タビーってどんな猫?タビーが生まれるメカニズムやゴーストタビーについて解説!

タビーってどんな猫?タビーが生まれるメカニズムやゴーストタビーについて解説!

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日本の猫の柄で一番多いのは「タビー」と呼ばれる縞模様です。面白いことに、子どもの時には縞模様があったのに、成長とともに薄くなったり最終的には縞が完全に消えたりすることもあります。このような柄は「ゴーストタビー」と呼びます。この記事では、タビーが生まれるメカニズムやタビーの種類について解説します。

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タビーの種類

猫

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ここまでで、タビーになるかどうかは受け継ぐ遺伝子によることがわかりましたが、さらに細かく分けていくと、ベースとなる被毛の色や、縞模様の種類など様々なバリエーションがあります。では、代表的な5つの種類のタビーをご紹介します。

クラッシックタビー

「ブロッチドタビー」「黒トラ」とも呼ばれるクラッシックタビーは、珍しいタビーです。両脇腹に大きくて黒い貝殻のような模様があり、肩には蝶の羽、尻尾にはリング状の輪っかの模様がついています。

毛色の濃さによっては模様が見えにくいことがありますが、光の反射を上手に利用するならユニークなタビーを確認できるでしょう。

マッカレルタビー

マッカレルとは英語で魚のサバのことです。細い縦縞模様がサバの模様に似ていることから、この名前がつけられました。

身体全体に細いラインが入っていて、尻尾にはリング状の模様があります。「ブラウンタビー」「キジトラ」とも呼ばれており、日本で一番身近なタビーです。

スポッテッドタビー

猫

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縞模様ではなく、斑点もしくはブチに見えるタビーのことです。マッカレルタビーのように分かりやすい縞の線ではありませんが、線が途切れていることによって模様の部分が楕円や丸になってしまっているだけなので、一応タビーと認められています。

スポッテッドタビーの中には、額にMに見える縞模様が入っていたり、身体にバラの花が咲いているかのようなユニークな模様の個体もいて面白いです。代表的なのは、ベンガルやエジプシャンマウです。

ティックドタビー

1本1本の毛が3~4色のグラデーションになっていて、かつ縞模様も付いているタイプのタビーです。根元の色が薄く、毛先に向けて濃くなっていきますが、先端の色がその個体の色と判断されます。

ネックレスをしているかのような模様が首元に見えることが多いです。

ゴーストタビー

ゴーストタビーは、上記の4つのタビーとはタイプが異なります。

上記の4つのタビーの場合、色や模様は異なるとはいえ生まれた時から死ぬまでずっと縞模様があります。しかしゴーストタビーの場合、成長の段階で模様が消えてしまいます。

生まれた時には確かにタビーで、子猫の時にも確かに模様があったはずなのに、成猫になるといつの間にか模様が消えてタビーではなくなってしまうのです。このことからゴーストと呼ばれているのでしょう。

ゴーストタビーはロシアンブルーなどによく見られるタビーです。生後5ヶ月くらいまでは手足や尻尾にしっかり確認できる縞模様があったのに、生後10ヶ月くらいになると徐々に薄くなりはじめ、生後1年半頃にはすっかり縞模様が消えてソリッドになることが多いです。

血統書付きのロシアンブルーでもこの現象はよく起こります。しかし、なぜ起こるのかはまだ解明されていません。不思議な現象ですが、同じ個体で、様々な模様や表情を楽しめるのはお得な感じもします。

猫の模様について詳しく知れば知るほど、個体の個性がより際立ちます。ぜひ一度、模様のパターンやメカニズムについて調べてみてください。

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