【最新版】犬は節分の豆を食べても大丈夫?与え方の注意点やオススメ商品を紹介!

【最新版】犬は節分の豆を食べても大丈夫?与え方の注意点やオススメ商品を紹介!

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mofmo編集部

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この記事の監修者(185件監修)

頼定 大和

獣医師

頼定 大和

日本獣医生命科学大学卒。大学卒業後、沖縄の病院にて臨床経験を積み、関東、北陸で動物病院の院長として病院経営を行う。 現在は企業病院およびペット関連事業のコンサルティングに携わる。 また、猫の感染症や遺伝病の分野において大学と共同研究に取り組んでいる。講師歴:広島アニマルケア専門学校、日本獣医生命科学大学 動物病院経営学etc. https://okinawa-ahg.com/

節分に豆まきを行う理由には、季節の分かれ目に「邪気」が入りやすいという昔の考えが関係しています。中でも、年の分かれ目は重要とされており、旧暦では立春の前日は現在の大晦日にあたる最も大切な節目とされているようです。ワンちゃんにとって豆まきが危険を呼び込む可能性もあるので、注意点なども含めて解説します。

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節分の豆(大豆)は犬に与えても問題ない?

鬼の被り物 犬

mofmo.jp

答えから言うと、ワンちゃんが大豆を食べても大丈夫です!

大豆には特に有害な成分は入っていませんので、ワンちゃんに大豆を与えても問題ありませんが、与える量や注意するべき点がいくつかあります。

犬に節分の豆を与えてもいい量

豆の量は、愛犬の体重に合わせて調節してくださいね。

また、子犬の場合は消化器官がまだ未発達でうまく消化できずに下痢や嘔吐しやすいため、注意するようにしましょう。

小型犬の場合

小型犬とは、体重が10kg以下の犬種のことです。

代表的な小型犬の中にはシーズーやパグ、トイプードル、ボストンテリア、ミニチュアダックスフンド、柴犬といった犬種が含まれます。

10kg以下の小型犬に与えていい大豆の適正量は、1日10粒~17粒程度です。

また体重が4kg未満の超小型犬の場合は、3~7粒程度に調整してあげてください。

中型犬の場合

中型犬とは、体重が25kg以下のワンコのことです。

ジャーマンピンシャーやフレンチブルドッグ、ボーダーコリー、ウェルシュコーギー、ビーグルやパセンジーなどがその中に含まれます。

体重が15kgのワンちゃんの場合に与えてもいい大豆の適正量は、23粒程度。また20kgの場合は、30粒程度が目安です。

大型犬の場合

大型犬とは、体重が25kg以上のワンちゃんのことです。

ラブラドルレトリバーやゴールデンレトリバー、シベリアンハスキー、ダルメシアン、セントバーナードといった犬種が挙げられます。

体重が30kgのワンちゃんに与えてもいい量は、40粒程度です。また40kgの場合で50粒程度となっています。

犬に大豆を与える際の注意点は?

おやつを食べる犬

pixabay.com

大豆は「畑の肉」とも称され栄養素は高いものの、そのままではあまり消化によくありません。

犬は食べ物をよく噛まずに飲み込んでしまうため、大豆の栄養素を吸収しないまま、便と一緒にそのまま出てくることもあります。

ではどんな危険性があるのでしょうか?気をつけるべき点を見てみましょう。

喉に詰まらせる危険性

ワンちゃんが大豆を飲み込み、喉や食道に詰まってしまう危険性があります。

特に食道の細い小型犬や子犬などには起こりやすいため、注意が必要です。

また、普段から早食いのワンちゃんも気をつけてあげる必要があります。

消化不良の原因になる可能性

犬の消化器官は、豆類を消化することが苦手です。

消化不良を起こしやすいため、しっかりと加熱させる、もしくは発酵させた豆を与えるようにしましょう。

潰してペースト状にして与えるとより安心です。

アレルギー症状を引き起こす可能性

大豆はアレルギーになりやすい食物といわれ、ワンちゃんにもごく稀にみられます。

愛犬が大豆を食べた後に、下痢や嘔吐、目の充血、全身をかゆがるといった症状が出た場合は、アレルギーが疑われるので、すぐに動物病院で診てもらいましょう!

生の大豆は絶対にNG!

生の大豆には、犬にとっては有害な成分が含まれており、大量に摂取してしまうと消化不良や膵臓障害を引き起こす原因となります。

加熱処理をすると毒素は消えるので、豆腐などの加工食品であれば問題ありません!

大豆のおやつを与えるのがおすすめ!

上記の危険性を考えると、無理に大豆を与える必要はないでしょう。

節分用の豆は水分をほとんど含まず消化に良くないため、愛犬と一緒に節分を楽しみたいときは、大豆のおやつを与えるのもオススメです。

まとめ

節分の豆をワンちゃんが食べても大丈夫なのか、また食べる際の注意点について解説しました。大豆はタンパク質が豊富で免疫アップも期待できますが、注意も必要です。与え方や量に気をつけつつ愛犬と一緒に楽しんでくださいね!

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