猫にさくらんぼを与えても良い?与え方や量に注意が必要な理由とは?

猫にさくらんぼを与えても良い?与え方や量に注意が必要な理由とは?

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さくらんぼは、別名「赤い宝石ルビー」との異名を持つほど希少価値の高いフルーツで、贈答用として用いられることも多いフルーツでもあります。みずみずしくジューシーな甘さが大好きという方も多いかと思いますが、猫に食べさせても良いフルーツでしょうか?与える際の注意点やさくらんぼの効果について解説します!

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さくらんぼを食べる猫っているの?

猫とサクランボ

Astafjeva/shutterstock.com

さくらんぼは一般に「初夏の味覚」と言われており、6月中旬から7月中旬という、一年のうちでも限られたシーズンにだけ市場に出回るフルーツです。

贈答用として用いられることもあるほど希少価値の高いフルーツでもあり、別名「赤い宝石ルビー」の異名を持つほどです。

全国でも限られた地域でしか生産されていないことや、一年のうちでも一瞬のシーズンで終わってしまうので、ご家庭でもたくさん食べているという方の方が少ないとは思います。

それでも、口の中にほおばった時のみずみずしくてジューシーな甘さはほんとうに格別で、何とも言えないおいしさですよね。

さくらんぼはたくさんの人から愛されているフルーツの一つだと思いますが、猫の中にもさくらんぼを食べる子っているのでしょうか。

「え?さくらんぼを好んで食べる猫なんているの?」

と、私も思っていたのですが、意外とさくらんぼも含めフルーツに興味を持ったり、食べたりするのが好きな猫ちゃんもいるみたいなんですね。

さくらんぼを食べている猫ちゃんの動画がアップされていないか調べてみましたが、現時点ではさくらんぼに関してはありませんでした。

でも猫がさくらんぼに興味や関心を示している動画はあって、その姿がなんとも可愛らしかったのでご紹介しますね☆

〇https://www.youtube.com/watch?v=xLeyJzTdTQc

「さくらんぼを食べる猫と犬」というタイトルだったので、猫ちゃんもさくらんぼを食べたのか!と思いきや、おいしそうにむしゃむしゃと食べまくっていたのはチワワのチーズでしたね(笑)

猫のおはぎちゃんもペロペロ舐めたり、ちょっと口にしたりしていたようにも感じますが、それほど大好き!という感じではなかったですね~

どちらかというと、丸いボールのような形をしているさくらんぼを猫パンチして遊ぶのを楽しんでいる感じがしました。でもとってもかわいらしいです♪

〇https://www.nicovideo.jp/watch/sm31455014

あずきちゃん?あずきくん?かな、この猫ちゃんはクンクン匂いは嗅いでいましたが、まったく関心を持っていませんでしたね(笑)

「あずきへのお土産にさくらんぼをいただきました」とありましたが…ニャンともぜいたくなお土産です(;^ω^)

〇https://www.youtube.com/watch?v=xLeyJzTdTQc

おさむくんはフルーツが大好きなんでしょうかね~。あんなに山盛りのさくらんぼ…私も食べてみたい…。

さくらんぼを一個ずつ床に落として、手で転がして遊んでいる姿がとってもかわいらしいです。食べたいというよりも、遊ぶ対象になっているという感じでしたね☆

我が家でも猫を2匹飼っているのですが、飼い主がさくらんぼを食べていてもなんの興味や関心も示さないので、さくらんぼを喜んで食べたがる猫ちゃんなんているのかな~と不思議に感じました。

猫にさくらんぼを食べさせても大丈夫なの?

さくらんぼを食べる猫

miss.lemon/shutterstock.com

さくらんぼを食べる猫もいるようですが、そもそも猫にさくらんぼを食べさせても問題ないのでしょうか?

ヤフー知恵袋を見ると、こんな投稿が載っていました。

「我が家の猫がさくらんぼを食べてしまいました!種は食べていないのですが、大丈夫でしょうか」

この表現からすると、飼い主が進んで食べさせたわけではなく、置いていたさくらんぼをうっかり口にしてしまったということなんでしょうね。確かにこんな時、さくらんぼを食べても体に害はないんだろうかと心配になってしまいます。

なぜかというと、人間にとっては栄養価が高くて体に良い食べ物であっても、猫には良くないので食べさせてはいけないっていう食べ物がたくさんあるからです。

フルーツの中にもぶどうのように、食べると中毒症状を引き起こすのでぜったいに食べさせてはいけないというフルーツもあります。

ではさくらんぼに関してはどうなんでしょうか。知恵袋の回答欄には、こんなコメントが寄せられていました。

「大丈夫です、心配ないです」

「種&葉には猫にとって有害な成分(青酸配糖体)が含まれている。呼吸困難・けいれんなどを引き起こし、死に至る場合もある。お宅の場合は実だけなので大丈夫」

このコメントからすると、さくらんぼの実は食べさせても大丈夫だけれど、種や葉っぱの部分は危ないということになりますが、実際のところはどうなんでしょうか。

結論から言いますと、猫がさくらんぼを食べても大丈夫です。さくらんぼにはたくさんの栄養素が含まれているため、猫がさくらんぼを食べることでさまざまなメリットさえあります。

しかしコメントにもあったように、食べられる部分は実に限られており、種や葉の部分、あるいは茎に関しては有毒性があるため、必ず取り除いて与える必要があります。その点については、後ほど詳しく取り上げていきたいと思います。

ではまず最初に、さくらんぼにはどんな栄養素が含まれているのかを取りあげてみることにしましょう。

さらに、猫にさくらんぼを食べさせることのメリットやデメリットついてもご紹介していきます。また、食べさせる時に飼い主としてどんなことに気を付けると良いのかについても取り上げていきます。

さくらんぼに含まれる栄養素を調べてみました

さくらんぼ

M. Unal Ozmen/shutterstock.com

ではまず初めに、さくらんぼに含まれている栄養素や効能について調べていきましょう。

さくらんぼにはたくさんの栄養素がバランスよく含まれていると言われています。たとえば「ぶどう糖」「ビタミンA、C、B1、B2」「リン」「カルシウム」「カリウム」「鉄分」「カロチン」などが含まれています。

水分量に関していうと、夏に食される他のフルーツ、たとえばすいかやメロン、パイナップルほどではないにしても、さくらんぼ100gあたりおよそ83,1gの水分量ということですから、暑い夏の水分補給にも役立つフルーツであると言えます。

では、さくらんぼに含まれているさまざまな成分によってどんな効果や効能を期待できるのか、いくつか取り上げてみましょう。

■利尿作用に効果がある

「カリウム」と呼ばれる成分は、人間の体内にあるナトリウム(塩分)の吸収を抑えて、体外に排出を促す働きがあります。それにより血圧の上昇を抑えたり、筋肉の収縮をスムーズにしたりするわけです。

カリウムには利尿作用があるので、腎臓の働きをサポートし水分代謝を促すことで、おしっこと一緒に老廃物も排出します。

それによって体のむくみを改善したり、膀胱炎や慢性腎臓炎といった炎症から守ってくれたりする働きをするのです。いわゆる「デトックス効果」と呼ばれるものです。

特に夏はむくみやすいので、カリウムを多く含む食材を摂取することは体に良いですし、とても大切です。

夏の食べ物の中でカリウムが多く含まれるものではキュウリやスイカ、メロンなどが有名ですが、さくらんぼにも豊富に含まれています。

■夏バテ予防や疲労回復に効果がある

さくらんぼには他にもカルシウムやリンなどの「ミネラル成分」も豊富に含まれています。また他にも、「ビタミンB1」や「ビタミンB2」であるとか、エネルギーチャージにつながる「果糖」「ブドウ糖」といった栄養素もバランスよく含まれています。

これらの栄養素はすべて、スポーツドリンクに含まれているのと同じ成分です。ですから、夏バテ予防や疲労回復に効果があるということが分かります。

他にもこれらの栄養素は、食欲や血行を促したり、美肌効果をもたらしたり、冷え性改善に効果があると言われています。

■抗酸化作用がある

さくらんぼに含まれる「カロチン」という栄養素には、「抗酸化作用」があります。

「抗酸化作用」というのは、体の中で生じる老化や病気の原因となる活性酸素を抑えたり、がんや動脈硬化といった病気の予防をしてくれたりする働きをしてくれる作用のことです。

この「カロチン」はビタミンAとしても働く物質なので、皮膚や粘膜を保護してウィルスの侵入を防いだり、免疫力をアップしてくれたり、新陳代謝を促進してくれたりする働きを持っています。

■便秘の改善に役立つ効果を期待できる

さくらんぼには食物繊維も豊富に含まれています。ですから、さくらんぼを食べると腸内のぜん動運動が促されて、便が排出されやすくなります。

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