ヘミングウェイキャットは「幸運を呼ぶ猫」?多指症の猫を飼育するポイントや注意点とは?

ヘミングウェイキャットは「幸運を呼ぶ猫」?多指症の猫を飼育するポイントや注意点とは?

update

ヘミングウェイから「幸運を呼ぶ猫」として大切にされた6本指の猫は、「ヘミングウェイキャット」とも呼ばれ、現在でも幸運を呼ぶ猫として知られています。どうして普通の猫よりも指の多い猫が産まれてくるのか、ヘミングウェイキャットの今につい手も解説します。

update

多指症の発生率が高い猫種

メインクーン

ShotPrime Studio/shutterstock.com

地域によって多指症の猫が多いとされることがありますが、多指症の発生率が高い猫種もいます。日本ではあまり見ることができないとされていますが、猫種を絞ることによってもしかしたら6本指のヘミングウェイキャットを手に入れることができるかもしれません。

メインクーン

猫界の「ジェントルジャイアント」と呼ばれ、大きな体をしていながらおとなしい性格のギャップが多くの猫好きたちを魅了しているのがメインクーンです。アメリカのメイン州が原産で、アライグマに似ていることから「メイン」と「ラクーン」を合わせてメインクーンになりました。

アメリカではもちろん、日本でも人気の高いメインクーンはイエネコの中では最も大きいと言われています。最も大きな猫、最もしっぽが長い猫、最もヒゲが長い猫などのギネス記録ではメインクーンが独占状態であることからもその大きさがよくわかるでしょう。そしてメインクーンは多指症の発生率が高いことでも知られています。

専門家の調べによると、メインクーンの約40%は足指が6本あるとされています。雪が多いメイン州の厳しい環境では多指症であることが有利になるようで、遺伝的に指が発達したと考えられています。ヘミングウェイが譲り受けた多指症の猫もメインクーンだったのではないかと言われているくらいです。

多指症のメインクーン70匹を検査したところ、健康面での問題は全くありませんでした。メインクーンは丈夫で長生きをする猫種のひとつであり、多指症の個体も同様です。日本でも人気のある猫種なので、6本指のヘミングウェイキャットが手に入るかもしれませんね。

ピクシーボブ

大きな個体だと体重が8㎏を超えることがあるというピクシーボブは、比較的新しい猫種のひとつです。アメリカのワシントン州カスケード山脈の麓で発見されたしっぽの短い猫がきっかけとなって誕生しました。ボブキャットの血が入っているのではないかと考えて繁殖しましたが、DNA検査の結果ボブキャットの血は入っていませんでした。

「人間の言葉がわかる猫」とも呼ばれているピクシーボブは非常に飼いやすい猫種としてアメリカで人気があります。そして多指症の発生率は何と約50%だと言われています。遺伝性のものなので、ピクシーボブに限ってスタンダードで7本までが認められています。

日本では稀少猫ですが、もし手に入れることができたらかなりの確率でヘミングウェイキャットだということができます。

まとめ

多指症の猫

Dmitry Dorofeyev/shutterstock.com

ヘミングウェイが愛した6本指の多指症の猫たちが、現在でもヘミングウェイキャットとして知られていることが分りました。「幸運を呼ぶ猫」とも呼ばれているので、飼い主にとってはラッキーアイテムになりますね。現在でもヘミングウェイハウスを訪ねれば、ヘミングウェイキャットの子孫たちに会うことができますよ。

日本では珍しいと言われている多指症の猫ですが、メインクーンやピクシーボブの多指症の発生率が高いことが分りました。幸運を呼ぶ猫としてヘミングウェイキャットが欲しいという場合は猫種を絞って探してみるといいかもしれませんね。

ご意見、ご感想ありましたらコチラ! この記事のコメントへ (0件)
桜 フォトコンテスト 全国のドッグラン一覧
編集部PICKUP
関連する記事

mofmo掲示板