
オーストラリアンミストってどんな猫?性格と特徴から考える飼い方のコツ!

mofmo編集部です。
霧のベールを羽織っているかのようなとても美しい「オーストラリアンミスト」という猫をご存知ですか? 人懐っこく我慢強い、穏やかな性格で「家猫」として、とても優れています。 オーストラリアンミストの特徴と性格、その魅力についてご紹介します。

オーストラリアンミストの性格

Daniel Thompson/shutterstock.com
オーストラリアンミストは外見の美しさだけでなく、その性格の良さでも知名度があがってきています。
人間が大好きで、とても人懐っこい猫です。
常に誰かの膝の上にピョンっと飛び乗って甘えるような、いつまでも子供のような猫です。
そのような甘えん坊さんだからか、一人暮らしや子供が巣立った後の家庭などで特に可愛がられているようです。
また、我慢強く、あまり引っ掻かない点で珍しい猫です。
子供にちょっかいをだされても、びっくりして反撃するかのごとく引っ掻いたり猫パンチすることはほとんどありません。
家の中でゆったりと過ごすことを好むインドア派です。
オーストラリアンミストの飼いやすさ
もともとオーストラリアンミストの誕生経緯が「家の中で過ごすことを好む穏やかな性質の家猫」ですから、とても飼いやすいといえます。
一般的な猫の特徴といえる好奇心や遊び心を持っているものの、野外で冒険したり、家の中でいたずらするエネルギッシュな猫というよりは、人のそばでまったり過ごしつつ、室内で十分な楽しみを見つけながら暮らす猫です。
誰かが家にいる時間の多い家庭にはピッタリの猫ですね。
オーストラリアでも、高齢の夫婦や病気医療中の方の相棒としてよく推されているそうです。
さまざまな年代の人と仲良くできる性質のため、子供が複数いる家庭にも向いています。
子供にとっても、オーストラリアンミストにとっても双方が良い遊び相手となるようです。
つい我慢しちゃう性格のオーストラリアンミスト。
猫が嫌がることはしないように、子供をしつけることは大切ですよ。
オーストラリアンミストの飼育環境と飼い方のコツ
「家猫」として飼いやすさ抜群ですが、我慢強いためストレスを溜めこませすぎないように、こちらが配慮する必要があるかも知れませんね。
では、飼育環境としつけのポイントを見ていきましょう。
オーストラリアンミストの飼育環境
あまり自己主張せず、我慢強い性格のオーストラリアンミストですから、ストレスが溜まっていないかよく観察しましょう。
猫はストレスが溜まり始めると、よく鳴いたり、毛繕いする時間が増え体をよくなめていたり、エサのたべる量が減ったり、エサになかなか食いつこうとしなくなります。
こうしたサインにも敏感でありたいものです。
ストレスを感じているのかな、と思ったら、オーストラリアンミストを膝の上に呼び、優しく話しかけながらなでてあげます。
甘えさせる時間を多めにとってあげましょう。
また、ねこじゃらしなどで一緒に遊ぶと満足気になりますよ。
人と一緒にいることで安心し、人の側にいることが大好きな猫種なので、あまりにもお留守番が長かったり、お留守番していてせっかく帰ってきても相手にしてもらえないとストレスを抱えやすくなってしまいます。
人と同じ空間で過ごすことが好きなオーストラリアンミストの性格を考えると、子供や高齢者など構成人数の多いファミリー層だとより良い環境なのかも知れませんね。
甘え遊ぶ相手に不自由しませんし、誰かしら家にいる状態が多いですからオーストラリアンミストにとってはベストですね。
オーストラリアンミストのしつけのコツ
怒ってもよく理解していないのが猫です。
猫の学習パターンを利用し、怒鳴らずにしつけをしていきましょう。
甘噛みしてきた瞬間にマッサージをやめると、負の弱化が働き、甘噛みをしなくなることを覚えます。
テーブルに乗った瞬間に、手をぱちんと叩いて音を出したり水鉄砲を撃つなど瞬間的に驚かせることで、正の弱化が働き、乗ってはいけない場所を認識するようになります。
また、家族全員でOK行為とNG行為を細かく決め、一貫性を貫くことです。
例えば、「ニャーニャー鳴いたら、ある時は抱っこして撫でてくれた。でもあるときは、ウルサイと怒られた」というのが一番よくない例です。
猫の要求鳴きをやめさせようとしても、たまに応じてしまうことで猫は「なでられるという報酬」を求め、鳴き続けることを覚えている状態です。
しつけの方針に一貫性がないと、知らないうちに猫を間欠強化してしまい、本来やめさるべき行為が、逆に激化してしまうということが起こります。
また、子猫時代にたくさんの人に長い時間触れてもらうようにしましょう。
“ハンドリング”といい、人の手を怖がらない人懐っこい性格にする重要な触れ合いと言われています。