ジャックラッセルテリアの平均体重について。子犬と成犬別にご紹介。

■うちのジャックラッセルテリアは肥満？？

このように、ジャックラッセルテリアの平均体重を知ることは、お家のジャックラッセルテリアが肥満気味かどうか知ることにもつながります。

ですが、体高をはかって平均体重にあわせてみてもよくわからない場合、どうすれば良いでしょうか？ 簡単な方法として、目で見て愛犬の肥満度チェックをする方法があります。

ジャックラッセルテリアの体を上から見てみましょう。 上から見て助骨の後に腰のくびれが確認できるようなら理想的です。 横から見てもお腹がキュッと締まっている状態ですね。 これがもし肥満状態ですと、脂肪に覆われて助骨が見えず、触っても助骨がどこにあるかわかりません。

また腰からしっぽにかけても脂肪がついているために、腰のくびれがどこにあるかわからなくなってしまいます。 横から見ても、お腹がたるんだように見えます。

ジャックラッセルテリアは、無駄な脂肪のない活動的なボディラインが一般的な犬種です。 このように、見た目で肥満がわかってしまう状態は、かなりの肥満状態であると言えます。

また、見た目だけでなく最近は犬にも内蔵脂肪がつく”隠れ肥満”が増えていることが問題になっています。 おやつの与え過ぎなどで、筋肉質で均整の取れたジャックラッセルテリアの内蔵に脂肪がついていることがあります。

定期的な健康診断を受けるか、若くて元気な犬であれば、ワクチン接種などのついでに体重だけでなく体脂肪を測定してもらうと飼育環境の見直しやその後の参考になります。 一方で平均体重に満たない場合、ジャックラッセルテリアは活発なだけにエネルギー不足になり健康が損なわれるおそれがあります。

エネルギー不足で走り回ると、急に低血糖を起こし意識を失ったり、寒さに弱く病気になりやすいなどの不都合が生じます。過度なダイエットは厳禁ですが、平均体重以下になる原因そのものが病気の場合もあります。

考えらる疾患として、元気そうな場合は甲状腺機能亢進症や消化管に寄生虫がいるなど、体調が悪そうなときは悪性腫瘍などがあります。

反対に痩せすぎているとどう見えるでしょうか？ 痩せすぎていると、上から見て序コツだけでなく骨盤も簡単に確認できます。 触ると脂肪や肉がなく、骨がすぐに手に当たります。腰のくびれやお腹のラインが顕著です。

ジャックラッセルテリアはすっきりとしたラインが特徴ですが、これだと痩せすぎで栄養不足の状態になっているでしょう。 ジャックラッセルテリアは運動が好きな犬種だから、と運動をたくさんさせつつ、それに見合った栄養価の食事を与えていないならジャックラッセルテリアは栄養不足になってしまいます。

また成犬になっていく成長段階で早めに餌を子犬用から成犬用に切り替えなければ、大切な成長期に体がうまく形成されずに成犬になってしまいます。

運動量が多く、筋肉質なジャックラッセルテリアだからこそ、良質な食事をこころがけて健康管理を行いましょう。 筋肉質な体なので、良質なたんぱく質を摂ることは重要です。

ドッグフードの中でも、良質なささみや鴨肉など、カロリーが低いながらも良いたんぱく質源となる食材を使っているものを選びましょう。

同時に、ビタミンも筋肉をつくる大事な栄養素です。ビタミン群をバランスよく含んだ食事が理想的ですね。 低価格なドッグフードは脂質や炭水化物ばかりが多く、筋肉がつかずに脂肪がついたからだになる危険があります。

将来の体のことを考え、今からきちんと健康管理してあげましょう。