犬同士どんな会話をしているの?気になる犬同士の会話内容や会話方法を紹介!

犬同士どんな会話をしているの?気になる犬同士の会話内容や会話方法を紹介!

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人間同士は会話によって仲良くなっていきますが、犬同士は会話をするのでしょうか?会話するとしたらどのような方法で会話しているのでしょうか?気になりますよね。そこで今回は、犬同士の会話方法や予想される会話内容を紹介したいと思います。また犬同士が仲良くなるための3つのステップや注意点についても解説します。

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はじめに

散歩中やドッグランで他の犬と一緒になることがあります。犬同士で仲良くなってほしいというのが飼い主の願いですよね。犬にも個性があるので、仲良くなってくれるかどうか不安になってしまいます。ところで、人間同士は会話によって仲良くなっていきますが、犬同士は会話をするのでしょうか?

今回は犬同士の会話について調べてみましょう。人間のように言葉を話すわけではありませんが、犬もお互いに情報を交換して会話のようなものをしています。犬同士がどのように会話をしているのか、どんな会話内容なのかを説明しますね。

犬同士の会話方法と予想される会話内容

他の犬のお尻の匂いを嗅いでいる犬

Svineyard/shutterstock.com

犬同士はどのように会話するのでしょうか?ワンワンと吠えて会話をしているのでしょうか?犬の場合は吠えたり唸ったりするだけが会話ではありません。犬同士の会話方法や予想される会話内容を紹介しますね。

仕草で会話をしている

言葉を発することはなくても、仕草によって意思を通わせることができます。人間も仕草によって自分の気持ちを伝えようとすることがありますよね?言葉を話せない分、犬同士はいろいろな仕草をして自分の気持ちを相手に伝えようとします。

犬同士が出会うと、地面のニオイを嗅ぎまわったり、寝転がったりすることがあります。また、飼い主の横におすわりしながら飼い主の表情をチラチラ見る犬もいます。相手の犬に全く興味がないように見えることもあります。それはまるで人前でスマートフォンをいじったりヘッドフォンを付けたりして自分の世界に入っている人のように見えますね。

しかし犬のこれらの仕草は、相手の犬に対して敵意がないこと興奮していないことを伝えている行動なんです。また、相手を無視しているかのような行動をしながら自分を落ち着かせようとしているとも考えることができます。他の犬と対面して興奮しそうなのを頑張って抑えているんですね。

予想される会話内容としては、「ボク、全然興奮してないから大丈夫だよ!」とか、「キミのこと嫌いじゃないよ」といったものでしょうか。お互いを意識しながらも、争いにはならないようにしていることが分ります。

ただし、明らかに嫌そうな仕草をしている場合は、「こっちに来ないで~!」と言っている可能性もあります。どうしても相性が合わない犬や、人間とは仲良くできるのに他の犬とは仲良くできない犬もいます。その犬の性格が関係している場合もあれば、子犬の時に社会化訓練がうまくいかなかったという場合もあります。

お尻のニオイを嗅いで会話をしている

犬同士が出会ってからしばらくすると、相手のお尻のニオイを嗅ぐ行動に出ます。初対面なのになんて失礼な態度なんだ!と思ってしまう飼い主もいるかもしれませんね。しかしお尻のニオイを嗅ぐことは犬にとって会話のようなものなんです。というのはお尻の周辺から出るニオイにはたくさんの情報が詰まっているからです。

メス犬が発情期になるとお尻周辺からフェロモンが出てオス犬を興奮させますが、お尻周辺から出るニオイはそれだけではないことが明らかになっています。お尻周辺から出るニオイには、性別、年齢、強さ、健康状態などの情報も含まれているようです。さらに犬の気分を伝えることもできると言われています。攻撃的な気分なのか、フレンドリーな気分なのかがわかるのです。

メス犬のお尻のニオイを嗅いでいる場合は、「ねえちょっとボクと付き合ってよ~!」とか、「あれ?キミ妊娠してるね。予定日はいつかな?」などと会話しているのかもしれませんね。我が家のオスのチワワはひと回り大きい発情期のメス犬の後を一晩中追い回して目を真っ赤に腫らしたことがあります。「もうキミにメロメロだよ~!」とでも言っていたのでしょうか。

お尻のニオイを嗅ぎながら相手の強さや気分も知ることができるので、「キミ強そうだね~。でもフレンドリーだから友達になりたいな~。」とか、「ボクより年上ですね、先輩!」などと言っているかもしれませんね。お尻のニオイを嗅ぎあうことは、人間でいうと名刺交換をするようなものです。相手の立場や気分を知ってからさらにお互いを知り合おうとするのです。

仕草による会話は親犬や兄弟犬とのふれあいから学ぶと言われています。しかし早い時期に親犬から離されてしまい、上手にコミュニケーションができない犬もいるようです。しかしお尻のニオイを嗅いで情報交換することは生まれ持った本能的行動であるともいえるので、すべての犬が行うことができますが、中にはお尻のニオイを嗅がれるのを嫌がる犬もいるようです。

犬同士が会話をして仲良くするための3つのステップ

愛犬を散歩させている二人の飼い主

napocska/shutterstock.com

飼い主同士が仲良くなったら、愛犬同士も仲良くなってほしいですよね。お互いの家に遊びに行ったり、ドッグランで一緒に遊んだりしたいですが、初対面の時はうまく仲良くなれるか心配です。犬同士が会話をして仲良くするための3つのステップを解説しますね。

ステップ1 距離を保って観察させる

犬同士が出会ってからすぐに仲良くじゃれあうということは滅多にないでしょう。初対面の場合は警戒心を抱くのが普通です。いきなりお互いを接触させようとすると、興奮して攻撃的になってしまうことがあります。場合によっては大ゲンカをしてどちらかがケガをしたり、飼い主も巻き込まれて誰かがケガをしたりすることも考えられます。

予想外の展開を避けるためにも、最初はお互いが距離を保って観察できるようにしましょう。初対面であればお互いが興奮してしまうことは避けられません。それでも様々な仕草をしながら自分を落ち着かせようとしているのが分るでしょう。お互いが観察しあえるようにしますが、接触はできない距離をしっかりと保ってください。

観察しあっている間も様々な仕草をしますから、ある程度のリードの長さが必要です。飼い主の周りをうろうろ歩き回ったり、地面に寝転がったりしますが、これらの行動にも犬同士にとっては意味があります。犬同士が接触しないものの、ある程度自由に動けるスペースとリードの長さを確保しましょう。

ステップ2 犬同士の会話タイム

犬同士が接触できない距離を保って観察しあっていますが、お互いに様々な仕草を通して意思を伝えようとしています。ここからは犬同士の会話タイムです。十分な時間を与えて、お互いが落ち着けるようにしましょう。攻撃的ではないことを相手に伝えて、お互いが争う意思はないことを確認し合います。このことがわかると、どちらの犬も落ち着きを取り戻すことでしょう。

仕草での会話について前述しましたが、相手に対する攻撃の意思がないことを伝えるために、まるで相手を無視しているかのような行動を取ることがあります。また飼い主の周りをうろうろ歩いて地面のニオイを嗅いだり、寝転がったりすることもあります。さらに、飼い主の横におすわりしたまま動かず、チラチラと飼い主の顔を見る犬もいるようです。

「つまらないから帰ろうよ~」とか、「キミなんかに興味はないよ!」と言っているように見えるかもしれませんね。ここで勘違いして犬同士が仲良くなることをあきらめないでくださいね。犬同士は警戒心を示しながらも、相手の気分が攻撃的ではないかどうかを確認しているのです。争いごとを避けるためにじっくりと観察しているので、十分な時間を与えることが大切です。

ステップ3 犬同士を接触させてみる

お互いの犬が十分に観察して攻撃の意思がないことを確かめ合うと落ち着いてリラックスするようになります。そしたらいよいよ犬同士を接触させてみましょう。今度はお互いのニオイを嗅いで会話を始めます。お尻のニオイをクンクンと嗅ぎ合って、いわゆる名刺交換を始めるのです。

すぐにお尻のニオイを嗅ぐことがないかもしれません。もしかしたら飼い主が見下ろすように見ているのが気になっているのでしょう。飼い主同士も近くに座って、おしゃべりをしてみてください。リラックスした雰囲気を作ると、犬同士もお尻のニオイを嗅ぎ合って会話を始めるでしょう。お互いが会話を始めたら静かに見守るようにしましょう。

犬同士が接触している間は静かに見守りますが、いざという時に介入できるように目を離さないでください。初対面なので何かのきっかけで急にケンカを始めることもあります。唸り声をあげるなどケンカの兆候に気がついたらすぐに介入して様子を見る必要があります。

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