猫にぎんなんはNG!その理由と誤って食べてしまった時の対処法を解説していきます!

猫にぎんなんはNG!その理由と誤って食べてしまった時の対処法を解説していきます!

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独特のにおいと苦味が特徴のぎんなんですが、猫にぎんなんを与えても大丈夫なのでしょうか?ぎんなんを食べると、どんな症状が猫にあらわれるのでしょうか?今回は、猫とぎんなんの関係について解説します。さらに、ぎんなんを誤って食べてしまった時の対処法も紹介します。

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ぎんなんと猫の相性

皮つきの銀杏

sevenke/shutterstock.com

「ぎんなん中毒」という言葉をご存知でしょうか。ぎんなんには、動物の体内で悪い働きをする成分が含まれていて、大量に食べてしまうと中毒症状を引き起こすとされています。

そんなぎんなんですが、動物に食べさせても大丈夫なのだろうかと多くの飼い主が心配しているようです。例えば、次のような質問がネット上に投稿されています。

「犬にぎんなんを食べさせても大丈夫でしょうか?加熱後皮をむき冷ますためにテーブルの上に置いていたら盗み食いされてしまいました。」

では、ネコちゃんにぎんなんを食べさせても大丈夫なのでしょうか。ぎんなんを食べると、どんな症状がネコちゃんにあらわれるのでしょうか。今回の記事では、そのようなネコちゃんとぎんなんの関係について解説します。

さらに、ぎんなんによる中毒症状からネコちゃんを守るために、飼い主としてどのように対応できるか、うっかりぎんなんを食べてしまった時にどのように対処すべきか、などについてもご紹介します。

ではまずぎんなんの基本情報から見ていきましょう。

ぎんなんとは

ぎんなんとは、簡単に言うとイチョウの種子のことを言います。イチョウは10月の中旬から下旬にかけて果実を実らせます。ぎんなんの柔らかい外種皮には、独特の異臭があります。

ぎんなんの外種皮には、「ビロボール」や「ギンゴール酸」を含んでいて、手で直接触ってしまうと、手がかぶれることもあります。

ぎんなんには、独特の風味と鮮やかな色があるので、鍋物や茶碗蒸しの添え物として使用されることが多いようです。また、お酒のつまみとして鬼皮を付けたまま焼いて食べることもあります。

ぎんなんにはまた薬用としての使い方もあり、咳止めや下痢止め、利尿や通経のために食べる人もいます。

銀杏の問題成分

ぎんなん(銀杏)には、「メチルビリドキシン」という物質が含まれています。この「メトキシピリドキシン」は、「ビタミンB6」と構造がにている毒素であり、体内に摂取すると、「ビタミンB6」の作用を妨げる働きがあります。

「ビタミンB6」の働きが妨げるられると、興奮を抑える働きのある神経伝達物質の合成が阻害されます。そのため、神経伝達物質の抑制バランスが乱れます。

結果として、食べ過ぎるとけいれんを起こすなど、中毒症状を引き起こす可能性があります。特に体の小さい幼児は毒物に影響を受けやすいので注意が必要です。

人間の場合、ぎんなん中毒を発症したケースのうち、およそ70%が子供だそうです。中には、たった12個のぎんなんを食べて死亡した子供の例があります。

ぎんなんの栄養素

ぎんなんには様々な栄養素が含まれていますが、代表的なものを見てみましょう。

・カリウム ぎんなんには、「カリウム」が多く含まれています。カリウムには、血液中のナトリウムバランスを整える効果があり、高血圧や動脈硬化などを予防することができます。

また、ナトリウムには水分を吸収する効果もあります。それで、ぎんなんを食べることによって、むくみを改善することも期待できます。

・ビタミン類 さらに、ぎんなんには、ビタミンB群やビタミンE,ビタミンCなど、数々のビタミンが含まれています。

ビタミンB群には、疲労回復効果があるとされています。炭水化物や脂質が多く、体内においてエネルギーを作り出すことができます。

ビタミンEには、血液の流れを良くし、血行を促進する効果があると言われています。それで、漢方の世界では、スタミナをつけるためにビタミンEを配合します。また、血行の改善に伴って冷え性の改善にも役立ちます。

ビタミンCには、メラニンの生成を抑えてお肌の健康を守る働きがあります。健康的な髪や爪を守る点でも、大きな役割があります。

ネコちゃんにぎんなんを食べさせるのはNG!

エサを食べる猫

Aaron Amat/shutterstock.com

ネコちゃんにぎんなんは絶対に食べさせてはいけません。ぎんなんには、中毒症状を引き起こす「メチルビリドキシン」が含まれています。この「メチルビリドキシン」は、ネコちゃんにとっても危険な成分です。

人間でも、大量にぎんなんを食べ続けると中毒症状を引き起こすと言われています。ただ、人間の場合には、成人した大人であれば40個から50個程度のぎんなんを食べなければ、中毒症状はあらわれないとされています。

しかし犬や猫の体は小さく、体重も軽いので、ネコちゃんが「ぎんなん中毒」を発症する摂取量は、人間と比べるとはるかに少ないようです。ですから少量でも大きなリスクがあります。

ネコちゃんがぎんなんを食べてしまうとどんな症状があらわれるのか

では、ネコちゃんがぎんなんを食べてしまうと、どんな症状があらわれるのでしょうか。ぎんなん中毒の代表的な症状についてまとめました。

まず、ぎんなんを食べてしまうと、消化不良によって嘔吐や下痢を引き起こすようになります。また、「けいれん」や「めまい」、「ふらつき」など、挙動がおかしくなることがあります。

呼吸困難のような状態になり、「ハアハア」と呼吸が荒くなることも多いようです。さらに、発熱や脱力感があらわれることもあります。

症状がさらに悪化すると、意識混濁をおこしたり、下肢にマヒがおきたりもします。最悪の場合、死亡することもあるようです。

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