猫を飛行機に乗せたい。機内持ち込みはできるの?料金や事故のリスクについても解説。

猫を飛行機に乗せたい。機内持ち込みはできるの?料金や事故のリスクについても解説。

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家族の一員である愛する猫ちゃんを飛行機に乗せて一緒に旅行に連れていきたい、誰もいない家に猫ちゃんだけ置いていくことなんて絶対できないなど、理由は様々。でもちょっと待ってください。安全に猫ちゃんと旅行するにはリスク、事故、飛行機のサービスを事前に知りたいと思いませんか。そうした点をご紹介します。

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猫を飛行機に乗せることはできるのか?

Beautiful grey cat isolated on a white

5 second Studio/shutterstock.com

たいていの航空会社で猫を飛行機に乗せるのは可能です。

  • ANA…国内線 国際便共に犬や猫などを預けることができます。
  • JAL…国内線 国際便共に犬や猫などを預けることができます。
  • SKYMARK AIRLINES・・・国内線 国際便共に犬や猫を預けることができます。
  • その他 DeltaやAir Franceをはじめ、多くの航空会社では 国内線 国際便問わず犬や猫を預けることができます。

※ただし、それぞれの航空会社により規定があり、それを満たない場合は利用ができません。 特に、航空輸送時の環境の変化を受けやすい短頭種(パグやシーズーなど)の犬や猫は預けることができない場合があります。各航空会社のホームページをご確認ください。

利用する航空会社に直接確認しましょう。そして Jetster やPeach Aviationといった格安の航空会社では、犬や猫の預かりをしていないので注意が必要です。

猫を飛行機に乗せるとき注意したいこと

犬や猫は基本的に キャリーバッグやケージに入れて貨物室に乗せることになります。

犬や猫が乗る貨物室は、客室と同じように気圧や温度の空調調整がされていますが、客室よりも外気の気温の影響を受けやすいため、炎天下の日などには貨物室にいる動物は熱中症になりやすいです。

猫にとって、環境が変わるのはとてもストレスがかかります。体調を崩すこともあるので、できる限り配慮してあげましょう。

猫を飛行機に乗せる場合、注意点は犬と同じですが、猫のほうが環境の変化によるストレスに弱いので、普段からキャリーバッグやケージを利用して出かける練習をしておくと良いですね。

乗り物に弱い猫には…

中にはストレスに耐えられず大興奮してしまう猫もいます。 どうしてもの場合は、動物病院で精神安定剤を処方してもらう方法もありますが、米国獣医師会(AVMA)では 長距離移動の猫に鎮静剤の使用を勧めていません。

乗り物酔いがあり、乗り物に乗るとよだれや嘔吐といった症状がでる猫は、病院にて酔い止め薬をもらえます。鎮静剤と比べると 効き目が強過ぎず、副作用も少ないです。

また、リラックス効果があるフェロモン製剤で フェリウェイという薬がありますが、車で移動中の興奮や嘔吐、排泄や鳴き声が少なくなったという報告があります。

飛行機移動にも使えるので、よく獣医師と相談してみてくださいね。

猫を飛行機の機内持ち込みはできるの?

国際線の場合は、飛行機の機内持ち込みが許されている航空会社が多いようですよ。

離れた暗い貨物室に運ばれるのではなく、手荷物としての扱いで飛行機の機内持ち込みできますので、家族の一員である猫ちゃんと目的地まで一緒いられます。

飛行機の機内持ち込みの方が、貨物室からの受け取りの時間の手間もありませんから、飼い主さんも安心ですよね。

しかし、各航空会社さんによっては フライト便による航空機の種類や季節(特に夏季期間)により、猫を飛行機の機内持ち込み規定が変更になる場合があります。

また、渡航される国によっては、猫を飛行機の機内持ち込みでの入国が許可されていないこともありますので、事前の確認をしておくことをお勧めします。

そして、残念ながら国内線の場合は、猫を飛行機の機内持ち込みは難しいようです。

猫を飛行機の機内持ち込みではなく、搭乗手続き時に、申請をして貨物室へ預けてもらうことになります。 どの航空会社も原則として、一つのケージに対して猫一匹となっています。

ペットケージをお持ちでなくても、各航空会社さんのサイズ規定に沿った、ケージやキャリーバッグの販売やレンタルもあるようなので、ご利用の際は、それぞれのご利用する航空会社へ料金やケージがレンタルできるのか、事前にお問い合わせ下さい。

出発前の準備も大切です

フライトの当日に向け、出発前の準備も大切ですよね。特に 海外に行く際には入国に必要な書類があります。

渡航先により 入国はな必要な書類が多少異なる場合もあり、また 変更することもありはため、事前に大使館に連絡をして調べましょう。

無料ではありませんが、心配でしたら手続きの代行サービスもあります。

例えば、以下のような許可証や証明書、検査が必要になります。

  • 事前許可証(パーミットサティフィケートまたはライセンス)
  • 在住期間の証明書
  • マイクロチップの装着と証明書
  • 猫白血病などの予防接種と証明書
  • 狂犬病ワクチンの接種とその証明書
  • 寄生虫などの予防接種と証明書
  • 健康証明書・血清検査

など。 フライト前には 必ず動物病院で健康チェックをしましょう。

特に高齢猫や長時間の移動は過度のストレス状態になる危険があります。重篤な病気がないか事前に検査をして、提出書類に健康証明書が必要な際には 証明書をもらいましょう。

既に通院している病院がある場合、そこで紹介状や治療報告書もらっておくと引っ越し先でも病院探しに困らず、治療が続けられるでしょう。

ワクチンやマイクロチップについてですが、猫を海外に送る場合、入国可能なほとんどの国で狂犬病のワクチン接種とマイクロッチップの埋め込みが義務づけられています。

ワクチンの接種をいくつも受ける場合には、数ヶ月時間を要します。そして証明書類が必要になるので、数ヶ月前から余裕を持って準備しましょう。

キャリーのサイズや重量制限などは利用する航空会社により違うため、必ず条件を確認しましょう。国際線の場合で機内持ち込みが可能な場合、事前に予約が必要です。

ペルシャやエキゾチックショートヘアといった短頭猫種と呼ばれる鼻が短い猫は、熱中症や酸素欠乏になりやすいため飛行機の利用ができないことがあります。

猫種についても、必ず航空会社に前もって確認しましょう。

飛行機に乗るまでのながれ

当日は出発前に食事を与えておきましょう。嘔吐を防ぐため、基本的には出発の3~4時間前に食事を終わらせておきましょう。

飛行中は胃を空にしておくのがオススメですが、あまりにも空腹にならないように移動時間といつもの食事の時間を考慮しましょう。

猫の年齢によっては、担当の獣医師にアドバイスを求めた方が良いですね。

飼い主さんのチェックインの他に猫のチェックインをする必要があるため、時間に余裕を持って出発しましょう。

猫が耐える移動時間をできるだけ減らすため、ギリギリに行動したい気持ちはわかりますが、搭乗の3時間前には空港に到着するようにしましょう。

初めての場合や 飛行機を利用する時期によっては、思いの外手続きに時間がかかることがあります。

トイレを済ませたか確認しましょう。そして猫も規定の時間までに余裕をもってチェックインを済ませてくださいね。

チェックインが済んだら、猫は手荷物預けカウンターにて待機します。カウンターから飛行機に乗せるまでに入れられる貨物室には空調設備が無いため、出発の直前までカウンターや空調設備のある場所で待機させるのです。

また、慣れない環境で過ごさなくてはならない猫のために、お気に入りのオモチャや、水サーバー、ペットシーツ、おやつ、ブランケットや保冷グッズ(夏場)などをケージに入れてあげると良いでしょう。

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18 名無しさん
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猫が飛行機に乗ると、ストレスで亡くなるケースがあるんですね。まさかと感じましたが、猫は環境の変化に弱いとも聞いたことがあったのを思い出しました。飛行機に乗せることは怖いので、飛行機以外の手段で移動できればです。

17 名無しさん
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引越しのために猫ちゃんを飛行機に乗せたことがありますが、相当ストレスがかかったようです。乗るときは地上の添乗員さんが親切にしてくれて安心して乗せることができました。乗せるまでは不安でしたが、今は元気です。しっかり調べて乗せることをオススメします。

16 名無しさん
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猫の移動は本当に大変です。長時間ケージに閉じ込められて飼い主と離されるので不安ですよね。できるかぎり飛行機に動物は載せないのがベストだと思います。どうしようもないときだけですね。

15 サンライズ
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よーするによっぽどな事情がない限りは猫を移動させないのが正解なんだね。飛行機とか猫にとって負担しかないもんなぁ。

15 ramia
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猫を飛行機に乗せて引越しをしたことがあります。猫を飼っていたのですが結婚と同時に旦那が転勤することになり、実家に残して行くか悩んだ末に連れていきました。手厚くケアしてくれるし、そんなに心配することはないと思います。海外に連れていくんだと検疫とか大変みたいだけど。

13 大地
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猫を飛行機に乗せるのって色々準備が大変なんですね。今度引っ越しが決まって飛行機でしか移動が難しい場所なので、しっかり準備をして快適に飛行機に載せてあげようと思います。ペットキャリーが苦手なので、まずはそれに慣らすところからですね…。

12 かんきつ類
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猫と一緒に飛行機に搭乗できることはよく分かりましたが、心配性な私は「家族同然である猫が具合を悪くしてしまったらどうしよう、もし猫の身に何か起きたらどうしよう」とあれこれ深く考えてしまうので、できれば飛行機には乗せたくないです。

11 名無しさん
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何もわからないで飛行機に乗せられるペットは不安でしかないでしょうね、いくら普段から車に乗せられていて移動には慣れていたとしても。国際便だと機内持ち込みが許可されている航空会社もあるんですね。知らなかったです。少しでもペットの不安に対処できるようにしてあげたいですね。

10 ルームメイト
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猫を飛行機に乗せる際、必ずしも安全ではない・リスクがあるという事を認識しておくことが求められます。ただ一緒に連れて行きたいから飛行機に乗せようとするのではなく、きちんと考えてからにすべきだと思います。何かが起きてからでは遅いですからね。

9 横浜
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猫は飛行機に乗せられるんだ~。でも大変そうだなぁ。国内ならまだしも、海外転勤なんかになっちゃったら検疫なんかもあるだろうし、知り合いに飼育してもらうとか、ソッチのほうが楽そうですね。今度日本に連れて帰るときも大変だろうし。

8 名無しさん
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飛行機での移動となると、単なる車でのドライブ移動とは大きく違ってくるので、ペットにとってもそれは大きなストレスになってしまいそうですね。そのための練習や、獣医師によく相談したりと対処したいですね。機内持ち込みで飼い主さんと一緒にいられればまだ不安は軽減されるでしょうが、何度か私も飛行機に搭乗していますがそういったケースを見たことはないですね。やっぱり貨物のほうに載せられることのほうが多いのかな。

7 名無しさん
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猫を飛行機に載せているお客さんを見たことがあります。意外といるんですね。そして思ったよりも安いこともあるので、いいですね。一緒に旅行できると楽しみも増えますし、里帰りも楽しくなりますよね。ただ乗り物酔いする猫だと大変だので、無理には乗せない方がいいと思いました。

6 名無しさん
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猫を飛行機に乗せることは賛否両論あると思いますが、やはりそれなりにリスクがあることを理解しておく必要があるでしょうね。人間と違って犬や猫には大きなストレスになりますから、何が起こってもおかしくはないでしょうし。飛行機に乗せてまで一緒に過ごしたいのでしょうから、猫の気持ちも理解してあげないとダメですね。

5 オン
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この記事をよんで、ペットを飛行機に乗せるのが少し怖くなりました。取り返しのつかない事になったら一生後悔しますもんね。できる限り、飛行機ではなく他の方法で移動できるように考えたいと思います。ペット自身も不安でしょうからね。

4 ぬこ
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猫だけじゃなく動物を飛行機に乗せるのはオススメではないですね。どう考えてもストレスになりますし、何かあっても航空会社は責任取ってくれませんから。旅行に連れて行きたいという気持ちは100%理解できるんですけど、飛行機に乗せてまで、、、と思ってしまいます。

3 名無しさん
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ペットも飛行機に乗ることができるんですね!それに、手荷物扱いになるって! 旅行に行くときには一緒に行けたらいいな、と思っていたので、とっても助かる情報です! ただ、猫が飛行に耐えれるかどうかってことも考えておかないといけないんですね。。。

2 ねこ
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確かに少しでも離れたくないから、一緒に旅行に連れていきたい気持ちは分かります。でも、長期留守や引っ越し以外で飛行機に乗せるのは個人的には反対です。人間なら何が起こっているのか分かりますが、ペットにとって飼い主と離れ、大きい音がして気圧の変化がある中で1人でいるのは本当に心細いと思います。ぜひ、その辺をよく考えて乗せるのかどうかをしっかり決めてあげてほしいです。

1 音譜
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飛行機に猫を乗せることが可能とは意外でした。猫に限らず、動物は乗ってはいけないのかなと、ずっと思ってました。航空会社の規定によるということなので、事前の確認が重要になってきますね。そして、もし乗せる場合は、それに伴うリスクがあるという事をしっかり頭に入れておく必要があると感じます。