クロアチアンシープドッグってどんな犬?性格や特徴、しつけ方について解説!

クロアチアンシープドッグってどんな犬?性格や特徴、しつけ方について解説!

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「クロアチアンシープドッグ」をご存知でしょうか?「クロアチアンシープドッグ」はとても古い歴史を持つ犬種であり、羊飼いの番犬として長年活躍している犬種でもあります。羊飼いに憧れている方も、またそのチャーミングな見た目に興味を持つ方も、「クロアチアンシープドッグ」の魅力や性格に迫ってみましょう!

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クロアチアンシープドッグの特徴

Proud black dog sitting in the nature, guarding and observing with his ears up.

Dejan Stanic Micko/shutterstock.com

艶やかでウェーブのあるゴージャスな黒い被毛と、琥珀色のつぶらな瞳が愛らしいクロアチア原産の犬種です。

現在では原産国のクロアチアでも頭数を減らしており、FCI(国際畜犬連盟)の登録犬種の中で最も絶滅する可能性が高い犬種の一つに数えられています。

ハンガリー原産のムーディの先祖で大変似ていますが、クロアチアンシープドッグの方が体重がありしっかりした体格をしています。

天候に左右されないタフさを持つ牧羊犬出身の犬なので、豊富な運動量さえ確保できれば都会でも飼いやすい犬種なんですよ。

賢く優秀な身体能力を持つクロアチアンシープドッグは、頭を使った競技も楽々こなしますので、犬のアジリティー競技(障害物競走)のラージ部門では、ボーダーコリーと並んで高い能力を発揮するそうです。

優秀な牧羊犬同士、良いライバル関係となりそうですね。

クロアチアンシープドッグの外見的特徴

真っ黒で少しウェーブがかった美しい被毛がまず目を引くクロアチアンシープドッグは、キツネのようなスピッツ系の雰囲気を持っているかわいい犬です。

中型犬の中でも小さめのサイズで、細い頭に細いマズル、琥珀色のつぶらな瞳に大きめの三角形の立ち耳の可愛らしい顔立ちをしています。

全身真っ黒な被毛が一般的ですが、稀に足先にホワイトカラーがくつ下のように入ることもあります。

またフサフサとした巻き尾もゴージャスな印象を与えています。

クロアチアンシープドッグの寿命・体型

クロアチアンシープドッグの平均寿命は13~14年くらいと言われているので、中型犬の中でも長生きの犬種です。

中型犬の中でも小柄なことも影響しているかもしれませんね。

クロアチアンシープドッグの体高は40~50センチくらい、体重は13~18キロくらいが一般的です。

クロアチアンシープドッグの歴史

Black dog Rea Croatian Sheepdog

Damir Kutlesa/shutterstock.com

クロアチアンシープドッグは歴史が古い犬種ですが、はっきりとした起源はわかっていないそうです。

一説として、14世紀頃にアジア州の国から輸入された「トレセトニ」と「ソイェニツキ」という名前以外全て謎に包まれている犬種と、セルビアの「プーリン」という犬を掛け合わせて作出されたと考えられています。

クロアチアンシープドッグは作出された当時から現在まで、見た目や性格とほとんど変わっていない犬種と言われており、昔から牧羊犬として活躍し、また勇敢な性格を生かし番犬としても優れた働きをしてきました。

もともと羊飼いだけが飼育していた犬なので、第一次世界大戦と第二次世界大戦でその頭数をかなり減らしてしまい、犬種として絶滅寸前まで追い込まれてしまいました。

しかし1935年に獣医学者が計画的な繁殖を始め、終戦後にはクロアチアンシープドッグの子孫犬種であるムーディと交配させるなどの努力が実を結び、現在も何とか犬種として存続することができています。

1969年にFCI(国際畜犬連盟)に公認され、世界中で名が知られるようになったクロアチアンシープドッグは、海外でも牧羊犬として、また家庭犬やショードッグとして飼育されるようになりました。

しかし現在は再び飼育頭数が非常に少なくなっており、絶滅が危惧されるようになっています。

日本でも2009年に初めてクロアチアンシープドッグの正式な国内登録が行われましたが、近年のクロアチアンシープドッグの国内登録頭数は一桁もしくは0頭ですので、日本で目にすることは残念ながらほとんどない犬種でしょう。

とても美しく魅力あふれるクロアチアンシープドッグがいまだに希少で、原産国クロアチアでも目にすることが難しくなっているのはとても残念ですね。

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