猫の世界にもお見合いがある?!猫のお見合いのやり方や相手の探し方を紹介

猫の世界にもお見合いがある?!猫のお見合いのやり方や相手の探し方を紹介

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自分の猫ちゃんにパートナーを見つけたいと願っている飼い主は少なくないでしょう。でもどのようにして相手を見つけることができるのでしょうか。実は猫の世界にもお見合いがあるんですよ。そこで今回の記事では、猫のお見合い相手の探し方や、正しいお見合い方法などについて解説したいと思います。

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「お見合い」のやり方について

メス猫を見ているオス猫

Georgy Dzyura/shutterstock.com

理想のパートナーを見つけたら、どのように引き合わせる(お見合いさせる)のでしょうか。気になる「お見合い」の具体的な方法について、ひとつずつ解説していきます。

どこで「お見合い」させるか

どんな場所で「お見合い」させるのが良いのでしょうか。当然ですが、猫ちゃんたちが安心して過ごせる場所で行う必要があります。一般的には、オス猫の飼われている家でお見合いさせることが多いようです。

なぜ、オス猫の家が良いのでしょうか。その理由は、オス猫の方が縄張り意識が強いからです。去勢手術を行うと、縄張り意識が弱まる傾向にあります。しかし、繁殖させようとしている猫ちゃんは、当然ですが去勢手術は行なっていません。

去勢手術を行なっていないオス猫は、自分の「テリトリー(縄張り)」に対して、強い意識を持っているので、別の家など慣れない環境に置かれると、感情的になってしまうケースが多いようです。

一方で、「メス猫」の方は「オス猫」に比べると、自分の「テリトリー」にあまり固執しません。それで、オス猫のお家で「お見合い」させた方が、変な緊張関係を生じさせずに対面させることが可能です。

「お見合い」させるための準備について

「お見合い」をさせるために飼い主が行うべき準備は、メス猫側と、オス猫側で異なります。

メス猫の場合 メス猫を飼っている場合には、出産に備えて体調を整えていく必要があります。まずは、動物病院での診察を受けましょう。かかりつけの獣医に診察してもらい、出産させることを伝え、健康上の問題点がないかなどを事前に相談しておくと良いでしょう。

また、ワクチンの接種を行いましょう。特に白血病のワクチンは重要です。白血病に感染すると、流産や死産に至る可能性が高くなります。繁殖に失敗するだけでなく、母体に危険が及びかねません。必ず、白血病用のワクチンは接種させておきましょう。

相手方の猫ちゃんに映してしまわないよう、ノミやダニなどがいないかどうかもチェックを受けるようにしましょう。

オス猫の場合 一方、オス猫を飼っている場合には、メスの猫ちゃんが家に来た時に快適に過ごすことができるように、受け入れ態勢を整えてあげる必要があります。

多くの場合、猫ちゃんは使い慣れているものを使用することを好みます。それで、メス猫を連れてくる時に、ゲージやトイレ、エサ入れなどの用具を持参することが多いようです。

相手方が何を持ってきてくれるのか確認し、猫ちゃんにとって快適な位置に設置できるように用意しておきましょう。また、不足するものがあれば、購入する必要があるかもしれません。

突然一緒に生活させられる猫ちゃんたちが、適度な距離感を保つことができるようにしましょう。可能であれば、別々の部屋にゲージやトイレを設置してあげると良いかもしれません。

メス猫と同じように、相手に移すことがないよう、ノミやダニなどがいないかどうかも事前に確認しましょう。

「お見合い」させる期間について

一般的には、お見合いを行う期間は数日程度です。初日は顔合わせを行い、自然とお互いに関心を持つように見守ってあげましょう。初日から交尾を行うことはほとんどありません。

無理に飼い主が近づけようとすると、猫同士が警戒して反発されてしまうので、極力そっとしておく方が無難です。相性が良い猫同士であれば、数日すれば打ち解けて、やがて交尾を行います。

猫は交尾排卵なので、交尾させることに成功すれば、ほぼ間違いなく子猫を出産します。

「お見合い」が失敗することもあるのか?

人間の世界で「お見合い」をする時に一番心配することは、意中の相手から断られてしまうことではないでしょうか。どんなに自分が相手のことを気に入っても、相手に断られてしまうと交際に発展させることはできません。

では、猫ちゃんの「お見合い」においても、相手に拒絶されて失敗することはあるのでしょうか。残念ながら、猫ちゃんの世界でも相性の問題があるので、「お見合い」が不調に終わることもあります

例えば、先ほどご紹介したように、「オス猫」は縄張り意識が非常に強いので、新しく入ってきた動物を嫌がる傾向があります。それで、「お見合い」のために家に来た「メス猫」を敵対視して、攻撃してしまう可能性があります。

また、猫ちゃんの「お見合い」では、基本的に「メス猫」のリアクションによってパートナー選びが行われます。「メス猫」の方が好みがはっきりしていて、相性が合わない「オス猫」には心を許さないからです。

それで、「オス猫」の方は必死に求愛していても、「メス猫」の方が拒絶してしまい「お見合い」が失敗するケースが多くあります。

飼い主としては、愛猫のために一生懸命探してきたパートナーなので、成功してほしいという思いがあるでしょう。しかし、飼い主が無理に近づけようとしても、逆に反発されてしまうだけなので、相性が悪くて失敗する可能性があることも理解しておきましょう。

「お見合い」が終わったら

メス猫は慣れない環境で、数日間過ごして家に帰ってきます。それで、神経質になっていることが多いようです。しばらくはそっとしておいて、気持ちが落ち着くのを待ってあげましょう。

交尾を行って疲れているので、休息させることを優先しましょう。汚れているように感じても、シャンプーやトリミングを行うことは、猫ちゃんにとって負担になるので控えるようにしましょう。

交尾に成功した場合、メス猫は出産に向けて体調を整えて行く必要があります。無理な運動は行わせないようにしましょう。

「お見合い」させる時に注意すべきことは

子猫を出産するには、様々なお金がかかります。「お見合い」は無事終わったものの、後から金銭的なトラブルが発生することもあるようです。

例えば、子猫を出産したあとに、生まれた子猫の数に応じてお金を要求して来る人もいるようです。また、出産のときにかかった診察費用などをどのように負担するかでも、問題が生じる可能性があります。

こうした、不必要な金銭トラブルを回避するため、きちんと交渉した結果を書面にしておく必要があります。

出産した場合に、「どのような形で子猫を引き取るのか」、「出産の際にかかる診察費用はどのように負担するのか」など、具体的に話し合っておくようにしましょう。

また、お見合いが終わった後も、出産が終わるまでは相手方と緊密に連絡を取り合うようにしましょう。そうすれば、連絡不足による誤解などを避けることができます。

まとめ

いかがでしたか。人間の世界でも、猫ちゃんの世界でも、理想のパートナーを見つけるのは簡単なことではありません。飼い主が気に入った相手だったとしても、愛猫が受け入れてくれなければ、「お見合い」は成立しません。

また、相手の飼い主と事前にそれぞれの考え方などを話し合って置くことも大切です。正式に書面にしていなかったために、後で費用の分担や子猫の分配などでトラブルになるケースもあるようです。

飼い主にとっても、猫ちゃんにとっても、気持ちの良い「お見合い」ができるように、事前に相手方としっかり意見交換を行いましょう。

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