ポルスレーヌの性格・特徴・飼い方|ペットショップやブリーダーでの値段相場や里親募集も紹介

ポルスレーヌの性格・特徴・飼い方|ペットショップやブリーダーでの値段相場や里親募集も紹介

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ポルスレーヌの性格や飼い方や歴史についてご説明します。

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Close up eye to eye view of a Porcelaine Scent Hound

GerryP/shutterstock.com

名称:ポルスレーヌ 性格:人懐っこく、温厚 寿命:12~13歳 体重:24~28kg 体高:53~58cm 毛色:ホワイト 値段相場:希少犬種のためペットショップ&ブリーダー不明(輸入となる)

ポルスレーヌ Porcelaine
ポルスレーヌ Porcelaine
ポルスレーヌ Porcelaine
ポルスレーヌ Porcelaine
ポルスレーヌ Porcelaine
ポルスレーヌ Porcelaine
ポルスレーヌ Porcelaine
ポルスレーヌ Porcelaine

ポルスレーヌの性格

純粋犬種の登録および血統証明書を発行するジャパンケネルクラブ(JKC)によると、ポルスレーヌはフランス原産の嗅覚ハウンドに分類されます。嗅覚ハウンド(セント・ハウンド)とは、その名の通り鋭い嗅覚によって獲物を追いかける獣猟犬の役割を持ちます。

大きく垂れた耳は「ペンダント耳」と呼ばれ、嗅覚ハウンドに多くみられる特徴です。 風を遮断することによって、より嗅覚を研ぎ澄まし、獲物を見つけやすくする効果があるといわれています。

獣猟犬らしく活発で、運動量も多い犬種ですが、基本的には温和で人懐っこい性格なので、嗅覚ハウンドのなかでは比較的家庭で飼いやすい犬種だといえるでしょう。 一方で、嗅覚が優れている分、臭いに関しては少々神経質になってしまったり、動くものを見ると興奮して吠えてしまったりと、ハンターとしての気質が顔を出すこともあります。

ポルスレーヌの平均寿命

ポルスレーヌは中型犬です。犬の寿命は体の大きさと関係が深く、小型になるほど長生きする傾向にあります。 ポルスレーヌの平均寿命は12~13年となり、中型犬のなかでも平均的です。

ポルスレーヌの平均体重

ポルスレーヌの平均体重は24~28kgです。中型犬の部類ではありますが、個体によっては限りなく大型犬に近いほどの重さに成長することもあります。

ポルスレーヌの平均体高

ポルスレーヌの平均的な体高は、オスが55~58cm、メスが53~56cmになります。 脚がすらりと長く、均整のとれた体つきが特徴的です。

ポルスレーヌの毛色(カラー)

ホワイトの毛色に、オレンジの丸みを帯びたスポット(点)があります。

A white porcelaine hound dog in the late afternoon sun after a fall snowfall.

GerryP/shutterstock.com

  • ホワイト

ポルスレーヌが成犬になるまでの期間

一般的に犬は1年くらいで成犬になるとされていますが、大きさによって成長期間に差があります。小型犬は成長が早く、大型犬になるほどゆっくりと成長していく傾向です。 中型犬であるポルスレーヌは、産まれてから約10~12カ月くらいかけて成犬になります。

※成犬とは身体的な成長が止まることです。

ポルスレーヌの鳴き声

ポルスレーヌは獣猟犬として作られた犬種です。獲物の臭いを嗅ぎ分け、飼い主に吠えて知らせるという強い狩猟本能が残っています。 ハウンド系の鳴き方はその状況によって変化するといわれていますが、いずれも遠くまで聞こえるように、大きく吠えるのが特徴です。

ポルスレーヌの吠え方は比較的高めのトーンで、良く通るように吠えます。

ポルスレーヌがかかりやすい病気

病名時期や症状治療費
外耳炎湿気や異物などが原因となり、細菌が繁殖して外耳(耳の中)の皮膚に炎症が起こること。片耳9万8000円~
関節炎関節の軟骨に炎症が起こり、痛みが生じたり歩行困難になったりする。外科手術片側13万8000円~
皮膚炎皮膚に炎症が起こり、痒みや腫れといった症状が現れる。短毛種の犬に多い。内科治療5700円~

※症状や病院によって金額は変わってきますので、かかりつけの動物病院で確認してください。

ポルスレーヌはフランス産まれのため、高温多湿である日本の気候はあまり得意ではありません。 気温が22~23度、湿度が60%を超えてきたら熱中症に注意する必要があります。

散歩は朝夕の涼しい時間帯を選び、なるべく舗装されていない道を歩くようにしましょう。特に、真夏はアスファルトから放出される輻射熱に注意が必要です。

車での外出では、車内に残したまま出かけることのないように注意しましょう。

ポルスレーヌの体臭

「ペンダント耳」と呼ばれる、長く垂れ下がったポルスレーヌの耳は空気の通りが悪いため、内部が蒸れて臭くなる場合があります。不衛生な状態のままでいると、臭いが強くなるだけでなく、外耳炎などの病気にもなりかねません。

普段のケアはガーゼなどで優しく拭いてあげるのが理想的ですが、慣れていない人は、獣医師やトリマーの指示を仰ぎながら適切なケアを行いましょう。

ポルスレーヌの飼い方

温和な性格で飼い主にも従順なので、家庭犬として飼いやすいといわれていますが、嗅覚ハウンドという特性上、嗅覚で獲物を追いたて、大きく吠えて飼い主に知らせるという本能が備わっています。そのため、うさぎなどの小動物を一緒に飼うことは避けたほうが賢明でしょう。

また、マンションなどの住環境では近隣に迷惑がかかってしまう恐れもあるため、集合住宅での飼育には向いていません。

ポルスレーヌは活発で運動量も多い犬種なので、室内でもある程度のスペースが必要です。

ドッグフードの量・回数

フードの種類によって給餌量は異なりますが、パッケージに記載されている量を与えれば問題ありません。

子犬の場合は1日摂取量を3~4回に分け、ふやかして与えます。 成犬になれば基本的には1日2回が理想的ですが、体調に応じて3回程度に増やしたほうが良い場合もあります。

食べさせてはいけないもの

犬が食べてはいけない食べ物ネギ類全般(にんにく・ニラ・玉ねぎなど)・ぶどう類全般・チョコレート・キシリトール・生の魚介類(魚、イカ、タコ、エビ、カニ)・鶏の骨・アボガド・ナッツ類全般
犬は避けたほうがいい食べ物ほうれん草・生肉・香辛料・にぼし・のり・生卵・生野菜・牛乳・ココナッツオイル・干しあんず

上記は代表的な食べ物を記載していますが、もっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

犬に与えてはいけない食べ物!食べてしまった時の対処法もご紹介!

犬という生き物は、いい香りがしたりすると食べ物じゃなくても口に入れてしまいます。 でも、犬には食べさせてはいけない食べ物も存在します。食べてしまうと命の危険もあるので要注意です。 今回は、そんな食べ物を食べてしまった時の対処法も合わせてお話していきます。

https://mofmo.jp/article/19619

また犬が苦手な食べ物として、犬は臭覚が優れているため酸み・辛み・苦みに対する感覚がとても敏感で、においを嫌がります。

  • 柑橘類
  • 酢類
  • スパイス類
  • クセのある葉物野菜

上記の食べ物も控えたほうが無難でしょう。

抜け毛の量

ポルスレーヌの毛質は短毛で非常に滑らかです。お手入れは比較的簡単なほうですが、毎日少しづつ毛は生え変わるため、ある程度の抜け毛はみられます。

日々のお手入れは週3回程度、獣毛ブラシを使い、表面の汚れを取り除くようにブラッシングしましょう。 皮膚を傷つけにくく、マッサージ効果も期待できるラバーブラシなどもおすすめです。

お風呂の入れ方

短毛種のポルスレーヌは比較的お手入れが簡単なほうですが、1カ月に1度を目安にお風呂に入れることで汚れを取り除き、清潔な被毛を保つことができます。 シャンプー前にブラッシングを行い、汚れを浮かせておきましょう。耐水性のあるラバーブラシがあると便利です。

また、浴室の床は水で滑りやすいため、滑り止め用のマットを敷いておくなど配慮しましょう。

シャンプーは必ず犬用を使用しましょう。犬の肌や被毛に合うよう作られており、人間のシャンプーとは全く異なるためです。
ここでは、ポルスレーヌのお風呂の入れ方を、成犬と子犬それぞれで紹介します。

ポルスレーヌの子犬のお風呂の入れ方

  1. お風呂に恐怖心を持たないように、おもちゃを使うなどして誘導しましょう。
  2. ぬるめに設定したシャワーをお尻のほうから順にかけて濡らします。シャワーヘッドはなるべく子犬の体に近づけるようにするのがポイントです。
  3. 顔や耳はデリケートな部分なので、手やスポンジを使って優しく濡らします。
  4. シャンプー液を水で薄めて十分に泡立て、お尻のほうから洗いましょう。
  5. 目や耳は手やスポンジを使って洗います。シャンプー剤が入らないように十分注意しましょう。
  6. 洗い流す際は顔まわりからお尻のほうに向かって流します。
  7. 手で水気を絞り、素早くタオルドライします。
  8. ドライヤーを体から30cm程度離し、完全に乾燥させます。熱風でやけどしないように細心の注意を払いましょう。

ポルスレーヌの成犬のお風呂の入れ方

  1. 成犬の場合、人間用のバスタブに入れて洗うと洗いやすいです。
  2. ぬるめに設定したシャワーをお尻のほうから順に濡らしていきます。
  3. 子犬と同じように顔周りや耳は直接シャワーをかけず、手やスポンジを使います。
  4. シャンプーを手に取り、良く泡立ててから手早く全身を洗います。
  5. ドライヤーで完全に乾燥させます。短毛のポルスレーヌは体温が奪われやすいので、手早く乾燥させましょう。

最適な散歩時間

嗅覚ハウンドのポルスレーヌは、鋭い嗅覚で獲物を追いかける本能があります。当然ながら体力があり、運動量も豊富です。 家庭で飼う場合は、最低でも1時間以上は散歩の時間をとりましょう。外の匂いを嗅ぎまわり、探索することで狩猟本能が満たされ、ストレス解消にも役立ちます。 散歩の時間が足りなかったり、探索が不十分であったりするとストレスがたまり、無駄吠えなどの原因となる場合もあります。

また、運動不足から肥満になってしまうと、骨への負担がかかって関節炎になる恐れもあるので注意しましょう。

ポルスレーヌのしつけ方法

ポルスレーヌの性格は温和で飼い主に従順であるため、家庭犬向きの犬種です。 ただし、獣猟犬としての本能から、獲物を追いたてて、良く通る声で吠える習性があります。本能である探索や吠える行動をむやみに叱ったり、罰を与えたりしては逆効果です。吠えのしつけやトレーニングは専門家に相談するなどして、過度なストレスを与えないようにしましょう。

ここでは、ポルスレーヌの「トイレ」「吠え」「噛み癖」「散歩」「待て」のしつけ方法を紹介します。

トイレのしつけ方

どの犬も最初からすぐにトイレを覚えるわけではありません。子犬を迎えたら、すぐにトイレのしつけを行うことが肝心です。開始時期が遅れるほど、どこで排泄をしたら良いのか分からなくなってしまう可能性があります。

1歳以上の成犬になってから迎える場合は、子犬と違って排泄の回数が減っているため、トレーニングには時間がかかることを覚えておきましょう。

保護犬などを引き取る場合、以前暮らしていた環境と変わってしまうことでなかなか覚えない可能性もあります。新しい環境に慣れるまでは根気よくトレーニングすることが大事です。

  1. 身体の大きさに合ったトイレトレーをケージ内に設置します。トイレを覚えるまではケージ内に他の物を置かないようにすると良いでしょう。
  2. 起きた後や食後は排泄のタイミングです。うろうろしたり床のニオイを嗅いだりし始めたら、やさしくトイレに誘導してあげましょう。
  3. 上手にトイレができたら思いっきり褒めてあげることも大切です。トイレが済んだらケージから出してあげましょう。

無駄吠えのしつけ方法

ポルスレーヌには獲物を見つけ出し、吠えて知らせることが本能として備わっています。過度なしつけはストレスになってしまい、逆効果です。嗅覚ハウンドの特性を理解し、ポイントを踏まえて無駄吠えを減らすしつけを行いましょう。

基本的に、犬は叱っても何に対して叱られているのか理解できません。吠えなくなったら褒めることを繰り返すことで、次第に理解するようになります。

  1. 犬が吠えているときはその原因について探ります。原因を取り除いたり、慣れるようにトレーニングしたりすることによって無駄吠えも落ち着いていきます。
  2. 子犬のうちから他の犬や生活音などの刺激に慣れさせておくことも大切です。
  3. 無駄吠えをしたときは反応しないようにしましょう。吠えても何も起こらないと学習すれば、無駄吠えも自然と減っていきます。

噛み癖のしつけ方法

ポルスレーヌは温和で人懐っこい犬種ですが、かつては獣猟犬だったルーツを持つため、狩猟本能が残っています。噛むという行動は本能的なものなので完全にやめさせることはできませんが、噛んでもよいものといけないものの区別を教えることは可能です。

また、歯が生え替わる時期は、しきりにものを噛もうとします。これは乳歯が抜ける前の違和感による行動で、通常は永久歯が生え揃えば落ち着くため問題ありません。 噛んでもいいおもちゃなどを与えましょう。

以下の点に注意し、噛み癖がつかないようにしつけしましょう。

  1. 手などを噛まれたときに大きな声を出してしまうと、喜んでいると犬は勘違いしてしまいます。絶対に反応しないようにしましょう。
  2. 噛まれたときはおやつを握った手を鼻まで近づけ、気をそちらに向けさせます。犬が噛むのを止めたらおやつを与えて褒めてあげましょう。これを繰り返し、噛むのを止めれば良いことが起きると学習させていきます。

待てのしつけ方法

「待て」ができるようになると、人や動物に飛び掛かったり、吠えたりすることを制御でき、落ち着かせることができます。 特に、獣猟犬のルーツを持つポルスレーヌは、動くものを見ると本能的に飛び掛かってしまう恐れもあるので、早いうちにしつけすることが重要です。

以下の点に注意し、「待て」の訓練を行いましょう。

  1. おやつを用意し、「待て」の合図を出してから1秒後にそれを与えます。1秒待てたら2秒、2秒待てたら3秒、という風に少しずつ間隔を長くしていきます。
  2. 10秒まで待てるようになったら、待ての合図後に一歩下がってみましょう。できたら徐々に距離を取っていきます。
  3. 同時に解除の合図を出して、食べても良いタイミングについても覚えさせるようにしましょう。

留守番のしつけ方法

温厚で落ち着いた性格のポルスレーヌは、留守番は比較的向いているといわれています。 ただし、基本的にはグループで狩りを行う犬種であるため、1匹だけでの留守番はストレスを感じてしまう場合もあります。 特に、良く通る声質のポルスレーヌが留守中に吠えてしまうと、近隣に迷惑をかけてしまいかねません。

家の中で安心して留守番できるように、以下の点に注意しながらしつけを行いましょう。

  1. まずは別の部屋に移動するなどして、短時間の不在から始めてみましょう。問題がなければ不在時間を徐々に長くしていきます。
  2. 留守番の前には犬が快適に過ごせる環境にしておきましょう。室温や飲み水、お気に入りのおもちゃなどを準備しておきます。
  3. 犬が寝ている間に出かけるのも一つの方法です。外出前に遊びの時間をたっぷり取ったり、食事の時間を調節したりするなどしておくと、犬もお昼寝しやすくなります。

保護犬の里親情報をチェック!

shutterstock.com/foster_parent

家族として犬を迎えることを検討されている場合は、「保護犬の里親になる」という選択肢もぜひご検討ください。 新たな飼い主さんのお迎えを待っている子たちがたくさんいます。

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