成分がポイント!ワンちゃんに優しいドッグフードの選び方教えます!

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mofmo編集部

mofmo編集部です。

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みなさんはドッグフードを選ぶ時、何をポイントにしていますか?実に多くのドッグフードが販売されているので、何を選んだらよいかわからない方も多いことでしょう。値段を決め手にしている方、ダイエットや特定の疾患に合わせたものを選んでいる方、ぜひ「成分」をみてドッグフードを選ぶことをおすすめします。

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穀物が主成分になっていないもの

ドッグフード

Africa Studio/shutterstock.com

まずドッグフードの成分で見ていただきたいのが、穀物が主成分になっていないことです。

安いドッグフードの多くが、原材料欄の先頭に「穀物」があげられています。 第一原材料から第三原材料まですべて穀物になっていることも珍しくありません。

なぜなら穀物は安く購入できるうえ、加工も簡単なことからかさ増しにピッタリの食材なのです。 ですから安いドッグフードには好んで穀物が使用されています。

しかしこういった穀物がメイン原材料に使用されているものは避けることをおすすめします。 そのいくつか理由をあげましょう。

消化に悪い

一つ目の理由は穀物は消化に良くないことがあげられます。

肉食動物である犬は、穀物を消化するアミラーゼという酵素が唾液に含まれていなため、穀物の消化吸収を大変苦手としています。

そのためたくさん穀物を摂取すると消化器官に負担をかけるため下痢やおう吐といった消化不良を起こすことがあります。 消化ができないということは栄養素も吸収できないため、穀物は犬にとって必要のない食材ともいえるでしょう。

アレルギーの原因になる

二つ目の理由は穀物はアレルギーになりやすい食材なのです。

穀物はたんぱく質の中でも特にアレルギーを起こしやすい食材といわれています。

今までなんともなくてもある日突然アレルギーが発症することもあります。特に「トウモロコシ」「小麦」は犬がアレルギーを起こしやすい食材です。

これらが原材料欄の始めに挙げられているものは要注意です。

また同じトウモロコシでも呼び方を変えて配合量が多くないように見せているものもあります。

例えば「トウモロコシ、コーングルテンミール、コーングルテンフィード」などです。 名前を変えて一つ一つの配合量は少なく見せているかもしれませんが、トウモロコシという大きなくくりで見たらかなりの量が使用されていることが予想できます。

太りやすい

三つめの理由は穀物は太る原因になっています。

穀物は炭水化物ですので、体内に入ると糖質へと変化します。

糖質を大量に摂取すると体内の血糖値が上昇し「インスリン」が分泌されます。 インスリンは脂肪をため込む働きがあるので、糖質である穀物をたくさん摂取することは血糖値を上昇させ、肥満の原因となるのです。

一時期「炭水化物抜きダイエット」が流行しましたが、理屈は同じです。 炭水化物からの糖質を摂取しないことでダイエットをしようというものです。

ですから穀物がメインになっているドッグフードを食べている肥満気味の犬が、穀物不使用のドッグフードに変えただけで体が引き締まった。という話もあります。

このように犬が穀物を摂取することには多くのデメリットがあるのです。

ですからできることなら穀物を一切使用していない「グレインフリー(穀物不使用)ドッグフード」を選ぶようにすると良いでしょう。

最近はアレルギー対策されたグレインフリードッグフードの中にも、比較的消化がよくアレルギーを起こしにくい大麦や玄米、白米をといった穀類は使用しているものもあります。

たしかにこれらの使用でアレルギーが改善したり、体調が良くなる犬もいます。 しかし穀物であることには変わりないので大量に摂取することで消化できなかったり、いずれアレルギーを発症するということも考えられます。

100%無添加のもの

次にドッグフードの成分で見てもらいたいのは添加物の有無です。

私たち人間が食べるものを選ぶ時でも、保存料や着色料といった添加物が使用されていないものを選ぶのではないでしょうか? それは添加物の摂取が私たちの健康を脅かすからです。

もちろんドッグフードに関しても同じことは言えます。 余計な添加物を使用しない無添加ドッグフードが体に良いことは疑いの余地がありません。 ですから着色料、保存料、香料といった人工添加物を使用したものは選ばないようにしましょう。

具体的にどんな添加物を避けたらよいでしょうか?

着色料

一つ目は着色料です。

着色料はフードに色を付けておいしそうに見せる働きをします。 赤や緑、黄の色がついているとそれだけで肉や野菜がしっかり配合されているように見えるのではないでしょうか? このようにおいしそうに見せることで飼い主の購買意欲を高めることができます。

しかし犬がドッグフードを選ぶ基準は何でしょうか?

犬は色の識別ができません。犬はにおいによってフードを選びます。

ですからたとえ着色料でカラフルな色付けがされていようといまいと関係ないのです。 着色料の使用は完全な人間都合なのです。

ドッグフードで使用されている着色料は「〇色〇号」という表示で示されているタール系の合成着色料です。 これら石油由来の着色料は自然なものではないため、発がん性やけいれん、染色体異常、アレルギーなどの可能性があります。

そのため海外では使用が制限、禁止されているものもあります。

人間よりもからだの小さい犬がこのような添加物を定期的に摂取していたら何らかの健康被害がでることは大いに予想できるでしょう。

酸化防止剤

二つ目は酸化防止剤です。

酸化防止剤はドッグフードの酸化を防ぎ、日持ちさせる効果があります。 長期保存ができるドッグフードには欠かすことのできない添加物といえるでしょう。 酸化したドッグフードは犬の内臓に負担をかけてしまい健康被害を及ぼしかねません。

特にドッグフードには犬に必要な栄養素である「油脂」が使用されています。

健康な皮膚や被毛を維持することに欠かすことができない、また嗜好性を高めるのに欠かせない油脂ですが、油脂が含まれていることによってドッグフードは酸化しやすくなっています。 ですから酸化防止剤は欠かすことができません。

ところが酸化防止剤の中には大変危険なものもあります。 特に注意してほしいのが「BHA、BHT、エトキシキン」という合成酸化防止剤です。

エトキシキンはベトナム戦争時にアメリカ軍が枯葉剤の酸化防止剤と使用したほど強力な酸化防止剤です。 発がん性があることが研究の結果明らかになってきました。

日本においては食品への添加は認められたことがなく、家畜の飼料への使用、農薬への使用も認められていません。 人の口に入ることが徹底して避けられている添加物なのです。

BHTは元々石油の酸化防止剤として使用されていましたが、高い酸化防止効果があることから後に限定的に食品への使用も認められました。

しかし後の研究の結果発がん性や変異原性などが認められ使用が制限されています。 諸外国では食品への使用が禁止されています。

BHAは本来ガソリンの酸化防止剤として使用されていましたが、こちらも後に食品への使用が認められました。 バターやガム、魚介冷凍品など限定的に使用されるようになりました。

しかしこちらも摂取量によっては染色体異常や歩行失調などの障害がでることが動物実験の結果明らかになった添加物です。

このようにこれら合成酸化防止剤は大変危険な添加物です。ぜひ合成酸化防止剤が使用されていなドッグフードを選んであげてください。

その他

他にも保存料や発色剤などドッグフードには多くの添加物が使用されています。

・亜硝酸ナトリウム 亜硝酸ナトリウムは細菌の繁殖を抑える保存料、また肉を発色させる発色剤の効果があります。 しかし亜硝酸ナトリウムは肉に含まれているアミンと反応して発がん性物質を生成します。

・ソルビン酸カリウム ソルビン酸カリウムはカビや細菌の繁殖を抑える保存料としての働きがあります。 しかし亜硝酸ナトリウムと反応して発がん性物質を発生させる恐れがあることが明らかにされてきました。 また大量摂取すると発育異常や内臓疾患を起こす可能性もあるようです。

このようにドッグフードには多くの添加物が使用されているのですが、健康被害を及ぼしかねない添加物もたくさんあるのです。 ですから不要な合成添加物が使用されていない100%無添加のドッグフードを選びたいものです。

とはいえドッグフードに一切添加物を使用していなかったら、ドッグフードはカビが発生したり酸化する、腐るなどのデメリットもあります。 酸化したり傷んだドッグフードを愛犬に与えることも危険です。 そこで添加物とはいえ「天然由来」の安全性の高いものを使用しているものを選ぶことができます。

特に「酸化防止剤」に関してはこのことが言えます。 ビタミンE、クエン酸、ローズマリーなどのハーブエキスなど天然由来の酸化防止剤は安全性が高いので安心ですが、合成酸化防止剤に比べると効果は弱いため保存はききません。 それでも上記で述べたような合成酸化防止剤に比べたら安全性が高いといえます。

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5 名無しさん
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知識がないと、良いドッグフードを選べません。だから今のうちに、ちゃんと学んでおきたいものです。良い成分、そうでない成分をしっかりと把握しておき、その上で愛犬に最適なフードをピックアップできれば嬉しい限りです。

4 名無しさん
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毎日の食事だから、健康にいいのはもちろん、食べやすいものを選んでいきたいです。そのためにそのドックフードに何が入ってるか知っておくことが大切です。評判や口コミなどの情報もこまめにチェックしておきたいですね。

3 名無しさん
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ヒューマングレードは大事ですね。うちのは年齢に合わせてご飯を変えられるものをあげています。今はまだ小さいので小さい子用をあげていますが、健康とかを考えたらサプリとかも取り入れたほうが良いのかなって思います。グレインフリーも大事そうですね。

2 名無しさん
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ドッグフードを選ぶときには確かに私も成分を気にして購入しています。主成分が穀物だと確かに消化に悪いですね。うちのワンちゃんも嘔吐していた時期がありました。今は無添加もドッグフードをリピートして使っています。

1 名無しさん
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タンパク質の多いフードにしてあげると消化に良いとは思いますが、

猫ちゃんとは違ってワンちゃんにとって穀物は敵!とか消化が全くできない!ってものではないので、必要以上に神経質にグレインフリー を選ぶこともないと思います。