犬が添い寝をしてくるのはどうして?理由を解説!

犬が添い寝をしてくるのはどうして?理由を解説!

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犬を飼っている人、特に室内犬を飼っている人なら可愛い自分のペットと一緒に寝たい。と思うものでしょう。実際添い寝している人もいるのではないでしょうか?犬自身もベッドに潜り込んできたりしますね。ではどうして犬は添い寝したがるのか理由や、リスクについて見てみましょう。

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犬と添い寝するリスク2「病気の問題」

犬と添い寝することで、飼い主さんの健康に悪影響が及びかねないという問題もあるということからお話しましょう。

犬は、散歩の途中でダニやノミに寄生される可能性があります。 添い寝することで、それらのダニやノミにアレルギー反応を起こすこともあるため、「ズーノーシス(人獣共通感染症)」にも気をつけなければなりません。

これは人間と動物の両方共かかってしまう感染症のことで、ペットから感染する病気は30種類ほどあると言われています。

原因はウイルス、細菌、カビ、寄生虫、微生物などが挙げられます。 主にあげられる病気はパスツレラ症、サルモネラ症、狂犬病、皮膚糸状菌症、エキノコックス症、Q 熱などです。

さて、これらの病気には本当に気をつけたほうが良いのですが、添い寝をすることによりこれらの病気が移るのかを考えてみると、必ずしもそうではないのです。 むしろ、普段の生活をしている際にすでに移っている可能性の方が高いと言えるのは確かです。

ただ、リスクが完全にゼロかどうかというと、ゼロではないことだけは覚えておいてくださいね。 犬が予防接種を受けることにより回避できる病気もあります。そして、犬を飼ったことがない人のほうがこのリスクを気にする傾向にあるのも確かです。

例えば、犬は人間が通らないようなところも通るため、ダニの死骸などを足につけたままダニアレルギーの飼い主さんの寝床に入る場合もあれば、犬アレルギーだけれど好きで飼っている飼い主さんもいるでしょう。飼い主さんがツライ場合、添い寝はしないですよね。

そして、病気にかかっている犬が可哀想で添い寝する飼い主さんもいれば、病気とは知らずに添い寝する飼い主さんもいるでしょう。 どうしても病気が気になる飼い主さんは、添い寝をしないでしょうし、そもそも犬を飼わないでしょう。

お布団の中が犬の毛だらけになるのが嫌だけれど掃除はしない、予防注射をしたかどうかわからない犬を拾って来ても洗わずに添い寝する、お散歩から帰ってきて足を綺麗にしないまま添い寝する、などの場合は、添い寝で病気になる以前に普段から家の中全体の清潔さに原因がありますよね。

もし病気を移されるのであれば、添い寝以外で移される可能性がとても多いです。そして、普段から家の中を清潔にしていれば、これらのリスクは低くなります。

もちろん、心配するのは悪いことではありません。そして、心配しなさ過ぎるのも良くはありません。 「ひとつのリスクとして言われていること」を知っておくのはとても良いことです。

犬と添い寝するリスク3「精神的自立に影響」

子犬の頃から飼い主さんと添い寝したり、どこへ行くにも飼い主さんと一緒に行ったり、常に飼い主さんに抱っこされたり 膝の上で撫でてもらっている犬は、ひとりになると不安になり、さみしがって鳴くようになりますよね。

さみしがるから可哀想、という思いから常に一緒にいると、自立心や我慢するということを学ばなくなってしまいます。 こうなるとペットホテルや病院に預けた際、夜鳴きやストレスで体調を崩すということになります。

飼い主さんといつも一緒に寝ているのに、ペットホテルや病院でひとりで寝るなんて、ただでさえ心細いのに精神的にかなり影響がありますよね。この場合は、添い寝と関係があるのは確かです。

でも、逆に言うとこれは、添い寝だけが原因ではないということになります。 「常に一緒に行動している」ことが、精神的自立に深く関係していると言えますよね。

ですから、添い寝が主な原因で精神的に自立できなくなるほど影響があるとは言えません。飼い主さんの普段の行動によります。

常に一緒にいることが悪いわけではありません。 むしろ犬にとっては、いつも甘えさせてくれて、それはそれで幸せなことですよね。

それぞれの育て方、それぞれの生活の仕方があるので、常に一緒に行動するのも良いでしょうし、飼い主さんの生活に合わせるようにしつけるのも良いでしょう。

犬と添い寝するリスク4「踏み潰す可能性」

これは、子犬や小型犬の場合と、お相撲さんのように身体の大きい飼い主さんだった場合はあり得ます。

子犬の場合、飼い主さんが寝返りを打った時に押しつぶしてしまう可能性があります。また、ベッドの場合は何かのはずみでベッドから落としてしまう可能性もあります。

まだ骨の形成がしっかりしていない子犬は、本能からくる外敵への配慮が薄いため熟睡してしまうので、潰されて骨をおかしくしたりする可能性があります。

子犬の頃はできるだけ、骨がしっかりとするまでは別に寝てあげましょう。 どうしても添い寝したい場合は、飼い主さんが子犬を寝かしつける程度で我慢して、寝たらそっとしておいてあげましょうね。

一方、成犬の場合はちょっとした動きにも敏感なので、潰れそうになった場合は自ら逃げてくれることが多いです。 普段、犬がお昼寝をしていても、小さな状況変化や物音でパッと目を覚ましたりしますよね。

よほど寝相が悪い飼い主さんや、体格の良い飼い主さん、また超小型犬と言われる犬種の犬かどうか、にもよりますので、どうしても心配な飼い主さんは別々に寝るようにしてください。

犬と添い寝するかどうかは、その状況により決めてくださいね。添い寝ではなく、自分の寝床のそばに犬用の寝床を用意して別々に寝るのも良いでしょう。

意外と、飼い主さんが寝返りをした時に素早く下敷きにされないように行動する犬や、危険を察知したらお布団やベッドから出て安全な場所で丸くなって寝ている犬が多いのは確かですが、可能性は全くのゼロでは無いことだけ頭に入れておくと良いでしょう。

どのリスクも、犬を飼ったことがない人からしたら心配なことばかりですよね。 犬を飼う前に知っておくことはとても良いことですし、犬を飼ってから犬について勉強することと、とても良いことです。

そして、実際に飼ってみると意外とそうでもないことがたくさんあると感じる飼い主さんが多いはずです。 備えあれば憂いなしです。

愛犬と楽しみながら日々を過ごしたいですね!

まとめ

犬 添い寝 女性 ビーグル

Anana_go/shutterstock.com

これらの犬の心情とリスクを考えて、犬と添い寝するかどうか決めてください。

できれば添い寝ではなく、自分のベッドの脇に犬のベッドを用意してあげて寝床は分けてあげるほうが、飼い主の健康と飼い犬のためにもいいでしょう。

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3 名無しさん
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飼い主の匂いが好きで、一緒に寝ようとするなんて微笑ましいし、仲睦まじい。匂いまで好きでいてくれるなんて嬉しい限り。それだけ良い関係が築けているという証拠でもあるんだろうなって、勝手に解釈しちゃおうっと。

2 王国
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寂しい時に布団に潜り込んでくるのは可愛いものがあります。そんな時は一緒に寝てあげようとなりますが、主従関係が壊れてしまうなどを言われると、考えものですね。一緒に寝るのは甘えさせることにつながると考えていましたが、頻繁にするのはダメですよね。

2 パンジー
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テレビで、犬と添い寝をしているシーンを見ると、自分もしたいなぁって思うんです!ですがリスクを知ると、できればしない方がいいのかなとも思います。愛犬のことを思うなら、添い寝はしないに越したことはないですね。我慢我慢です。