スノーシューってどんな猫?性格と特徴からわかる飼い方のコツとは?
白い靴を履いているような可愛い見た目のスノーシュー。 シャム猫を血縁に持つミックスの一種ですが、スノーシューと知らずに飼っている人がいるくらい日本ではマイナーな猫です。 いざ探してみるとなかなか見つからない希少な猫でもあります。 そんなスノーシューの性格や特徴、飼い方のコツについて調べてみましょう。
スノーシューの特徴を知ろう!
日本ではなかなか見かけることのできない珍しい猫種ですが、その可愛らしい見た目や寿命、体型について紹介します。
身体的な特徴
スノーシューの英語表記は「SnowShoe」、つまり雪を意味するSnowと靴を意味するShoeを繋げたもので、雪靴を意味しています。
その名の通り、最大の特徴は白い靴を履いたような手足をしているということです。
顔も特徴的な模様をしていて、目の周りはまるでマスクをかぶったようになっていて、口の周りは白くなっています。
シャム猫を血統に持っているのでその影響か、逆三角形の形の頭をした子が産まれてくることがあるそうですが、基本的には丸い頭のタイプがほとんどです。
しっぽは中くらいの大きさで先端に向けて少し先細っています。
目の色はシャム猫から受け継いだブルーで、丸みのあるオーバル型の目の形をしていて、少し大きめの耳は先端が丸くなっています。
白い靴を履いたように見える手足ですが、劣性遺伝によるものだということがわかっています。
そのためすべての子猫が白い手足の特徴をもって生まれてくるわけではないそうです。
体型はセミフォーリンタイプで、ほっそりしたタイプとがっしりしたタイプの中間にあたります。
シャム猫のスラリとしたスタイルとアメリカンショートヘアーの丸みのあるスタイルがちょうどいい感じで合わさった体型です。
平均体重はオスが3.8kg~6.4kgくらいで、メスが3.0kg~4.5kgくらいと一般的な猫のサイズとほぼ同じくらいです。
nevodka/shutterstock.com
寿命や体質
一般的な猫の寿命は15年ほどと言われていますが、スノーシューの平均寿命は14年から17年くらいと言われており、比較的長生きする可能性の高い猫です。
ミックス種なので品種独特の遺伝病がでにくいので健康を保ちやすいのかもしれません。
長生きしてくれるのはうれしいですが、年をとればだんだんと病気がちなってしまうことは避けることができません。
肝臓疾患や歯周病など猫のかかりやすい病気があるので気を付けましょう。
スノーシューの歴史は?
スノーシューの歴史は、1960年代にアメリカのペンシルバニア州フィラデルフィアでシャム猫のブリーダーをしていたドロシー・ドハティが、偶然足の先端が白い子猫を見つけたことから始まりました。
ある時生まれた足の先端が白い3匹の子猫に魅力を感じた彼女は、この子猫とアメリカンショートヘアーを交配させて育種を始めました。
残念ながら、この育種は他のシャム猫のブリーダーから反対されるようになりました。
それは白い足を欠点と見て、シャム猫の理想からは外れていると考えるブリーダーがほとんどだったからです。
しかも白いポイントのあるシャム猫はキャットショーで失格になるほどの欠点とされていたようです。
それとともに、スノーシューの足先の白は劣性遺伝であることがわかっており、生まれてくるすべての子猫に同じような足先の白が発現するとは限らなかったので、ドロシー自身もスノーシューの育種をあきらめてしまいました。
一旦中断された育種ですが、その後同じシャム猫のブリーダーだったヴィッキー・オランダーが引き継ぐことになり、猫種標準スタンダードが書かれました。
1980年代になってようやくアメリカの登録団体であるCFFが新種としての予備登録に動き、1990年にはTICAにも新しい猫種として登録されるようになりました。
足先が白くなるのは失敗だと思われていましたが、それを魅力的だと思うブリーダーたちの努力と熱意が実ることになりました。
日本ではまだまだ知られていない希少な猫ですが、いつかその魅力に引き付けられてブリーダーや飼い主がもっとたくさん登場するといいですね。
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うちの保護猫は雑種扱いなんですがスノーシューで画像検索したら完全に一致する外見でおそらく親か祖父母が純潔スノーシューではないかと思われるほど。穏やかで優しく飼いやすい子です。近隣から野良として通ってきていて家に居着きました(首輪なし、最初一切懐かない、一年以上林から通ってきていたので飼い猫ではなさそうでした)その9年頃また林近くの車道中央分離帯で立ち往生していた生後1か月の子猫を保護し連れ帰りましたがまさかのスノーシューそっくりの外見。おそらく保護猫ちゃんの遠い親戚なのでは?と家族で話してます。近隣の野良猫ちゃんは黒やミケばかりでスノーシュー外見の子は流石に珍しいですし、林方向も一致していますし。子猫ちゃんは現在すくすく育っており9歳の保護猫ちゃんと並ぶと親子みたいです。
スノーシュー、おしゃれな名前でカワイイなと思ったんだけど、白い靴下を履いているように見えることから、その名がついたんですね。掲載されている画像、よく見ましたが、本当にそうでした!白い靴下・靴を履いてる感じが可愛かった!足以外も、顔にも白い部分があるんですね。