猫まんまは実は危険だった!?猫と味噌(汁)の相性を徹底解説!

猫まんまは実は危険だった!?猫と味噌(汁)の相性を徹底解説!

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一昔前の日本では、猫のご飯といえば「猫まんま」、いわゆるご飯に味噌汁をかけたものを与えることが多かったのではないでしょうか?今でも猫まんまを与えている飼い主さんはいるようです。しかし猫にとって味噌や味噌汁はあげてもよいものなのでしょうか?今回は猫と味噌との相性にフォーカスをあてていきたいと思います

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猫にお味噌汁を与えても良い?良くない?

ご飯を食べる猫

Aaron Amat/shutterstock.com

一昔前の日本では、猫のご飯といえば「猫まんま」、いわゆるご飯に味噌汁をかけたものを与えることが多かったのではないでしょうか?実際猫も猫まんまを喜んで食べていました。

しかし最近ではこのような食事は「猫のからだにとって良くない」という意見もでてきています。その一方で「味噌汁をかけたご飯をあげても大丈夫」という意見を述べる声もまだまだあります。ずっと猫まんまで育てられた猫が健康で長生きしていたという事実を考えると、それはそれで筋が通っているようにも思えます。

さらにお味噌汁もご飯も普段私たち人間が食べているものですので、残った味噌汁とご飯をエサとして与えれば簡単にペットに食事を提供できます。簡単に言えば人間の残飯をそのまま与えてることが可能なので、「もし与えることができるならその方が楽だ」と考える飼い主も少なくないはずです。

では実際のところはどうなのでしょうか?猫にお味噌汁を与えても良いのでしょうか?答えを出す前に、まずは味噌汁賛成派・反対派双方の意見をまとめましょう。

お味噌汁賛成派の意見

猫にお味噌汁をかけたご飯を与えても良いという意見があります。

ペットフードが普及する前までは、ずっと猫は人間と同じものを食べて生きてきていました。当時の猫たちの寿命がどれほどだったかはわかりませんが、ある程度は元気に暮らしていたことでしょう。現在私たち人間の寿命は医療の発達と共に伸びています。猫たちも同様に医療の発展の恩恵もあり、昔の猫と現在の猫を比べた時、寿命が延びているはずです。

ですからかつての味噌汁をかけたご飯を食べていた猫たちの寿命が、現代のキャットフードを食べている猫の寿命よりも短いとしても、必ずしも食べ物が原因とは言い切れないかもしれませんね。

実際お味噌には猫の身体にも良い成分が多く含まれています。

お味噌汁反対派の意見

ではお味噌汁反対派の方はどんな意見を持っているのでしょか?

まずは「塩分」です。猫に過剰な塩分は良くないという理由から味噌汁は良くないという声が出ています。

たしかに猫は人間のように汗をかいて体内の塩分を体外に排出することはできません。ですから猫が過剰な塩分を摂取すると腎臓や心臓に負担をかけてしまいます。腎臓病や心臓病の原因になったり、すでにこれらの病気を患っている猫の場合は症状が悪化する恐れもあります。

そのため「人間が飲んでいるお味噌汁を猫に与えると塩分が強すぎる」といわれているのです。

他にも私たちが飲むお味噌汁の中にはタマネギやネギが入っていることが多いですが、これらは猫が絶対に食べてはいけない食材といわれています。

ネギやタマネギに含まれている「アリルプロピルジスルフィド」という成分が赤血球を破壊して貧血を起こし、最悪死に至りかねない中毒症状を起こします。なんと味噌汁に入っているわずかなネギやタマネギであっても、またネギやタマネギを取り除いて汁だけ与えたとしても猫にとっては危険なのです。

ですからこういった危険を考えて「猫に味噌汁は良くない」という意見があります。ではこれらの意見のどちらが正しいのでしょうか。

結論としては、YESでもありNOでもあります。どういうことかというと、与え方によっては味噌汁は悪くないですし、同時に悪影響を及ぼすものにもなります。

ではどのように味噌汁ないしは味噌を与えたら良いのでしょうか。この点に関しては後述したいと思います。その前にまず、味噌汁や味噌について一度おさらいしておきましょう。日本人なら誰もが知っていますが、改めて復習しておきます。

お味噌汁とは?

美味しそうな豆腐の味噌汁

K321/shutterstock.com

お味噌汁とは日本料理の代表ともいえる一品です。日本食の中でも最も食べられているスープのひとつで、今では世界中に知られている日本のスープです。

お味噌汁の歴史

まずはお味噌汁の歴史について紹介します。

日本でお味噌汁が始まったのは鎌倉時代の頃といわれています。

お味噌汁の味噌は古代中国から伝わってきた「醤」という調味料の「草醤」の製法がもとで生み出されたといわれています。平安時代の頃に味噌が登場しますが、当時はまだ高級品で地位の高い方のみが口にすることが出来ました。

そして鎌倉時代になって、味噌汁が登場しました。水に溶けやすい味噌によって「一汁一菜」という食事のスタイルが確立されました。しかし当時は庶民にはまだまだ手の届かない高級品でしたので、味噌は武士の食事でした。

さらに室町時代になると大豆が多く生産されるようになったため、農民たちも自分たちで味噌を作るようになり、庶民の元にも味噌が普及していきました。

お味噌は保存がきくため、当時は調味料というよりは保存食として重宝されていたようです。特に戦国時代にはお味噌が武士たちの食料として欠かせないものになっていったようです。

お味噌汁の良いところ

今では世界中に有名になっているお味噌汁ですが、どんな利点があるでしょうか?

お味噌汁は複数の食材を効率よく摂取することができる料理です。基本的にお味噌汁は2種類以上の具材を入れますが、トン汁やけんちん汁などになるとたくさんの肉や野菜を入れるため、お味噌汁だけでたくさんの食材を摂取でき、栄養も摂取できます。

お味噌の正体

大豆と二種類の味噌

jazz3311/shutterstock.com

ではお味噌汁に欠かすことのできない「お味噌」について見てみましょう。そもそも味噌とは何でしょうか?

お味噌とは大豆を発酵させた「発酵食品」です。大豆を蒸したものに塩とこうじを混ぜて発酵させたものが味噌になります。

大豆は畑の肉ともいわれるほどたんぱく質が豊富に含まれている栄養価の高い食品です。この大豆を熟成させて味噌にする工程の中で、酵素の働きにより成分が分解されてアミノ酸やビタミン類の量が増えていきます。ですから大豆をそのまま食べるよりもお味噌の形で摂取した方が、アミノ酸やビタミン類を豊富に摂取できるのです。

お味噌の種類

お味噌は大きく分けて4種類に分けられます。「米味噌」「麦味噌」「豆味噌」「調合味噌」です。現在日本で最も多いのは「米味噌」です。

種類によって栄養価は異なりますが、主に炭水化物、たんぱく質、イソフラボン、酵素、食物繊維など多くの身体によい栄養素が含まれています。

味噌の栄養成分

お味噌の原材料である大豆には体に良い成分がたっぷり含まれています。たんぱく質、脂質、ビタミンやミネラルです。

ところがこの大豆が味噌になることでさらに栄養価が高くなり消化吸収されやすい成分へとなるのです。

ではお味噌の主な栄養素を見てみましょう。

・たんぱく質 たんぱく質は三大栄養素のひとつで、生命維持にかかすことのできない大切な栄養素といっても良いでしょう。健康な体つくりには欠かせません。筋肉や皮膚や被毛を作るのに欠かせませんし、体内で酵素などに変換されたりエネルギー源にもなります。まさに生命維持にかかせない栄養素です。

・食物繊維 食物繊維は腸内環境を整えるのに欠かせない成分です。

適度な食物繊維の摂取によって便通が良くなります。そして腸内にある善玉菌を増やし悪玉菌を減らしてくれます。こうして腸内環境を整えてくれるのですが、腸内環境が整うことで免疫力も高めることができます。というのも腸内には免疫機能の70%が集まっているといわれています。そのため腸内環境が整うことで免疫力も高くなるといえるのです。

・葉酸 葉酸とはビタミンB群の1つです。私たちが普段目にする緑色の葉っぱに多く含まれているので、葉酸といわれています。

葉酸の働きは何でしょうか?

葉酸はたんぱく質や細胞を作る時に欠かせない成分です。またビタミンB12と共に血液を作る働きもしてくれます。

・ナトリウム ナトリウムは体内の水分バランスを整えてくれます。栄養素の吸収や血圧の調整にも欠かせません。

さらに胆汁や腸液などといった体液の原料ともなるため、生命維持にかかせない成分のひとつといえるでしょう。

・カリウム カリウムもナトリウムとともに体内の水分調整を行ってくれます。さらにナトリウムを摂取しすぎた場合には、体内の多すぎるナトリウムの排出を促してくれます。

他にも心臓や筋肉の働きの調整もしてくれます。

・鉄分 鉄分はヘモグロビンの中に含まれ、全身に酸素を運ぶ助けをします。健康維持にかかせません。鉄分が不足してしまうと貧血になって、酸素を全身に運べなくなるからです。新鮮な酸素を全身に送れなくなると、細胞が活発になれないため疲れやすくなったり、体調の不良を訴えるようになるでしょう。

・イソフラボン イソフラボンは大豆に多く含まれている成分です。アンチエイジングや美肌効果といった面でも注目されている成分の一つですね。イソフラボンを使用した化粧品などもたくさん出ています。

そんなイソフラボンには酸化を防止する効果があるといわれています。老化や病気は細胞の酸化が原因といわれているため、酸化防止効果のあるイソフラボンは注目の栄養素といえます。

・ビタミンE 味噌にはビタミンEが多く含まれています。

ビタミンEも抗酸化作用があることで有名です。ですから老化防止、アンチエイジングが期待できます。

さらに血管の健康を保って血液をスムーズに循環させる働きもあるといわれています。そのため動脈硬化などの病気を予防することも期待できるでしょう。

・リノール酸 リノール酸は血中コレステロールの上昇を抑える働きをしてくれます。そのためリノール酸の摂取によって動脈硬化や心疾患予防を期待できます。

・コリン、サポニン コリンは肝機能を高める働きがあります。また肝臓に脂肪が蓄積されるのを防ぐ働きもあるため肝脂肪を予防できるでしょう。肝機能が高まることで太りにくい体質になります。

サポニンは腸の働きを整えて、脂肪の吸収を抑えたり、脂肪の燃焼を助けます。

ですからコリンやサポニンはダイエット効果が期待できるのです。

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