ドッグトレーナーはどんな仕事?向いている人は?

ドッグトレーナーはどんな仕事?向いている人は?

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mofmo編集部

mofmo編集部です。

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「犬のしつけのスペシャリストは?」と聞かれると、多くの方がドッグトレーナーを思い浮かべるのではないでしょうか。犬が大好きで、犬に関わる仕事がしたいという方が選択肢の一つとして挙げる職業でもありますよね。ドッグトレーナーとはどんな仕事なのでしょうか。

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ドッグトレーナーにはどんな人が適しているの?

犬 女性

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人間と犬との関係をサポートするドッグトレーナー。

どんな人がこの職業に向いているのでしょうか。

犬が好きというのは大前提ですが、性格や特徴の部分でも適性というものがあります。

では、早速見ていきましょう。

1.犬とも、「人間とも」しっかりとコミュニケーションが取れる

時折、人間と接するのが苦手なので好きな犬と関われるドッグトレーナーになりたい、という方がいます。

しかし、残念ながらドッグトレーナーは犬に対するのと同じほど人間とも接する仕事です。

ドッグトレーナーがしつけを施すのは基本的に家庭で飼われている犬です。

飼い主さんから飼い犬の問題行動や家族との関係性について詳しく聞き取ったり、今後飼い主自身が適切なしつけを愛犬に施せるように明確なアドバイスを行ったりしなければいけません。

そのためには、犬とのコミュニケーションだけでなく人間とのコミュニケーションがとても大切です。

2.犬の前でリーダーとして堂々と振る舞うことができる

犬は社会性の高い動物で、人間と接するときも序列を意識します。

犬と接するときに堂々と振る舞うことができず、犬にいわゆる「なめられて」しまうと、しっかりとしたしつけを行うことは難しくなります。

ですから、犬の前で堂々と振る舞う必要があるのです。

しかし、これは犬を威圧することとは違います。

犬を威圧して押さえつけようとすると、犬は警戒や反感を抱き、心を開いてくれません。

堂々と振る舞いつつも、穏やかな態度で接することがとても大切です。

3.辛抱強く物事に取り組める

人間にもそれぞれ性格があるように、犬の性格も様々です。

同じ犬種だからと言って、同じトレーニング法が通用するとは限りません。

犬へのトレーニングは時として、トライ&エラーを繰り返す必要があります。

ですから、トレーニングが上手くいかないときにも投げ出さずに辛抱強く取り組むことが重要です。

逆にドッグトレーナーに向いてない人はどんな人?

高いコミュニケーション能力や堂々とした振る舞い、辛抱強さが必要なドッグトレーナー。

逆にドッグトレーナーに向いていない人はどんな人なんでしょうか。

1.感情的な人

しつけで大切なのは一貫していることです。

一貫した指示を与えることで、犬はしつけを徐々に覚えていきます。

一貫した指示を与えるには、感情に左右されずに冷静に対処する必要がありますので、感情的になって指示がぶれてしまうと犬は混乱してしまいます。

犬がしつけを覚えなかったり、問題行動を繰り返したりしても感情的にならないことが求められます。

2.根気が無い

犬のしつけには辛抱強さが必要だと説明しましたが、犬によってはトレーニングが長期に及ぶことがあります。

根気がないと、犬とのトレーニングが一進一退した時にすぐに諦めてしまうかもしれません。

ドッグトレーナーの今とこれから

ドッグトレーナーを目指す方にとって、ドッグトレーナーの今の状況や今後どうなっていくか気になる点ではないでしょうか。

では、ドッグトレーナーの今とこれからについて調べてみました。

ドッグトレーナーの給料と勤務条件

ドッグトレーナーと一口に言っても、前述の「ドッグトレーナーはどんなところで活躍するの?」の項目でも触れたように、様々な就職先があります。

また、独立してトレーナー業を経営している人もいますので、収入も千差万別ですが、おおよそ年収200万円~400万円ほどが多いようです。

日本の平均年収が420万円なので、それより少し少ないといったところですね。

しかし、独立が望める仕事でもあるので、独立後に継続的に仕事が入るようであればそれ以上の年収も望めるでしょう。

待遇面に関しても、就職先によって様々というのが正直なところです。

他の職業もそうですが、正社員としての勤務か、それとも非正規雇用なのかによって待遇などに関して差が出る傾向があります。

正社員として勤務する場合には、非正規雇用に比べて勤務時間や休日、保険、手当等の面で手厚くなるようです。

ただ、求人情報には正社員での求人が出ることは少ないため、最初はアルバイトなどの非正規雇用になる場合が多いでしょう。

資格取得を含め、スキルアップをして正社員への登用を目指すという方が多いのが現状と言えそうです。

ドッグトレーナーのこれから

ドッグトレーナーは今後も必要とされる仕事なのか。

ドッグトレーナーを目指す方であれば当然気になる話題ですよね。

実は犬の飼育頭数は年々減少傾向にあります。

一般社団法人ペットフード協会が実施した平成28年全国犬猫飼育実態調査によると、2016年の犬の飼育頭数は987万8千頭となっており、2012年の1,153万4千頭から165万頭減少しています。

しかし、このような状況にあってもドッグトレーナーの仕事は今後も必要とされる仕事であることは変わらないでしょう。

というのも、以前と比べてペット可の賃貸住宅も増えてきていますし、ペット産業のサービスも飼い主の細かなニーズを捉えて多様化し、ペットを飼いやすい環境が整ってきているからです。

全国犬猫飼育実態調査にも記載されていますが、今後犬を飼育してみたいという飼育意向率は依然として23%ほどあり、ペットを飼う環境が整備されていくに当たって、犬の飼育意向がある人たちが飼育するようになる可能性もあります。

犬の飼育頭数が増えれば、それだけドッグトレーナーも必要になってくるでしょう。

ただ、ペット業界では今後さらなるサービスの多様化が進んでいくと思われます。

ドッグトレーナーだけでなく、トリミングサロンやドッグシッターなどのサービスとの合わせ技が有効になってくるかもしれませんね。

まとめ

イヌ

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いかがでしたか?

犬に合わせた適切なトレーニングを施し、飼い主との関係を助けるドッグトレーナー。

資格に関しては国家資格はなく、いくつかの民間資格がありました。

様々な場所で活躍し、独立することも可能な職業です。

通信講座や専門学校など状況に合わせて資格取得を目指すことができますので、今回の記事を参考に計画を立ててみてくださいね。

※表示価格は記事公開時点の価格です。

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9 名無しさん
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やはり犬が好きというのが一番大事なんじゃないかなと思いました。もちろん、その他にも必要なスキルはあると思いますが、好きだからこそ、犬のことを真剣に考えて行動したり、気持ちを近づけることができるのではないでしょうか。

8 名無しさん
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ドッグトレーナってとても根気がいる仕事だと思いますね。犬のしつけだけでなく、時には飼い主へのアドバイスを行うこともあるので、飼い主と愛犬両方とうまくコミュニケーションを取る必要のある仕事ですよね。尊敬します。

7 名無しさん
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堂々とするのが苦手だから、すぐに犬から下に見られてしまいそう。私の性格的にはドッグトレーナーには向いていないのかも。小さい頃から興味あった仕事なのですが、向いていないとなるとなんだか悲しいですね。でもこれが現実ですから。

6 名無しさん
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ドッグトレーナーという言葉はよく耳にしますけど、詳しいお仕事内容までは全然知らなかったものですから、すごく学ぶところが多くありました。訓練士の方のお仕事内容と混同してしまっている部分があったことに気がつき、今回正しく知ることができました。

5 名無しさん
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堂々と振る舞うことが求められるとなると、自信が少ない私には向いないのかも。堂々とできるようなタイプじゃないし、誰とでも打ち解けられてコミュニケーションできるような性格でもないと思ってるので、適さないみたい(泣)

4 名無しさん
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ずっとワンちゃんが好きだったのですが、うちでは飼えないのでワンちゃんに関係するお仕事をしたいと思ってドッグトレーナーになりたいと思い色々調べたことがありました。結局は思っていたより大変そうだったので諦めてしまいましたが、大人になってからまた勉強してみても良いかなと最近思うようになっています。

3 名無しさん
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ドックトレーナーは民間の資格なんですね。専門学校に行けば、就職先などは見つけやすそうだけど、独学でもなれるかなあ。別の仕事をしながら通信講座でも資格は取れそうですね。周りにドッグトレーナーの人はいないので不安ですが、頑張ります!

2 名無しさん
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ドッグトレーナー憧れてたな。うちの実家で犬を飼ってたときにしつけが得意だったから将来ドックトレーナーになりたいって思っていたけど、実際にドックトレーナーを仕事としてやるのはそんなに甘くないと思って辞めたのを覚えてる。

1 名無しさん
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ドッグトレーナーさんはすごいよ。トレーナーさんなしでもしつけられる人もいるけど、

きちんとしつけられない人が、犬を飼ってその子がめちゃめちゃ吠えてしまうと、ワンちゃんの印象も悪くなるので、

専門家に頼んでしつけを教えてもらったり、自分でも感情的にならずにしつけられるよう飼い主としての自覚を持ってほしいですね。