アメリカンスタッフォードシャーテリアってどんな犬？性格と特徴から考えるしつけと飼い方のコツ

アメリカンスタッフォードシャーテリアの性格

アメリカンスタッフォードシャーテリアの身体は他の犬種には見られないほどガッシリした体格で、豪胆で物おじしない性格の持ち主です。 体型の力強さと知性を兼ね備えており、これが飼い方次第で非常に従順な性格として好まれています。

服従心が強い

飼い主さんの一言で、動きをパッと止めるほどの強い服従心を持っています。

家族への愛情も深く、なにか危険があった場合には自分の身を挺してでも守ろうとすることもあるようです。

とても賢いので、飼い主さんの指示もよく聞き、学習が早いです。

ただ、闘犬として攻撃性を持つ個体を除き家庭犬として繁殖されてきたとはいえ、飼い主さんがいないところでは、とっさに闘犬としての行動がでることがあるかもしれませんから、しっかりとしつけをおこなう必要があります。

防衛本能が強め

特に、防衛本能が残っているゆえに、自分や家族などの危険を感じたときには、相手に襲いかかることもあるようです。

自分から攻撃をしかけることがなくても、そのようにとっさのときに、もともと持っている防衛本能が出て、トラブルになってしまうことがありますから、人や動物と接するときには見守ってあげたり、しっかりとしたしつけと指導をする必要があります。

自分を攻撃する相手には容赦なく、恐れなく歯向かう勇気と性格も兼ね備えておりますから、飼い方の注意点では冗談でも、ふざけて叩く振りや脅かしたりすると、しつけには悪影響が出やすいですね。

しつけも失敗すれば、手に負えない犬になります。

高い運動能力と心の広い性格

ブルドッグとは違って、瞬発力が高く機敏で行動的な性格です。 運動能力はかなり高いですよ。 加えて、特徴でもある広い心の性格も備えており、犬好きの人ならかなり友好的です。

家族に対してはとても甘えん坊になったりして、なでてもらおうとゴロンと無防備になる姿もとってもかわいいです。

屈強な見た目と、そんな甘えん坊な姿のギャップがたまらなく可愛く見えるでしょう。

アメリカンスタッフォードシャーテリアの飼いやすさ

賢く、友好的で広い心を持つアメリカンスタッフォードシャーテリアは、家庭犬としてとても愛すべき大切な家族となってくれるでしょう。

飼いやすさで言えば、初心者さんには少しむずかしいかもしれません。

というのも、賢くて順応性もあるので飼い主さんとの上下関係や信頼関係が構築されているならば、飼うのに苦労することはないでしょうけど、それができていないなら、制御できずに事故やケガなどのトラブルにつながる可能性があるからです。

それで、完璧な主従関係を築ける人でないといけません。

さらに、たくさんの運動量も必要としているので、毎日のお散歩などに加えて、おもいっきり刺激を与えてあげられるように一緒に遊んだり、ドッグスポーツに参加したりしなくてはいけません。

そのような、運動に付き合える人である必要があります。

それで、アクティブでしつけに関してもある程度のスキルを持っている人におすすめの犬種ということができます。

十分にトレーニングされたアメリカンスタッフォードシャーテリアは、服従心も強いのでとても飼いやすい犬種になります。

環境には敏感な性格の特徴があるので、こうした犬種は、引っ越しなどではその前後で飼うより、長く住み慣れた一軒家での飼い方が性に合うかもしれませんね。