猫の瞳の色はなぜ違うの?グリーンアイをもつ猫種と毛柄との関係とは?

猫の瞳の色はなぜ違うの?グリーンアイをもつ猫種と毛柄との関係とは?

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猫の瞳の色は7種類ほどあると言われています。どの瞳の色もとても魅力的で、それぞれに個性が感じられます。 そんな中でも今回は、宝石にも引けを取らない程の美しいグリーンアイをもつ猫について調べてみましょう。どうしてグリーンの瞳になるのか、その不思議とグリーンアイを持つ猫種などをご紹介していきます。

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猫の瞳の色は7種類

グリーンアイの猫

Melinda Nagy/shutterstock.com

猫の瞳はキラキラと光り、宝石のように引き込まれるような感覚を持たせる美しさですよね。とくにグリーンアイ、つまり緑色の瞳に惹かれるという方も多いことでしょう。グリーンアイは一般的な猫の瞳の色ですが、猫の瞳の色はじつは7種類ほどあるんです。

7種類の中でもまず一般的なものが5種類あります。それはグリーン、ヘーゼル、アンバー、カッパー、ブルーです。そして、それに加えて例外とされる色があります。それがレッドとオッドアイの2種類なんです。

どの瞳の色もとても魅力的で、それぞれに個性が感じられます。しかも同じグリーンとはいっても色の濃淡も違いますし、同じ瞳も別の角度から見ると別の色に見えるなど、とにかく猫の瞳というのは魅力と不思議がいっぱいなのです。

そんな中でも今回は、宝石にも引けを取らない程の美しいグリーンアイについて調べてみましょう。どうしてグリーンの瞳になるのか、その不思議とグリーンアイを持つ猫種などをご紹介していきます。

猫の瞳の色はどうして違うの?

いろいろな猫種

Eric Isselee/shutterstock.com

猫の瞳の色はいろいろと違っています。みなさんの飼いネコ、あるいはお気に入りの子の瞳は何色ですか?先ほども猫の瞳の色は7種類ほどに分けられるとご紹介しました。しかし、細かく分類すると10種類ほどにもなると言われています。この瞳のカラーバリエーションの豊富さは、猫の大きな魅力の一つともいえますね。

どのカラーも美しく魅力的ですけど、とくにグリーンアイの瞳は人気です。でも、猫の瞳ってどうしてこんなにいろいろな色があり、猫によって違いが出てくるのでしょうか?

メラニン色素の違いが関係していた!

猫の瞳の色を決めるのは、瞳の周りにある「虹彩」という薄い膜です。虹彩は角膜と水晶体の間にあります。瞳の周りにある円盤状の膜です。この組織は網膜に入ってくる光の量を調節するために瞳孔の大きさを調節しています。人間の目であれば、黒目(ブルーやグレーなど)の部分のことです。

じつは、この虹彩の色こそが猫の瞳の色なのです。つまり、虹彩の色が何色かということで猫の瞳の色に違いがでるわけです。では、虹彩の色というのは何で違ってくるのでしょうか?

それはメラニン色素です。虹彩に含まれるメラニン色素の量が多いのか少ないのかで色に違いが生まれます。メラニン色素が少ない順から並べるとこのような順番になります。

・ブルー ・グリーン ・ヘーゼル ・アンバー ・カッパー

一番メラニン色素が少ないのがブルーなんですね。そしてカッパーは一番メラニン色素が多いという事になります。ブルーの瞳はメラニン色素をほとんど持たない猫種に見られる瞳の色なのです。さらにブルーの中でも、サファイヤブルーやアクアと呼ばれる色の違いがあります。

グリーンアイもブルーと同じくメラニン色素が少ない猫に見られる瞳の色です。そしてヘーゼルはグリーンと茶色のグラデーションの瞳の色で、ブルーやグリーンよりもほんの少しメラニン色素が多いということになります。

その次にメラニン色素が多いとされるのがアンバーで、単色の黄色、あるいは琥珀色の瞳となります。一般にゴールドの瞳と言われます。そして一番メラニン色素が多いとされているのがカッパーです。カッパーは茶色もしくは赤に見える瞳の色のことで、日本猫はカッパーの瞳を持つ猫が多いとされています。

ちなみに、赤い瞳つまりレッドアイをもつ猫もいますよね。レッドはメラニン色素を作れないアルビノと言われる猫に見られる瞳の色です。ウサギの中にも赤い目をしている子がいますが、レッドアイの猫も赤目のウサギと同じメカニズムで、瞳が赤くなると言われているんです。

グリーンアイの猫はメラニン色素が少ない!

猫の瞳の色というのは虹彩のメラニン色素の量で決まるということでしたが、グリーンアイの猫の瞳はメラニン色素が少ないということになります。つまり、グリーンアイは瞳に緑色の色素があるわけではなく、虹彩に含まれているごく少ないメラニン色素によってそう見えているということなんです。

この現象は「レイリー散乱」と呼ばれています。このレイリー散乱というのは、光の波長よりも小さな粒子による光の散乱によって起こる現象で、波長の長いオレンジや赤は吸収され、波長の短い青や緑が優先的に散乱されるものです。

この現象は、わたしたちが毎日見ている空の色でも起きています。日中、空が青く見えるのはこのレイリー散乱が起きているからなのです。

同じ現象がグリーンアイを持つ猫の瞳にも起きているという事です。そしてブルーアイも同じように、虹彩の中にブルーの色素があるわけではなく、レイリー散乱によってそう見えているということなのです。自然の色の美しさはこのようないろいろな現象によって私たちの目に”色”として映っているんですね。

もともとの生息地で瞳の色が違う!?

日本ではカッパーと言われる茶色、銅色、または赤みがかった色の瞳を持つ猫が多いといわれています。それでグリーンアイの瞳を見ると、その珍しさや美しさにびっくりすることもあります。じつはグリーンアイは洋猫に多いようです。

ではどうして日本猫はカッパーが多く、洋猫はグリーンアイが多いのでしょうか?それは、もともとの生息地の環境が関係しているとも言われています。寒い地域の日照時間が少ない地域では、光を効率よく取り入れるためにメラニン色素が少なくなるそうです。逆に比較的暖かく温暖な地域では、日の光から瞳を守るためにメラニン色素が多くなるのです。

それで、太陽があまり出ないような地域や、ヨーロッパの寒い地域の猫種にはグリーンアイの瞳が多くみられるそうです。そして太陽の光が割と入りやすい地域、つまり日本などで生息していた猫にはカッパーが多いというわけです。

メラニンというのは紫外線から瞳を守ってくれる働きがあるので、日照時間が長く、日照量が多い日本がルーツの猫は濃い瞳の色をしているのです。とはいえ洋猫と日本猫のミックスなどでは、グリーンやヘーゼルの瞳を持つ猫も生まれています。瞳の色でその猫のルーツがわかるってなんだか面白いですね!

子猫のときはみんな青い!

子猫

Smit/shutterstock.com

猫は遺伝として瞳の色、つまり虹彩のメラニン色素の多い少ないが決まっています。しかし、じつは子猫の時にはほとんどの猫が美しいブルーの瞳をもっています。子猫の持つブルーは「キトンブルー」と呼ばれています。少し灰色がかっている青い瞳のことです。

キトンブルーはメラニン色素の不足によって生じるものです。子猫の目は生後1週間くらいすると開いてきます。でも、この時にはまだ目は見えていないといわれています。この時の瞳の色がキトンブルーなんです。

その後生後2週間ごろから目が見えるようになって、生後2か月ごろから遺伝によって持っている目の色へと変化し始めます。これはそのころからメラニン色素が増えてくるからです。そして、生後8か月くらいからその個体の持つ瞳の色が定着してきます。

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