実はムキムキ!?スーパーアスリートのような猫の「肩の筋肉」がすごい!!

実はムキムキ!?スーパーアスリートのような猫の「肩の筋肉」がすごい!!

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アクロバティックな動きも、しなやかな動きも得意とする猫は、全身の筋肉が発達したスーパーアスリートのような動物です。特に肩の筋肉がすごく発達しており、普段はフワフワの皮毛でカモフラージュされていますが、実は見事な逆三角形をしています。猫の肩の筋肉がどれほどすごいのかをここではご紹介します。

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僧帽筋

僧帽筋とは肩甲骨と頚椎、後頭部をつなぐ筋肉のことですが、簡単にいうと肩から首にかけての筋肉のことです。体の表面にあるので、猫が動いている時に首から肩にかけて触ると、僧帽筋が動くのを感じることができます。

猫に限らず四足歩行の動物は皆、僧帽筋が発達しています。というのも、僧帽筋は前脚を大きく振り出し、肩甲骨ごと体を前方に引き寄せる動きをサポートをするので、四足歩行で必須の筋肉だからです。

しかし、猫のすごいところは筋肉が瞬発力を発揮するタイプなので、止まっている状態からの猛ダッシュや瞬時にトップスピードを出すなど他の動物以上に瞬発力があることです。

猫を飼われている方であれば、愛猫がすごい勢いでダ〜ッと走り出したり、動き出したと思ったら見えなくなったりと猫のスピードには常に驚かされていると思います。それらは全て、発達した僧帽筋のおかげなのです。

上腕三頭筋

上腕三頭筋とは肩甲骨と肘、上腕骨と肘をつなぐ筋肉のことで、肘を伸縮したり脇を閉めたりする時に使う筋肉です。簡単にいうと、いわゆる力こぶを作る筋肉のことです。

猫を含めた四足歩行の動物は、前脚つまり腕でも体重を支えているので、上腕三頭筋は非常に発達しています。その中でも猫は、ただ地面を歩くだけでなく木によじ登ったり、壁にしがみついたりなど垂直に荷重が加わる動きも多いので、ムキムキの上腕三頭筋をしています。

分かりやすく例えると、常に腕立て伏せか懸垂をしている状態ということなので、そりゃ鍛えられますよね。

猫の必殺技である「猫パンチ」が強烈なのも、しっかりと腕の力が使われるからです。手先のスナップだけでなく、剛速ピッチャーのように肩や腕の筋肉を最大限使って振り出すので、大人でも痛いと感じるほどのパワーが出ます。

肩の筋肉がムキっとしている猫

unilleromike/3DAY

三角筋

三角筋は肩の外側の筋肉で、主に腕を前方に動かす時に使いますが、左右上下どの方向に動かす時にも連動しますし、物を持ち上げたり支えたりする時にも無意識で使用しています。

さらに、三角筋は肩幅の広さを決める筋肉でもあります。肩幅が広いだけで強そうに見えますし、洋服もかっこよく着こなせるようになるので、マッチョになりたい男子たちは肩幅を広くし、少し盛り上がったように見えるシルエットを目指して三角筋を鍛えます。

もちろん、猫の場合はかっこよく見られたいという願望はありませんが、前脚を日常的に使うことで自然と三角筋が鍛えられ、がっしりとした肩幅になっています。

飼い猫の機嫌の良い時に、肩幅チェックをしてみると面白いですよ!大抵の猫は競泳選手のような立派な肩と、引き締まった腕と脇腹へのラインをしています。見事な筋肉美に惚れ直しますよ♪

胸筋

胸筋は、いわゆる胸板です。肩の筋肉じゃないと思われたかもしれませんが、筋肉は前後左右に連動して動きますし、胸筋は肩前方の筋肉ともいえるので含めています。

今までご紹介した筋肉と同じように、胸筋も四足歩行をする時には常にトレーニングをしている状態ですし、ジャンプしたり体をそらせたりする時にも胸筋を使います。猫はアクロバティックな動きをすることが多いので、体の前面も後面もしっかり筋肉がついています。

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