
猫は飼い主を忘れる!?忘れられるケースと忘れさせない方法を紹介していきます!
長い間家を留守にしていて、帰ってみたら愛猫が自分を忘れてしまったように感じる時がありませんか?今回は猫が飼い主を忘れるのかどうか、忘れるとしたらどんな場合か、そして忘れられないためにはどうしたら良いか、という点について解説したいと思います。

忘れられないようにするには

PhotoSunny/shutterstock.com
猫から忘れられないようにするには、猫にとって大事な人、印象に残る人になることが大切です。どうすればできるでしょうか。おすすめなのは以下のような方法です。
1.仲良くなる
しっかりと仲良くなり、信頼関係が築かれていれば、ちょっと離れている期間があっても覚えていてくれます。毎日ごはんの用意をし、遊んであげたりしていれば信頼関係を築くことができます。
また、仲良くなるにはある程度の時間が必要です。猫はもともと警戒心の強い動物ですので、飼い主さんに心を開くまで時間がかかるかもしれません。ゆっくりじっくり、猫の心地よいペースで仲良くなっていけば、きちんと信頼関係を築くことができますので、時間をかけて仲良くなりましょう。
おすすめの遊び方としては、真剣に遊ぶことです。テレビを見ながら遊んだり、雑誌を読みながら遊んであげるよりも、真剣になって遊んであげると猫ちゃんも大喜びです。猫じゃらしやひも付きおもちゃなど、猫の好きなおもちゃを使って真剣に遊んであげましょう。
動く物を追ったり捕まえたりするのが大好きな猫ですので、狩猟本能を刺激して夢中で遊ばせてあげましょう。狩りのときと同じように緩急を付けたり、予測不能な動かし方をして遊んであげると、猫ちゃんは大満足です。何かをしながらテキトーに遊んであげるのではなく、猫と一対一で遊ぶ時間をとってあげると、仲良くなりやすいと思います。
2.幼少期に一緒に過ごす
猫が飼い主さんのことをしっかり覚えるのには、一緒に過ごす「時期」がカギなんだそうです。猫が生まれてから生後2か月くらいまでの間が一番記憶に残りやすいようです。
小さいころによく遊んであげたり、ごはんをあげたりしていると、大人になってからも飼い主さんのことを覚えている期間が長いそうです。大人になってからよりも、幼少期に一緒に過ごすのが大切です。
3.たまに会う
長期出張や単身赴任で1年から数年間猫と離れて暮らすことになることもあるでしょう。その間は家族や友人に猫を預けることになるかもしれませんが、そういう場合は先述のようにちょこちょこ会いに行っていると覚えていてくれる可能性が高くなります。
2.3年ずっと会わないというよりも、半年に一回くらい会いに行っていると、猫もちょこちょこ思い出せるので記憶が長続きします。
長期出張や単身赴任が終わった後にもう一度猫と暮らす予定であれば、完全に忘れられないよう会いに行っておくといいかもしれませんね。
忘れられてしまったら思い出してもらおう!

ANURAK PONGPATIMET/shutterstock.com
久々に会った猫が自分のことをすでに忘れているようならかなりショックです。では猫に思い出してもらって、もう一度仲良くなるにはどうしたらいいでしょうか?
私たちも、小さい頃の記憶はあまりなくても、よく遊んだ公園に行ったり、良く過ごした場所に行くと、なんとなく思い出したりすることってありませんか?一つ思い出すと、芋づる式に記憶がいろいろよみがえってくることもあります。猫も同じで、懐かしいにおいや、遊びなど、「あれ?この感じなんか覚えてるぞ?」と、飼い主さんの記憶を引き出してみるといいようです。
そこで以下のような方法を試してみましょう。
1.一緒に遊ぶ
昔よくやっていた遊びを、一緒にやってみると思いだしてくれるかもしれません。猫は、好きだったことや興味のあることはしっかりと覚えている傾向があります。猫のお気に入りだった遊びをもう一度やってみるのも良いかもしれませんね。よく使っていたおもちゃなどもあれば、使ってみると良いと思います。
2.以前着ていた服を着る
猫とよく遊んでいたころに着ていた服を着てみるのも、一つの手です。猫は匂いに敏感な生き物ですから、匂いで人を識別したり記憶したりしているものです。今の飼い主さんの匂いは慣れていないため、よそよそしくなっているのかもしれません。前に着ていた服で猫ちゃんと接すると、飼い主さんのことを思い出してくれるかもしれませんね。
匂いに敏感、匂いで人を識別するということですので、できれば香水や香りが強めの柔軟剤などは控えておくとより思い出しやすくなります。仕事から帰ってきた飼い主さんが香水の匂いが残っていたり、いつもと違う匂いがすると、ちょっと距離をとられたり警戒されることがあります。飼い主さん自身の匂いをかぎ分けられるように、香りの強いものは控えておくといいかもしれません。
また、服の形や特徴で覚えている場合もあります。フードのヒモがお気に入りでよくじゃれていたとか、服についているボタンがお気に入りだったとか、気に入っていた服があればそれを着てみるのも良いと思います。猫の楽しかった記憶を刺激するのは、思い出してもらうのに役立つかもしれません。
3.お気に入りのおやつをあげる
好きだった食べ物のことはよく覚えているものです。猫は食べ物をくれる人、好きなおやつをくれる人のことを良く覚えていると説明しましたが、猫によくあげていた食べ物や、お気に入りのおやつがあれば、あげてみましょう。
思い出してもらえなかったら

Jaromir Chalabala/shutterstock.com
いろいろやってみても思い出してもらえなかったらどうしたらいいでしょうか?その場合は、もう一度一から仲良くなってみましょう。
無理に距離を縮めようとしたり、無理やり触ろうとするのではなく、もう一度ゆっくりコミュニケーションをとっていきましょう。どんな接し方をすると、猫と仲良くなれるでしょうか?
おすすめなのは以下のような方法です。
1.無理に近づかない
猫から威嚇されたりちょっと警戒されている場合は、まずは距離をおいてみましょう。猫が信頼する人、心を開く人は「嫌なことをしない」人です。まずは無理に近づこうとせず、「何もしないよ」と安心させてあげましょう。ちょっと警戒されているかな、避けられているかな、と思ったら、まずはちょっと離れて様子を見ましょう。
2.好きな食べ物をあげる
やはり、食べ物になってしまいますが、猫と仲良くなる一番いい方法は、好きな食べ物をあげることです。猫の警戒心が少し解け、威嚇されたり避けられたりしなくなったら、次のステップとして食べ物をあげてみましょう。食べ物は猫への好意を分かりやすく伝える良いツールです。まだゆっくり触らせてくれなかったり、遊びに乗り気でない場合は、おやつを活用するのがおすすめです。
もともと飼っていた猫であれば、好みの食べ物やおやつも把握できているかもしれません。初めて接する猫よりは好みも把握していますので、仲良くなりやすいかもしれませんね。猫の大好きなものをあげて仲良くなりましょう。
3.自由にさせてあげる
できるだけ猫の好きなように過ごさせてあげましょう。猫は習性として爪を研いだり、走り回ったり、高いところに登ったりするのが必要です。ストレス発散したりリラックスしたりするために必要なことですので、ぶつかったり物を落としたりしない安全な範囲であれば、自由にさせてあげましょう。
また、猫にはかまってほしいときと放っておいてほしいときがあります。猫が一人で居たいタイミングで飼い主さんがかまってしまうと、不機嫌になってしまいます。触ろうとすると離れていく場合やおもちゃに興味を示さない場合は、一人で居たいタイミングなのかもしれませんので、自由にさせてあげましょう。
一人でいたいときもありますが、完全に放っていてほしいわけでもありません。飼い主さんと遊びたいときももちろんあります。猫のかまってほしいタイミングで遊んでたり撫でてあげたりすると、猫と仲良くなりやすいです。
猫に忘れられてしまった時にもう一度仲良くなる方法を3つ挙げてみましたが、基本的には猫を飼い始める時と同じです。無理やり触ろうとせず、自由にさせてあげること、猫の気持ちに合わせてあげることが、仲良くなるコツだと思います。
一度飼っていた猫ですので、猫の性格や好みもある程度わかっており、上手に接することができると思います。もし猫と長期間離れて忘れられてしまったという場合は、もう一度仲良くなるのを目指してコミュニケーションをとってみてくださいね。
まとめ
猫は記憶力が悪いわけではありません。数日・数週間くらいであれば飼い主さんを完全に忘れてしまうことはありません。とくに印象に残っていることや興味のあったことはしっかりと覚えています。
一緒に暮らしている間に、ごはんをあげたり、たっぷり遊んであげたりして、猫から「大好きな飼い主さん!」と思われていれば、ある程度の期間会わなくても大丈夫です。
久しぶりに会った場合はちょっと拗ねてそっけなくしているかもしれませんが、いつも通り接していればまた甘えてくるようになると思います。猫の気持ちを察しながら、仲良く過ごしていけるといいですね!
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