エジプシャンマウってどんな猫？性格と特徴からわかる飼い方のコツとは？

エジプシャンマウの特徴

見た目がまるでヒョウのようなスポット柄のエジプシャンマウはとてもワイルドな外見をしています。

その身体的な特徴と、寿命や体型について説明します。

身体的な特徴

見た目はスリムでしなやかなセミフォーリンタイプの体型で、手より足が長いためつま先立ちのようなエレガントな歩き方をします。

脇腹には体の伸縮運動を助けると言われるプニュプニュしたベリーフラップといわれる皮ヒダがついており、野生の特徴が残っています。

スリムですが筋肉質で、なんと時速50kmで走ることができるので、「イエネコ最速のスプリンター」と呼ぶ人もいるそうです。

見た目の最大の特徴は体の横に斑点がある「スポテッドタビー」です。

他にもベンガルネコやオシキャットのような斑点のある猫がいますが、エジプシャンマウの斑点は自然発生のものであるという点で違います。

このスポット模様ですが、被毛だけでなく地肌にも入っているのが特徴にもなっています。

大きなアーモンド形の目はグースベリーグリーンと名付けられており、頭は小さめで三角形に近い形をしていて、大きな耳を持っています。

また、額にスカラベマークといわれるM字型の模様が浮かび上がることもあります。

寿命や体型

エジプシャンマウの平均体重はオスが3.9kg～6.5kgでメスが2.7kg～4.6kgとなっており一般的な猫に比べて少し軽いと言うことができます。

平均寿命ですが12歳～15歳となっていて、一般的な猫の平均寿命とそれほどかわりません。

体調管理など飼い主の飼い方次第で長い期間一緒に生活することも可能です。

エジプシャンマウの歴史は？

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冒頭にも述べましたが、エジプトの壁画や巻物に出てくるスポット模様の猫がエジプシャンマウの祖先だという説があります。

1897年産まれのロシア王女とされるナタリヤ・トルベツコイがエジプシャンマウの歴史のカギを握る人物とされています。

1953年にイタリアにいた時、エジプト大使館で野生のヒョウのような猫に出会い、とても気に入ったためにエジプトから同じような猫を取り寄せたそうです。

そして彼女がイタリアのキャットショーでお披露目したスポット模様の猫はヨーロッパで注目を浴びました。

その後イタリアの猫と交配させ、ナタリアは産まれた子猫を連れてアメリカに渡ります。

アメリカで精錬されたエジプシャンマウは1965年に世界中の猫血統登録管理団体に公認されました。

ただ数少ない基礎猫を土台に繁殖していたため、近親交配により遺伝疾患に苦しむようになりました。

それで、遺伝子プールを広げるためにインドのニューデリー動物園にいた猫たちや、その後エジプトから輸入した猫たちと交配し、遺伝子の多様性を図りました。

エジプシャンマウの「マウ」は古代エジプト語で「猫」の意味で、エジプト原産とされることもありますが、正式に品種として確立したのがアメリカなのでアメリカ原産と表記する場合もあります。

エジプシャンマウの性格

ワイルドな外見とは裏腹にとてもおとなしいなど、意外な性格も備えているようです。

おおまかなエジプシャンマウの性格を紹介します。

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おとなしいけど人懐っこい性格

とてもおとなしい性格なので見た目とのギャップを感じる人もいるようです。

一人でいることが平気な性格なのでキャットタワーや置き型のおもちゃで一人でよく遊ぶようです。

また人見知りもするようですが、飼い主にはよく懐いて甘えます。

飼い始めは良く相手をするなどして、お互いに慣れるようにするなら飼い主との絆を深めることができるでしょう。

神経質で繊細な性格

繊細な性格なので、騒がしいところが苦手です。

小さな子供がいる家庭や、ほかの猫などとの同居も難しいかもしれません。