猫が仰向けで寝るのは飼い主への信頼の証?!猫が仰向けで寝る心理について徹底解説!

猫が仰向けで寝るのは飼い主への信頼の証?!猫が仰向けで寝る心理について徹底解説!

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猫は一日のほとんどを寝て過ごす動物です。丸まって寝ていたり、仰向けだったりと寝方も様々ですが、気持ちよさそうに寝ている姿はとっても癒されますよね。いろいろな体勢で寝る猫ですが、猫が仰向けで寝るのには何か理由があるのでしょうか?今回は、仰向けで寝る猫の心理を紹介したいと思います。

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猫が仰向けになって寝ている時に気を付けるべきこととは?

外でお腹を見せて眠る猫

Dora Zett/shutterstock.com

では、猫が仰向けになって寝ている時、どんな点に気を付ければよいのでしょうか?

仰向けになって寝ている時はそっとしておくこと

猫が仰向けになって寝ている時は、安心してリラックスしています。その場所には天敵がおらず、危害を加えられない安全な場所であると認識しているのです。ですから、猫が仰向けになって寝ているときは、そのままそっとしておきましょう。

安全な場所であると認識しているときに、抱っこしたり脅かしたりすると、猫は警戒してお腹を見せて仰向けになって寝ることをしなくなってしまいます。また、抱っこさせえてもらえなくなってしまう可能性もあります。

ですから、仰向けになっている猫を驚かしたり、いたずらしたりすることがないようにしましょう。そうすることで、今まで築いてきた信頼関係を継続させることができるでしょう。

野良猫はやさしく見守ること

常に外敵がいる危険な場所で暮らしている野良猫が、仰向けになって寝ている姿を見ることはほとんどありません。仮にそうしているとしたら、それはわたしたち人間には気づかれない安心できるシークレットな場所でのことでしょう。

もし野良猫が仰向けになって寝ているレアな姿を見かけたら、そのまま優しく見守ってあげるようにしましょう。

仰向け状態で寝ない猫もいる?!

猫が仰向け状態で寝ている姿はとても可愛くて癒されますが、すべての猫がその仕草をするわけではありません。つまり、仰向け状態で寝ない猫もいます。

その理由には、股関節の硬さが関係しているようです。個体によっては、股関節が硬くて仰向け状態になることができない子もいるのです。また、家に迎えたばかりで緊張している子や、警戒心が強い子なども仰向け状態で寝る姿を見ることは難しいでしょう。

猫を仰向けに抱っこするのは大丈夫?

仰向けの状態で抱っこされる猫

Taya Ovod/shutterstock.com

ここまで猫自体が仰向けの姿勢になる場合について見てきました。では、猫を仰向けの状態で抱っこしても大丈夫なのでしょうか?注意点を見ていきましょう。

・猫を仰向けに抱っこする場合は慎重に! 猫を抱っこする場合、仰向けの状態で抱っこするには注意が必要です。なぜなら、人間の赤ちゃんのようにお腹を見せた仰向け状態で抱っこすることは猫にとって無防備で危険な態勢になるということです。ですから心を許している信頼できる人以外にされるとストレスになるからです。もしよほど信頼関係があるというわけでなければ、そのような抱っこの仕方はやめたほうが良いです。

・リラックスしていればOK 猫を仰向け状態で抱っこする場合、猫がリラックスしているなら抱っこすることは可能です。逆に、無理矢理抱っこすることは、猫にとってストレスや不安につながります。またそもそも抱っこされることがキライな猫も多いです。そういう子を子を仰向け状態で抱っこすることは難しいでしょう。

一方、もし抱っこが大好きな子であれば、仰向け状態に抱っこされることが気に入ると、その後も催促してくるかもしれません。

猫を仰向けに抱っこするにはどうすればいい?

では、猫を仰向け状態で抱っこするためには、どうすればいいのでしょうか?

まず信頼関係を築くことがポイントです。すでに愛猫との間に信頼関係が築かれているなら、仰向け状態で抱っこすることができるでしょう。

まずは基本の抱っこから始め、少しずつ抱っこの回数や時間を増やしていくことができるかもしれません。そして、もし愛猫が抱っこを嫌がったり、逃げたい仕草をするようなら、すぐに自由にしてあげることが大切です。

そうすることで抱っこが嫌だとすぐに自由になれる、抱っこは危険なものではない、と猫に認識させることができます。

猫は寝方で気持ちが分かる!

手で顔を隠して寝ている猫

Gumpanat/shutterstock.com

ここまでで猫が仰向け状態で寝る心理や気持ちを理解することができました。しかし、猫の寝相は仰向け状態で寝るだけでなありません。人間同様、たくさんの寝方があり、どの姿も可愛くて見ているほうは癒されます。

みなさんは、猫が見せる寝相には、それぞれ意味があることをご存じでしたか?

丸まって寝ている場合

猫が丸まって寝ているのは、ズバリ寒いからです。猫は、気温が15度以下の場合は体を丸めて体温が逃げないよう自分で温度調整をすることができます。きっと多くの飼い主さんが、冬など気温が下がる時期に愛猫が丸まって寝ている姿を見たことがあることでしょう。

横向きに寝る場合

猫が横向きになって伸びて寝ているときは、快適な温度で警戒するものがない安心できる状態のときにみせる仕草です。

横向き寝る場合でも、お腹が見えるのでリラックスしている状態でないと横向きでは寝ません。横向きで寝ているなら、仰向け状態で寝ている心理状態に近いと言えるでしょう。

手で顔を隠して寝ている場合

猫が寝ながら手で顔を隠している場合は、眩しいという心理状態です。多くの猫は明るい場所よりも暗い場所を好むようです。そのため、眠気から眩しさを手で隠しながら寝る子もいます。明るい部屋に飼い主がいて、飼い主のそばにいつもぴったりいるような猫の場合、顔を手で覆いながらなんとか寝ている時があります。「眩しいけど飼い主のそばにいたい」という気持ちから、手を使います。そう思うとすごくかわいいですよね。

座ったまま寝ている場合

猫が足を身体のしたに折りたたみ、お腹を隠して座る”香箱座り”で寝ている場合、リラックスしている状態です。なぜならその体制だと前足を折りたたんでいるので、自分の身に何かあった時にすぐに逃げることが難しいからです。

一方、前足だけを伸ばして座っている”スフィンクス座り”の場合、すぐに逃げれる体制になっているので、警戒心が強い心理状態と言えます。

飼い主や他の猫と同じポーズで寝ている場合

猫が同じポーズで寝ている場合、飼い主さんや他の同居猫のマネをしているか、もしくは偶然同じポーズになったという心理状態です。猫はほかの猫の行動をマネする傾向があるので、同じポーズで寝ることがよくあります。

猫が仰向け状態で寝るのは性格も影響している!

猫がお腹を見せて仰向け状態で寝るのは、警戒心がないことや暑いからなどの理由だけでなく、性格も関係しています。猫はそれぞれ個体によって異なる性格をしていますが、飼い猫なら大抵、仰向け状態で寝ている姿を見せてくれます。

まとめ

猫が仰向けなって寝てくれることは、飼い主さんにとってとても嬉しいことです。なぜなら、愛猫が今の生活環境にとても満足して安心しているだけでなく、飼い主さんのことが大好きで信頼している証だからです。

飼い主さんと愛猫の間に強い信頼関係が築かれていれば、仰向け状態で寝ている時にお腹を撫でても許してくれることでしょう。

しかし、基本的には、仰向け状態で寝ている時はそのまま見守り、ゆっくりさせてあげるようにしましょう。愛猫が見せる仕草ひとつひとつは、飼い主さんにとって癒されるものです。

愛猫が安心してリラックスできる安全な場所を、これからも整えてあげ、毎日のペットライフを楽しんでくださいね。

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