
猫が脱走したらどう対処すべき!?猫の行動範囲を知って正しい対策を講じよう
猫は時折脱走してしまうことがあります。脱走されると心配になってしまいますが、大事なのは冷静に対処することです。この記事では猫の行動範囲について解説するとともに、猫が脱走した場合に飼い主が行うことのできる対処法を紹介します。

愛猫が脱走したときに行うべきこととは?

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では何かしらの理由で愛猫が脱走してしまった時、飼い主さんはどのように対処できるでしょうか?次の対処法を行いましょう。
対処法1.自宅付近を捜索すること
上記でもみたように、猫の行動範囲はそれほど広いものではありません。特に飼い猫の場合は万が一脱走したとしても、自宅の半径500メートル前後に潜んでいるケースが多いです。
家の軒下などに動かずにずっとしていることも珍しくありません。もし愛猫が外に脱走してしまったら、洗濯ネットにフードを入れて、まずは自宅付近を捜索しましょう。
猫は嗅覚がとても優れているので、洗濯ネットから漂うフードのにおいをキャッチし、フラっと姿をあらわすかもしれません。
そして、猫を見付けた場合は、すぐに洗濯ネットに入れて保護することができます。注意したいのは、愛猫を見付けると、つい嬉しさのあまり捕まえようとして追ってしまいがちですが、猫は追うとたいてい逃げます。
ですから、お気に入りのフードで操り、猫の方から近付いてくるまで待つようにしましょう。そして、捜索場所は自宅付近を中心に行うことがポイントです。猫は隠れることが上手な動物ですので、一度探した場所でも時間を変えて何度も探すようにしましょう。
また、猫が好む狭くて暗い場所も忘れずに確認するようにしましょう。愛猫を捜索するときは、おそらく多くの飼い主さんが猫の名前を呼ぶことでしょう。
名前を呼ぶ時はいつもの調子で呼ぶことが大切です。もし大声で呼ぶなど、いつもと違う様子だと警戒してしまい近くにいても出てこなくなってしまうこともあるので、呼び方にも注意しましょう。
対処法2.自宅の窓やドアを少し開けておくこと
家の防犯には充分注意する必要がありますが、自宅の窓やドアを少し開けて、そこに愛猫が大好きなフードやおやつなどを入れたお皿を置いておくことも効果的です。
脱走しても、お腹が空いたら愛猫は何かを食べに戻ってくる可能性があります。また、特別なおやつならにおいを嗅覚で区別し、戻ってくるかもしれません。
対処法3.猫が脱走したことを保健所や警察などの連絡しておくこと
猫が脱走した場合、連絡すべき場所はいくつかあります。それには保健所、動物管理事務所(動物愛護センター)、清掃事務所(クリーンセンター)、警察署、そして、動物病院です。
連絡する際には、
「○月○日(逃げた日)から、飼い猫が行方不明になっています。○○付近(住んでいる地域名)で、猫は○○(猫種や色などの特徴)をしています。保護や引き取りなどはありましたか?」
と確認してみましょう。
〇保健所 保健所には、保健所が保護した猫に加え、保護してくれている人からの保護情報が入っていることもあります。
〇動物管理事務所(動物愛護センター) 動物管理事務所には、3日おきくらいの頻度で確認をしてみることができるかもしれません。
〇清掃事務所(クリーンセンター) 清掃事務所は、交通事故に合った動物を引き取る場所です。飼い主さんにとっては考えたくない最悪なケースですが、勇気を出して確認してみましょう。
〇動物病院 動物病院にも、保護された猫が運び込まれている可能性があります。自宅近くの動物病院すべてを確認してみることができるでしょう。
対処法4.SNSなどインターネットを使って情報を共有すること
愛猫が脱走したら、SNSや迷子掲示板などインターネットを活用し、情報提供を求める投稿もしてみることも効果的です。
愛猫を見つけるために使える手段は全て使うという意気込みでたくさん投稿し、愛猫を見つける手がかり探しましょう。
対処法5.猫の迷子チラシを作成し貼ること
猫の写真や特徴、連絡先などを記載してチラシを作って、多くの人の目に触れる場所に貼ることができます。その際、チラシに「発見につながる情報を提供してくださった方には、気持ちですが謝礼を差し上げます」などの文章を一言加えるとさらに効果がアップするでしょう。
近所はもちろん、動物病院などにも貼らせて貰えるようお願いしてみましょう。
チラシのサイズはあまり大きいと場所を取るため断られる可能性もあるので、大きくても A4サイズくらいまでにしておくことがポイントです。
チラシの作成枚数は、住んでいる地域によって必要枚数は異なってきます。
脱走直後の場合は、自宅の50~100m位の範囲に配れる程度の枚数、脱走から1ヶ月以上経過している場合は、少し範囲を広げ1.5km位まで配れる程度の枚数を目安として用意することができるかもしれません。
自分でチラシを作成することもできますが、迷子ペット専門チラシ作成業者もいますので、依頼を検討してみることもひとつの方法です。
対処法6.ペット探偵に依頼する
どうしても愛猫が見つからない場合は、ペットを専門としているペット探偵に捜索を依頼することができるかもしれません。
少々高額ですが、愛猫を見つけるための最終手段として利用を検討してみることができるでしょう。
対処法7.愛猫が帰ってくるまで絶対に諦めないこと
もし飼い主さんが諦めてしまうと、見つかるべきものも見つからなくなってしまいます。ですから、「愛猫は絶対に見つかる!」という強い気持ちを持ち、探すことを絶対に諦めないようにしましょう。
まとめ
猫の行動範囲や脱走する理由、脱走した時の対処法などについてみてきましたが、いかがでしたか?
猫の行動範囲は、比較的狭いものです。愛猫が脱走してしまうと、ついつい不安でいっぱいになってしまい冷静さを失ってしまいますが、まずは落ち着いて自宅付近から探してみましょう。
そして、愛猫がなかなか戻って来なくても、決して諦めてはいけません。是非、上記でご紹介した対処法を実践されることをおすすめします。