、ネギ類が愛猫の口に入らないように注意しましょう。

まとめ

人間にとってはなんともなくても、猫にとっては危険な食べ物がたくさんあります。その一つが今回見てきた「チョコレート」です。

特にチョコレートが好きな方は、うっかり愛猫が食べてしまうということがないようにしっかり管理しておきましょう。

わずかな量であっても中毒症状を起こす猫もいますし、体外に排出されないため、徐々に蓄積されて慢性的な中毒症状を起こすこともあります。

愛猫がチョコレートを口にすることがないように保管場所にも工夫しましょう。

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