猫が子供みたいな声で鳴く理由とは?猫の鳴き声の不思議に迫ります!

猫が子供みたいな声で鳴く理由とは?猫の鳴き声の不思議に迫ります!

update

猫は時に人間のような鳴き声で鳴くことがあります。皆さんも猫の鳴き声を子供や赤ちゃんの泣き声と間違えたことがあるのではないでしょうか?猫の子供みたいな鳴き声の理由は何なのでしょうか?どんな時に人間の子供のような鳴き方をするのでしょうか?今回は猫の子供みたいな鳴き声の理由をご紹介していきます!

update

猫が子供のような鳴き声で鳴くのはどんな時?

にらみ合う猫

Salienko Evgenii/shutterstock.com

威嚇しているとき

猫が人間の子供のような鳴き声で鳴く理由の1つは「威嚇」です。猫たちは威嚇する時に大きな声で鳴きます。その時の声は低いものであることも多く、とても独特な鳴き声になります。子供が大きな声で叫んでいるような声になるのです。

猫は相手を威嚇する時に大きな声で鳴くものです。どうして威嚇するのでしょうか?相手を敵だと認識して、自分や自分に関係するものを守ろうとしているのです。

威嚇の相手は同じ猫であることが多いでしょう。縄張り争いをする時にも威嚇することが多いです。威嚇から喧嘩にも発展することがあります。野良猫同士が威嚇の声を上げたなら、次の瞬間ケンカが始まっているということもよくあるのではないでしょうか?

威嚇は、相手よりも自分を強く見せるために行なう行為です。大きくて挑戦的な鳴き声を上げることで、自分の方を強く見せるのです。「相手がこれ以上近づいてきたなら攻撃を加える」という意思表示でもあります。口を大きく開けて歯をむき出しにしながら鳴き続けることが多いでしょう。

猫の威嚇は、相手が猫でない場合もあります。野生であれば、他の動物が近づくことを威嚇することがあります。人間に対しても威嚇することがあるでしょう。過去に人間にひどい目にあわされた猫は威嚇することがあります。自分の身を守ろうと必死なのですね。

もちろん、威嚇行為は自分の身を守る時だけではありません。自分の家族を守るために威嚇して鳴き声を上げることもあります。

特に子供を産んだばかりの母親猫は近づく相手を威嚇します。子供を守るために敏感になっていることも多く、近づくのが飼い主であっても威嚇することがあるのです。

猫の威嚇には、独特な鳴き声以外にもどんなものが含まれるでしょうか?

猫が人間の子供のように鳴いている時の様子を観察してみてください。威嚇特有の仕草や変化を観察できるでしょう。

猫が威嚇する時には表情に変化があります。眉間にしわが寄っていて、いかにも怒っているのが分かります。目の瞳孔が広がるので、いつもよりも迫力ある顔になります。

猫は威嚇で鳴き声と共に耳の向きも変化します。耳を伏せて保護するように動くこともあれば、前方にピンと立てて自信に満ち溢れた態度を示すこともあります。

さらに鳴いている時の姿勢も独特です。背中を丸めて毛を逆立てていることが多いのではないでしょうか?自分の身体を大きくさせることが目的です。体も鳴き声も大きい相手には恐怖を感じるものです。そのようなイメージを相手に与えるための行動でしょう。

猫が相手を威嚇している時には様々な変化があります。いずれの変化だとしても、そのような変化がみられたら近づくことがないようにしましょう。巻き込まれてケガしてしまうかもしれません。

人間の子供みたいな鳴き声が聞こえてきたなら、わたしたちは静かにしておくのがよさそうですね。

夜中に鳴くとき

夜中に子供たちの叫び声のようなものを聞いたことがありますか?一瞬「何事?」とびっくりしてしまうかもしれませんね。でもよくよく聞いてみると、「実は猫たちのケンカだった」ということも多いのではないでしょうか?

夜中に猫の子供みたいな鳴き声が聞こえることが多いように感じるかもしれませんね。それもそのはずです。猫は日が沈んだ後や、明け方に活発になる生き物です。そのような時間帯になると行動範囲や行動量が増えるので、自然とケンカも発生しやすくなるのです。

発情しているとき

猫が人間の子供や赤ちゃんのような鳴き声をあげる理由として、その猫が「発情しているとき」が挙げられます。

猫には繁殖期があり、その時期に入ると発情するようになります。発情したメスはオスを探すためにアピールするようになります。そのアピールが子供の泣き声に聞こえるのです。

猫は季節によって発情期を迎える動物です。発情期を迎えるのはメスだけです。

メスの猫は生後4か月もすれば最初の発情期を迎えることになります。その後、猫は年に2回ほど発情期を迎えます。特に2~4月、6~8月が発情期となることが多く、この時期になると発情行動がみられるようになります。

メス猫は発情期になると、大きな鳴き声で鳴くようになります。それは普段聞いたことがないほどの大きな声です。これが人間の子供や赤ちゃんの泣き声に似ていると言われています。

メス猫の鳴き声はアピールのための鳴き声です。オスを探すための大きな声なのですね。オス猫はメス猫の大きな鳴き声を聞いて、交尾するためにやってくるのでしょう。

発情期に表れるその他の変化

背中を地面にこすりつける猫

Yuliya L/shutterstock.com

発情期の行動として他にはどんなものがあるのでしょうか?

おしりを高く持ち上げるような姿勢をとったり、背中を床に付けて身体を揺さぶったりします。しつけが出来ている猫でもトイレ以外の場所でおしっこをするようにもなります。

発情期を初めて見る飼い主さんは、今までにない猫の行動に少し困惑するかもしれませんね。こうした行動や大きな鳴き声が重なったなら、発情期が来ただけですから不必要に心配する必要はありません。

ただ、発情期が来たということは猫が子供を作ってしまう可能性があることを把握しておきましょう。猫は子供をたくさん産みます。その子猫たちもしっかりと育てることが出来ないのであれば、早急に避妊させなければいけません。

避妊手術で鳴き声は無くなるの?

発情期に猫が大きな声で鳴くのであれば、発情期を迎えなくなると鳴かなくなるということですよね。避妊手術をしたメス猫は人間の子供のような鳴き声をあげることはなくなるのでしょうか?

確かになくなります。避妊手術をしたメス猫は発情すること自体が無くなります。ですから、避妊手術を受けた猫が大きな声で鳴いて近所に迷惑をかけることは無いでしょう。

飼い猫よりも野良猫たちが人間の子供のような鳴き声をあげることが多い理由もここにあります。野良猫たちは避妊手術を受けていないので、周期ごとに発情期を迎えます。

その時期になるとオスにアピールするために大きな声で鳴くのです。2~4月、6~8月になると、外で発情の鳴き声を聞くことが増えるはずです。

まとめ

鳴き声を上げる猫

Marko Radenkovic/shutterstock.com

猫が人間の子供や赤ちゃんみたいな鳴き声で鳴くのはどうしてでしょうか?理由としては2つ挙げられます。威嚇と発情です。

猫は相手を威嚇する時に大きくて独特な鳴き声を上げます。自分の身を守るため、また自分の子供を守るために近づく敵を威嚇するのです。

威嚇するためには相手に自分を強く見せることが必要です。身体を大きく見せるだけでなく、低く大きな声で鳴くことで、相手に「自分の方が強い」とアピールするのです。

メス猫は発情期を定期的に迎えるものです。発情期に入るとパートナーを探すために周囲に自分の存在をアピールするようになります。

今までに聞いたことのないほど大きな声で鳴くようになります。これも子供や赤ちゃんの声に聞こえることがあります。避妊手術をすればそのような鳴き方はしなくなるので、飼い猫が発情の目的で鳴くことは少ないでしょう。

猫は時に面白い鳴き方をすることがあります。そうした鳴き方には理由があることが分かりましたね。鳴き声の理由を知るなら、猫の事ももっと深く知ることが出来るのです。

ご意見、ご感想ありましたらコチラ! この記事のコメントへ (0件)
桜 フォトコンテスト 全国のドッグラン一覧
編集部PICKUP
関連する記事

mofmo掲示板