猫の瞳の色はなぜ違うの?グリーンアイをもつ猫種と毛柄との関係とは?

猫の瞳の色はなぜ違うの?グリーンアイをもつ猫種と毛柄との関係とは?

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猫の瞳の色は7種類ほどあると言われています。どの瞳の色もとても魅力的で、それぞれに個性が感じられます。 そんな中でも今回は、宝石にも引けを取らない程の美しいグリーンアイをもつ猫について調べてみましょう。どうしてグリーンの瞳になるのか、その不思議とグリーンアイを持つ猫種などをご紹介していきます。

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グリーンアイと毛柄の関係

グリーンアイの猫

Maridav/shutterstock.com

瞳の色と毛柄は関連があるといわれています。では、グリーンアイの瞳を持つ猫の毛色ってどんな色をしているのでしょうか?グリーンの瞳になることが多いとされる猫は、毛先だけに色がついている「ティップド」と呼ばれる毛柄をしています。

他にもホワイトの毛を持つ猫は瞳の色がブルーになることが多く、顔の中心やしっぽだけ、または耳の先や足先といった一部分だけに濃い毛色を持つ、「ポインテッド」と言われる毛柄の猫も青い瞳になることが多いそうです。

グリーンアイを持つ猫の種類

コラット

Gino Santa Maria/shutterstock.com

グリーンアイを持つ猫は洋猫に多いということでした。日本猫でこの色の瞳を持つ猫はほとんど見られません。では、グリーンアイを持つ猫種にはどんなものがあるのでしょうか?その種類やルーツ、性格なども調べてみましょう♪

ロシアンブルー

グリーンアイを持つ猫種はいろいろといますが、その中でも有名なのはロシアンブルーでしょう。ロシアンブルーはシルバーブルーと呼ばれる毛色を持ち、瞳の色はグリーンだけが認められている猫種です。その品のある雰囲気や穏やかな性格は日本人からもとても愛されています。エメラルドグリーンの大きな瞳が大きな特徴の猫なんです。

ロシアンブルーは、名前にある通りロシアが原産国となっています。ロシア土着の猫が祖先と言われていますが、19世紀の世界大戦の影響でその数は激減してしまっていました、しかし、戦後にロシアンブルーを復活させるために繁殖家がブリティッシュショートヘアやシャムなどと交配を行いました。

ロシアンブルーは小さなくさび型の頭をしています。小さな顔に大きなエメラルドグリーンの瞳、そして微笑んでいるようにも見える口元はとても気品を感じさせます。その少し微笑んでいるような顔立ちは「ロシアン・スマイル」なんて言われていますよ。ダブルコートの短毛種で、滑らかな手触りです。

ロシアンブルーが愛される理由の一つとして、まるで犬のように忠実な性格があります。とはいえプライドも高く、信頼している飼い主さんを独占しようとするところもあるようです。一緒に暮らす家族の中でもとくに大好きな人を選びます。

さらに、とても静かなことでも有名です。あまりにも鳴かないので「ボイスレス・キャット」なんて言われることもあるくらいです。

コラット

コラットはタイが原産国の猫種で、タイ語で「幸運と名声をもたらす猫」と言われています。コラットは純血種としてその姿が古来から現在に至るまでほとんど変わりがないという珍しい存在です。とても貴重な猫としてタイではコラットを結婚祝いのプレゼントに送ったり、縁起の良い存在として大切にされたりしてきました。

コラットの毛色はブルーのみで、瞳はグリーンやイエロー、ヘーゼルやゴールドといった色になります。その中でもグリーンの瞳はとりわけ美しく、ペリドットグリーンと言われます。

宝石でもペリドットというのがありますが、コラットの瞳は大きく輝きのあるグリーンです。落ち着いた性格で賢く、少しプライドの高い性格をしています。家族の中でもお気に入りの人を選ぶ猫種です。

カオマニー

カオマニーは「白い宝石」という意味の名前を持つ猫種です。タイが原産で、とても神秘的な猫として長い期間他の国には知られることのない猫でした。全身が白い被毛に覆われていて、タイの王宮で飼育されていました。

そんなカオマニーの瞳の色には、ブルーやグリーン、またはオッドアイなどがあります。グリーンの瞳はイエローまたはカッパーグリーンの間の色味になります。

好奇心が旺盛で、とても遊ぶのが好きな性格をしているようです。人懐っこくて、他の同居犬やほかの動物とも仲良くできます。子どもたちとも仲良くできるそうですよ。

マンチカン

脚の短さがかわいいマンチカン。イギリスが原産です。1983年にブラックベリーという名前の、突然変異により短足になったメス猫から生まれた子猫がルーツとなっています。この短足の子猫のうちの一匹の雄が、繁殖家のもとで育種されるようになったそうです。

マンチカンの姿は愛くるしい反面、遺伝子疾患などを懸念する人たちの間で論争を巻き起こすこともあります。それで、アメリカやイギリス、またフランスではマンチカンは猫種としては公認されていないんです。また、マンチカンの中でも短足の個体は生まれてくる全体の約20%でしかなく、その他は普通の猫と同じくらいの長さの脚を持っています。

そんなマンチカンは、瞳の色もいろいろとタイプがあります。アンバーが多く、グリーンやヘーゼルの瞳の個体もいます。さらにオッドアイのマンチカンも生まれています。とても好奇心が強く、遊ぶのが大好きで、家族や同居ペットなどと仲良くすることができます。

まとめ

グリーンアイの黒猫

Africa Studio/shutterstock.com

猫のグリーンアイはすっごく珍しいというほどでもありませんが、多くはない色だといえます。グリーンの瞳を持つ猫はメラニン色素が少ないという特徴があります。

グリーンと一口に言っても、エメラルドグリーンやイエローグリーン、またペリドットグリーンなどと、少しずつ違いがあります。いずれにしても、グリーン系の瞳の猫の目は引き込まれるほどの美しさと、まるで宝石のような輝きが非常に魅力的です。

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