猫に桃をあげても良い?猫が桃を食べるメリットや与えるときの注意点を解説!

猫に桃をあげても良い?猫が桃を食べるメリットや与えるときの注意点を解説!

update

みずみずしくジューシーな桃は、フルーツの中でも特に人気の高いフルーツの一つです。愛猫にも食べさせてあげたいと思う方もいるかもしれません。人間にとっては美味しくいただける桃ですが猫が食べても大丈夫なのでしょうか?猫が桃を食べる効果やおすすめの食べ方、与えるときの注意点についてまとめてみました!

update

美味しい桃の見分け方

猫に桃をあげるときは、できるだけ新鮮で、栄養価の高いものをあげたいですよね。美味しい桃の見分け方をご紹介してみますね。

見た目

桃を選ぶ際は、まずは桃の形を見てみましょう。割れ目を真ん中として、左右対称のものやまるみのあるものがおいしい桃の特徴のようです。皮の色は変色していないピンク色、品種によってはきれいな黄色のものが良いようです。桃の表面には柔らかい毛が生えていますが、この毛がしっかりと生えているものが良い桃なんだそうです。

香り

見た目に加えて、桃の香りをかいで、食べごろかどうかを見分けることができます。よく熟れた美味しい桃は、少し離れているところからでもいい香りがしてくるものです。鼻に近づけてもあまり香りがしないものは、まだ食べごろでないかあまり甘くない桃です。

桃の甘い香りがするものは、食べごろの美味しい桃です。香りが良く、美味しそうと思うものを選びましょう。

桃は傷みやすい果物ですので、ちょっと持ち上げたり押したりするだけで傷んでしまいます。変色や痛みの原因になってしまいますので、できるだけ触らず、見た目や香りで判断しましょう。見た目や香りだけでも美味しくて甘みのある桃をある程度見分けることはできますので、試してみてください。

おいしい桃

Africa Studio/shutterstock.com

桃を食べるメリット

桃を食べることで、猫のかかりやすい病気を予防する効果も期待できます。たとえばどんな病気の予防ができるでしょうか?

毛球症

猫のかかりやすい病気として「毛球症」というものがあります。毛球症とは、猫の毛が体内で球状に絡まり合い詰まってしまう病気です。

猫の舌にはたくさんの突起がついていますから、毛づくろいをするときに毛をたくさん飲み込んでしまいます。通常は毛は排泄されたり、吐き出されたりしますが、大量に飲み込んだ場合や、腸の働きが鈍くなっているとうまく排出できないこともあります。

とくに毛足の長い種類の子だと、毛玉ができやすくなります。毛玉が腸に溜まると、便秘になったり食欲不振という症状が出てきたりします。体力の低下、免疫力の低下などのいろいろな症状につながりますので、早めに毛玉を排出し腸内環境を改善することが大切です。

猫にとって毛玉の排出は必須ですので、市販されているキャットフードの中には「毛玉ケア」と記載されているものや、毛玉ケア専用の食品もあります。それくらい猫にとって毛球症の改善は大切なことなんですね。

桃が役立つ理由

猫にとって大切な毛玉の排出ですが、桃には毛玉の排出をサポートする働きがあります。

桃には食物繊維が含まれています。猫に少量食べさせると、腸内環境の改善・毛玉排出のサポートをしてくれます。整腸効果に期待できますので、毛玉が溜まりがちな子や毛足の長い種類の子には、少し食べさせてみるといいかもしれませんね。

桃が体に合わなかったら

病院で診察を受ける猫

JJ IMAGE/shutterstock.com

桃は猫が食べて良い食材ですが、やはり個体差がありますから中には合わない猫もいます。桃が合わない場合やあげた量が多すぎた場合、猫の体の負担になってしまいます。食べさせるのをやめるか、量を調整しましょう。

体に合っていない、もしくは量が多すぎた場合、どんな症状が出るのか調べてみました。

吐いてしまう・下痢になる

一番分かりやすい症状としては、嘔吐や下痢です。桃が体に合わないと吐いてしまったり、うまく消化できずに下痢をしてしまったりする猫もいます。

吐いてしまったり下痢をしてしまったりしている場合は、あげた桃の量を思い返してみましょう。多かったかもしれないという場合は量を減らすようにしましょう。

スプーン1杯.2杯くらいの少量しかあげていなくても体調を崩してしまった場合は、桃が合わない子なのかもしれません。桃には栄養があり、猫にとってありがたい食物繊維も含まれていますが、必ず食べないといけない食材ではありません。体に合わない場合は無理してあげなくても大丈夫です。

あまり動かなくなる

嘔吐や下痢などの症状が出ていなくても、いつもより活動量が少なかったり、眠っている時間が長かったりする場合、体調が悪いというサインかもしれません。いつもと様子が違っている場合や、あまり動かなくなっている場合は注意して様子を見てあげましょう。

体調が悪いときは、体力・免疫力が低下します。体力を消耗しないように、保温してゆっくり休ませてあげましょう。

症状が重い場合は病院へ

猫が桃を食べた後体調が急に悪くなってしまったり、症状が重かったりする場合は病院に連れて行きましょう。下痢や嘔吐を頻繁にしている場合や、ぐったりとしている場合は病院で処置をしてもらうのが賢明です。

獣医さんが適切な治療をするために、症状が出た経緯を知ることも大切です。獣医さんの診察を受ける際は、桃をいつ食べたか、どのくらい食べたか、食べた後の様子はどうかなどを詳しく伝えましょう。食べた桃の残りがある場合は、一緒に持参しても良いと思います。

猫の健康管理のポイント

栄養のあるご飯をあげよう

Africa Studio/shutterstock.com

猫の健康管理をするために栄養豊富な果物をあげるのもいい方法ですが、他にも大切なことがいくつかあります。健康管理のポイントを挙げてみますね。

食習慣

栄養豊富な食事をすることは健康を保つために欠かせません。毎日栄養バランスの良い食事をあげましょう。

栄養バランスが良いと言っても、猫の体と人間の体では作りが違っています。猫は肉類から多めにたんぱく質を摂取する必要があります。反対に野菜や果物類はたくさん食べても消化することができません。わたしたちより野菜・果物類は少なく、お肉やたんぱく質系を多めに食べるのが理想的です。

基本的には、キャットフードには必要な栄養素がバランスよく配合されていますので、きちんと食べていれば問題ありません。おやつやトッピングとして桃などの果物を加えるのはありですが、主食はキャットフードにするのがおすすめです。

プラスでおやつをあげる場合は、カロリーオーバーしないように注意します。果物には果糖が多く含まれています。一日の糖分摂取量を超えてしまいがちですので、少量に留めておきましょう。猫の体に合わせたバランスの良い食事を準備してあげましょう。

ストレスを与えない

猫の健康管理をするうえで、ストレスを与えないということも大切です。猫はストレスを感じているときや不機嫌な時、分かりやすいサインを出しています。猫の気持ちをキャッチして、ストレスをかけないようにしましょう。

猫の出すサインは、しっぽに現れることがあります。例えば、しっぽがピンと立っている時はご機嫌なときです。しっぽが左右に大きく揺れているときは、不満があるときや警戒しているときです。しっぽが揺れているときは警戒態勢に入っているのかもしれません。

無理に猫に触ろうとするとシャーっと威嚇されたり、引っかかれたりしますので、距離を取って安心させてあげましょう。抱っこしているときにしっぽが揺れだしたら降ろしてあげましょう。

反対に、嬉しいときや甘えたいときは、すり寄ってきたり飼い主さんの上に乗ってきたりします。そんな時は撫でてあげたり遊んであげたり、たくさんかまってあげましょう。

まとめ

桃は猫が食べても良い食材です。猫の体にうれしい食物繊維や、塩分排出・心機能の維持に役立つカリウムも含まれています。猫にとって身近な病気、毛球症の改善にも期待ができます。桃は猫の健康に役立つ成分が含まれているんですね。

もちろん有効成分はたくさん含まれている桃ですが、食べ過ぎは逆に体に負担をかけてしまいます。桃は食べ過ぎると肥満になったり、消化不良で体調を崩してしまったりしますので、少量にするのがおすすめです。細かく刻んだり、ペースト状にしたり、食べやすくしてからあげましょう。

美味しくて栄養価の高い桃を選んで、猫と一緒に楽しんでみてくださいね。

ご意見、ご感想ありましたらコチラ! この記事のコメントへ (0件)
桜 フォトコンテスト 全国のドッグラン一覧
編集部PICKUP
関連する記事

mofmo掲示板