猫同士がプロレスのように取っ組み合いする理由とは?猫のケンカの理由と対策を解説!

猫同士がプロレスのように取っ組み合いする理由とは?猫のケンカの理由と対策を解説!

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家に帰ったら愛猫の毛が抜け落ちていたり怪我をしていたりすることがあります。どうやらケンカをしたようです。プロレスのように取っ組み合ったり猫パンチを見舞ったりといろいろなケンカの仕方がありますが、どうして猫はケンカしてしまうのでしょうか。猫がケンカする理由と対策をまとめました!

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猫がケンカをする理由

じゃれ合う子猫

Grigorita Ko/shutterstock.com

ケンカが好きではない猫でも、ケンカに発展してしまう理由があります。猫がケンカをするどうしても譲れない理由について見ていきましょう。

縄張り争い

野良猫のように外で生活している猫たちはそれぞれ自分の縄張りを持っています。そこへ勝手に侵入すると攻撃をされる可能性が高くなります。飼い猫の場合は外出した時に、野良猫の縄張り争いに巻き込まれてしまう可能性が高くなります。野良猫にとっては生きていくために大切な縄張りですから、必死で守らなければなりません。

室内飼育をされている猫たちの場合は、トイレを巡って縄張り争いをすることがあるようです。自分以外の臭いがするトイレは使わないので、それが原因でストレスを溜めるようになることがあるからです。

多頭飼いをしている場合は猫の数だけトイレを用意する必要があります。また、万が一のために予備のトイレを用意することがすすめられています。

発情期のメスを巡って

発情期のメスを巡ってオス同士が大ゲンカをすることがあります。もちろん去勢されていないオス同士がケンカすることになるわけですが、メスを巡ったケンカはかなり激しいものになります。外出して大怪我を追って帰ってきたということもあります。その場合は動物病院で手当てを受けなければなりません。

去勢することによって闘争心を押さえることができます。それでも、去勢していないオス同士がケンカしている様子を見て、攻撃的になる猫もいます。

小競り合いをしたり猫パンチを繰り出したりすることもありますが、大ゲンカに発展することはないようです。無駄なケンカをして怪我をするよりは去勢手術を受けさせたほうがいいと考える飼い主も多くいますよ。

相性が悪い

猫同士の相性が悪いとケンカにつながることが多くなります。特に相性が悪いのは去勢されていないオス同士です。闘争心や縄張り意識が強く、相手が近づいてきただけで威嚇するようになります。

去勢手術や避妊手術をするとケンカなどのトラブルを避けることができると言われています。また、兄弟猫は比較的仲が良く、大ゲンカをすることはないようです。

遊びがエスカレート

多頭飼いをしていると猫同士がじゃれ合って遊ぶことがあります。この遊びがエスカレートして気がついたらケンカをしているということがあります。基本的にはそのまま放っておけばケンカも収まりますが、本気モードになったら気をつけないとどちらかが怪我をしてしまうかもしれません。

子猫同士はじゃれ合って遊ぶことによっていろいろなことを学んでいます。どのくらいの強さで噛んだら痛いのか、爪を出したままのパンチは痛いなど、加減の仕方を学んだりもしています。

子猫同士がじゃれ合っている時は社会勉強だと思ってそっとしておきましょう。ケンカのように見えてもそれはケンカごっこのようなものだからです。

飼い主ができること

けがをしたら病院へ行こう

4 PM production/shutterstock.com

猫のケンカを飼い主は止めるべきなのでしょうか?また、ケンカをしないためにできることはないのでしょうか?ケンカで怪我をした場合はどうすればいいのでしょうか?飼い主ができることについてまとめますね。

飼い主はケンカの仲裁をするべきか

多頭飼いの猫同士がケンカをしている場合は基本的にそっと見守る程度で構いません。一度ケンカして優劣が付くと、再びケンカをすることはほとんどないからです。

優劣が付かないうちに飼い主が仲裁に入ると、関係がこんがらがってしまいます。また、本気のケンカではなくケンカごっこをして遊んでいることがほとんどです。じゃれ合っているのか本気で喧嘩しているのかを見極める必要があります。

とはいっても、ケガをすることが多い場合はケンカをやめさせる必要があります。ケンカを止める際には飼い主が手を出して思わぬ怪我をしないように注意しましょう。霧吹きを使って気をそらしたり、物を投げて気をそらしたりできるでしょう。部屋を分けたりパーソナルスペースを作ってあげたりするとケンカを防ぐことができますよ。

野良猫とのケンカはすぐに止めなければなりません。野良猫は感染症ウイルスを持っていることがあり、ケンカをすることによって移されてしまうかもしれないからです。感染すると死亡につながるような危険な病気にかかってしまうこともあります。

ケンカをしにくいレイアウトにする

家の中のレイアウトをケンカのしにくいものにすることができます。トイレを分けたとしても、トイレに行くために同じ場所を通らなければならないと、出会った時にケンカをはじめてしまうことがあります。いくつかのアクセス方法が取れれば、ばったり出会うことがなくなるでしょう。

弱い猫が逃げられるようなレイアウトにすることも大切です。逃げ場がないと大怪我をしてしまう可能性があるからです。例えばキャットタワーを2つ用意して、頂上同士を渡れるようにします。こうすれば頂上で行き止まりになることはありません。弱い猫は高いところを好む傾向にあるので、床を通らなくてもいいようなレイアウトにするといいでしょう。

トラブルメーカーには鈴をつける

ケンカっ早いトラブルメーカーがいる場合はその子に鈴をつけることができます。鈴の音を聞いて他の猫たちはトラブルメーカーに近づかないようにすることができます。

飼い主も鈴の音を聞きながらトラブルメーカーの動きを監視することができるでしょう。鈴が何かに引っかかって怪我をしないように気をつけるようにしましょう。

ケンカで怪我をしてしまったら

ケンカで怪我をしてしまったら、落ち着くまで待ってから怪我の程度を確認してください。傷口が見つかったら消毒、止血をします。

猫が暴れて応急処置ができない時や、出血が止まらない時は動物病院に連れて行きましょう。野良猫とケンカした場合は病気を移されている可能性があるので、すぐに動物病院に連れて行ってください。

まとめ

取っ組み合いをする猫

Chendongshan/shutterstock.com

猫のケンカについて調べることができましたがいかがでしたか?猫の多頭飼いをする飼い主が多くいますが、できればみんなで仲良く生活してほしいですね。

プロレスのように取っ組み合いをしてじゃれ合っている程度ならいいですが、本気のケンカで怪我をしないように、できる限りの対策をするようにしましょう。

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