
若い時と一緒じゃダメ!「老犬の餌」を見直そう!
犬も人間と同じく加齢と共に機能が低下し、食が細くなることがあります。 ずっと連れ添ってきた愛犬だから、これからもずっと元気でいてほしいと思うものの、 どうしてあげたらいいのか分からないという飼い主さんも少なくないようです。 そんな愛犬家のために、今回は「老犬のエサ」がテーマです。

*いつからが「老犬」なの?

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はっきり断定はできませんが、参考までに下記がシニア期の目安の年齢です。
- 小型犬…9~13歳
- 中型犬…9~11歳
- 大型犬…7~10歳
- 超大型犬…6~9歳
大きな犬ほど老化が早く始まるということです。 「えっ!うちの子も老犬の仲間入りをしているじゃありませんか?」って気が付いた方もいらっしゃるのでは・・・?
*老犬の食欲低下の原因と対処法
消化機能全般、肝臓や腎臓などの働きが弱くなる

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食欲そのものが落ちてきます。 老犬とはいえ、肉食の犬はたんぱく質を必要とします。 筋肉を作るのに必要な必須アミノ酸を良質なたんぱく質から消化吸収しやすいように取り入れることができるようにしてあげましょう。
運動量、基礎代謝が低下する

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間接や足腰が弱るのが、運動量の低減の一因かもしれませんが、丈夫な足腰が維持できれば運動量も増え、食欲も増進します。 そのために、コラーゲン、グルコサミン、コンドロイチンなどの栄養素を取り入れることができるかもしれません。 モリモリ食べてくれるのはうれしいことですが、老犬にとって肥満は大敵!なぜなら、病気や足腰への負担が増すからです。
味覚が変わる・歯も弱くなる

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加齢と共に味覚や嗅覚も衰えてきます。 味覚にはミネラルが影響するようですから、カルシウムやリンなどのミネラル分をフードに混ぜてあげることもできるでしょう。 ただし、多すぎたり、少なすぎたりすると体調を崩しかねませんので、気を付けてください。 また、歯が抜けたり、噛む力が弱くなったりすると、固いものが食べにくくなることもあります。 この場合は、柔らかエサを与えることができるでしょう。
*注意点

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エサを変える時には、少しずつ混ぜるようにし1週間から10日くらいかけて切り替えてあげるようにしてください。 ふやかす場合は、エサの痛みが早いので、一度に食べる量だけを毎回ふやかしてあげてください。 便の状態も忘れずにチェックしてあげましょう。 病気によって気を付けなければいけない栄養素がありますから、獣医師に相談し、病気に合わせた食事療法をしましょう。
*まとめ

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食欲は健康のバロメーター。「食」は毎日のことですから、気を配ってあげたいものですね。 老いていくのを見るのはつらいことですが、犬にとっても飼い主にとっても「楽しいごはんタイム」になりますように。