夜型の猫に生活リズムを合わせてもらうことはできる?猫に起こされて困っている方は必見!

夜型の猫に生活リズムを合わせてもらうことはできる?猫に起こされて困っている方は必見!

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猫との生活で困るのが生活リズムです。猫は夜型だと言われているため昼間は寝ていることが多いですが、夜になると活発になります。今回は、夜型だと言われている猫が飼い主の生活リズムに合わせてくれることは可能なのかまとめました。

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猫の生活リズムについて

猫は夜行性か

Rasulov/shutterstock.com

猫との生活で困るのが生活リズムです。猫は夜型だと言われていますよね。そのため昼間は寝ていることが多いですが、夜になると活発になります。夜中に大運動会をされて生活リズムがくるってしまう、朝の早い時間に起こされて困るという飼い主さんもいるのではないでしょうか。

猫は夜型だと言われていますがそれはつまり夜行性だということでしょうか?また、猫は1日中寝ているイメージがありますが、どのくらいの睡眠時間が必要なのでしょうか?そして猫の睡眠時間が長いのはなぜなのでしょうか?

今回は、夜型だと言われている猫が飼い主の生活リズムに合わせてくれることは可能なのかについて調べてみました。これから猫を飼ってみたいと思っている方、夜に猫が活発になるので困っているという飼い主の方、ぜひ参考にしてくださいね。

そもそも猫は夜行性動物なのか

猫は夜行性動物ではなく「薄明薄暮性」です。つまり、薄明(明け方)と薄暮(夕暮れ)に活発に活動する動物です。夕暮れになると活発に動き出し、明け方まだ飼い主が寝ている間に再び活発に動き出すので、夜中に眠っているわたしたちからすると猫は夜行性なのかと思ってしまいます。しかし猫も深夜は人間と一緒に寝ていることが多いんですよ。

薄明薄暮性の理由ですが、これは猫の獲物が関係しています。例えば夕暮れになると鳥たちは目が見えにくくなると言われていますから、猫にとっては狩りに適した時間帯になります。

また、ネズミは夕暮れと明け方に活発に動くと言われています。猫にとってやはり狩りに適した時間帯になるのです。もともと狩りをして生活してきた猫は、夕暮れと明け方に活発になるんです。

明け方の狩りに成功すると猫はお腹がいっぱいになるので眠くなります。もちろん寝る以外にも遊んだり毛繕いをしたりもしますが、そうしている間に再びお腹が空いてきます。

夕暮れになると獲物が動き出すので狩りに出かけます。狩りに成功するとまたお腹がいっぱいになって眠くなります。こうして狩りに適した時間が軸となって生活リズムができているのです。

夕暮れに活発になるぶんには構いませんよね。仕事や学校から帰ってきてから愛猫と一緒に遊ぶことができます。ただし、明け方のあまりにも早い時間に活発になられると困ることがあります。

まだぐっすりと寝ているのに大運動会をされたりわざわざ飼い主を起こしに来たりします。そうなると飼い主やその家族は寝不足になってしまい、生活リズムが狂ってしまいます。

猫の睡眠時間が長いのはなぜか

猫はよく寝る動物だと言われています。実際に猫を飼っていると、1日中眠っているイメージがありませんか?呑気でいいなと羨ましく思ったことのある人もいるのではないでしょうか。

猫の睡眠時間は1日当たり14時間から16時間だと言われています。子猫の場合はもっと長くて、1日当たり18時間から20時間は寝て過ごしていると言われているんです。

猫の睡眠時間がこれほど長いのはなぜでしょうか。これには猫の睡眠の質が関係しています。猫の睡眠時間のほとんどは浅い眠りだと言われています。

これは、野生動物だった時に敵から身を守るための手段でした。ちょっとした物音にも気づくことができ、とっさに行動することができるように、体は休んでいても脳は活発に動いているということです。

猫の睡眠時間が長いもう一つの理由は、体力を温存しているからです。肉食の猫は一度の食事で十分なカロリーを取ることができ、しばらくお腹は空きません。その間に寝てしっかりと体力を温存します。そして狩りの時間がやってくると体力を使うんです。普段ぐうたらしているのに、いざという時には想像以上の運動能力を発揮します。

猫の睡眠時間は長いですが、熟睡している時間は短いのが普通です。それでもよく寝ているので、猫の語源は「寝子」、つまりよく寝る子だと言われています。

よく寝るのにも理由があるので、怒ったり嫉妬したりしないでゆっくり寝かせてあげましょうね。ちなみに雨の日は成猫でも20時間ほど寝ることがあると言われています。雨の日は狩りが中止だからでしょうか。

猫は飼い主の生活リズムに合わせることができるのか

長い睡眠時間を必要とする猫ですが、わざわざ明け方に大暴れすることはないですよね。朝方のそっとしておいてほしい時間帯に寝てくれると助かるのですが、この猫の生活リズムどうにかならないのでしょうか?

実は、飼い猫は飼い主との生活によって生活リズムを変化させることが可能なんです。飼い主がぐっすりと眠っている時間に猫も睡眠してくれるということです。

猫の生活リズムには獲物の動く時間と狩りが関係しています。つまり、猫は生きていくのに必要な狩りをするために夕暮れと明け方に活動的になるわけです。

ということは、飼い猫は食事の時間をうまく調整すれば飼い主と同じ生活リズムになるということです。猫が活動的になるのは食事を含めて何かしらの理由があります。その必要を満たしてあげればいいのです。

飼い猫は狩りをする必要はありません。食事を含め、必要に迫られない限り朝方に活動的になる理由がありません。

はじめの頃は本能的に夜中に活動するかもしれませんが、飼い主との生活を続けていくうちに、猫は飼い主の生活リズムに合わせることができるようになります。そのうち家族全員が眠りにつくと、飼い猫も横になって寝るようになるでしょう。

猫が夜中に起こしに来るのはなぜか

お腹が空いて飼い主を起こす猫

borzywoj/shutterstock.com

飼い猫が飼い主の生活リズムに合わせることができるとはいえ、夜中から朝方にかけて猫が起こしに来るという人も多くいます。

前述のように、愛猫が夜中に起こしに来るのには何らかの理由があります。その理由を理解して解決策を取るなら、夜中に煩わしい思いをしなくても済むようになるでしょう。

お腹が空く

猫が夜中、または早朝に飼い主を起こしに来る理由として一番多いのが、お腹が空いたからだと言われています。飼い猫は自分で狩りをして食事をすることはできません。飼い主が与えてくれる餌を食べて生きているわけです。それでお腹が空いたら飼い主を起こしておねだりするのが、猫にとっての唯一の手段であるということができます。

早朝に飼い主を起こすのは、前日の夜ご飯の時間が早いのが原因かもしれません。夜の6時から7時ごろに食事をしたとすると、その後は飼い主と遊んだりおもちゃで遊んだりして過ごします。それから家族が眠りにつくタイミングで猫も眠ります。

ところが浅い眠りを繰り返している猫は、朝方早くにお腹が空くと我慢できずに起きてしまいます。飼い猫は狩りをするわけではないので、いつも餌をくれる飼い主を探します。それで飼い主がまだ寝ている早朝に起こしにくるのです。

たまに起こされるくらいならいいですが、これが毎日になると困ってしまいます。完全に猫の生活リズムに巻き込まれてしまうのです。できるだけ早めに解決策を取る必要があるでしょう。

解決策としては、夜ご飯を遅い時間にあげることができます。寝る前におやつをあげる飼い主もいるようです。そうすることによって朝ご飯を催促する時間が少しは遅くなるでしょう。それでも改善されない場合は置き餌をする方法があります。ただ、置き餌は風味が落ちてしまうので食べない子もいるようです。

どうしても改善できない場合は、自動給餌器を置いて設定した時間に猫がご飯を食べれるようにすることができます。設定した時間に設定した量の餌が出るデジタル式であれば、食べ過ぎによる肥満の心配もする必要がありません。

ただ、飼い主が餌を与えるという楽しみがなくなってしまうので、上手に使い分けるといいでしょう。

トイレが汚い

猫はきれい好きなため、トイレが汚いと嫌がる傾向があります。朝方に飼い主を起こしてトイレのほうに向かうのは、トイレを掃除してほしいとアピールしているからかもしれません。

トイレが汚いとトイレを使うのを我慢したり、トイレ以外の場所で粗相したりすることがあるようです。トイレを我慢すると愛猫の健康にも良くないので、早めに解決したいポイントです。

まずは夜寝る前に必ずトイレを掃除するようにしましょう。それから朝方にどのくらいトイレが汚れているのかをチェックします。使えないほど汚れているというわけでなければ、寝る前にトイレ掃除をすることを習慣にすることによって解決することができるでしょう。

トイレをいくら掃除しても朝方に汚れてしまい、飼い主を起こしに来るという場合は、トイレの数を増やすことができます。特に多頭飼いの場合は猫の数よりもトイレの数を多くする必要があります。他の猫が使ったトイレは使わなくなってしまうからです。

寂しい

寂しがり屋の猫もいます。朝方に目を覚ますと、飼い主に構ってほしくなって起こしに来ることがあります。人懐っこくてかわいいですが、毎朝この調子で起こされてしまうと困ってしまいます。

寂しいから、遊んで欲しいからという理由で起こしにくる場合は、ひたすら無視するしかありません。朝方は遊んでくれないということを覚えさせるようにしましょう。

もしかしたら遊び足りないのが原因かもしれません。日中にこれでもかというくらい遊んであげるといいでしょう。

運動不足によるストレスで夜中に大運動会を繰り広げる猫たちもいるようです。運動量を見直して、十分な高さのあるキャットタワーの設置やおもちゃを増やすことを考えることもできるでしょう。たくさん動いて満足すると、朝までぐっすり眠ってくれるようになるかもしれません。

寂しがり屋の猫の場合は、多頭飼いにして仲間を増やしてあげるという方法もあります。仲間同士で遊ぶので飼い主を起こしに来ることがなくなるでしょう。ただし夜の大運動会がさらに盛り上がってしまう場合もあるので注意が必要です。

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