キャットフード「モンプチ」の原材料と口コミ評価ってどうなの?
mofmo編集部です。
製造販売はネスレ日本(株)のネスレピュリナペットケアが行なっています。モンプチの他ピュリナワンなど、激安フードからある程度健康に気遣ったフードを提供し消費者の心を掴んでいる企業と言えるようです。モンプチの原材料と成分、口コミ評判をまとめてみました。キャットフードを購入する上での参考になればと思います
モンプチキャットフードの種類
『モンプチ』と聞けば猫を飼っている人ならもちろん猫を飼っていない人でも理解できるほどの知名度のあるキャットフードで、どことなく品のあるパッケージの猫ちゃんが印象的です。
製造販売はネスレ日本(株)のネスレピュリナペットケアが行なっています。ネスレと聞くと連想されるのはコーヒーのネスカフェやチョコレートのキットカットなどかもしれません。しかしペットフードにおいても、モンプチの他フリスキーやピュリナワンなど、激安フードからある程度健康に気遣ったフードを提供し消費者の心を掴んでいる企業と言えるようです。
今回はそんなネスレ日本から販売されている『モンプチ キャットフード』の原材料と成分、口コミ評判をまとめてみました。キャットフードを購入する上での参考になればと思います。
猫
『モンプチ キャットフード』はドライ、ウェット缶、ウェットパウチ、おやつと大きく4つのカテゴリーに分けることができます。カテゴリーの中ではさらに細分化され、バラエティ豊かな製品が洗練されたデザインに身を包まれ店頭に並んでいます。
ではその中からオーソドックスな『モンプチ ドライ』の商品の特長を公式サイトからご紹介したいと思います。
モンプチドライの特長
『モンプチ ドライ』には「ボックスタイプ」と「バックタイプ」があります。公式サイトには【生まれ変わった「モンプチドライ」は、“モンプチ史上、最高の美味しさ。”】と表現されています。
良質で適切な材料は毎日の食事を特別なものにすることや、どんな日もどんな時もワクワクするような食事を提供するために、味や栄養、品質面において強いこだわりを持って調理されているようです。
美味しさのヒミツは猫の嗅覚、味覚、食感をうまく刺激したキャットフードに作り上げたことです。
食欲をそそる香ばしさによって「嗅覚」を刺激し、7種と5種の食材を利用して「味覚」をうならせ、カリカリとした「食感」によって愛猫を楽しませることができるように設計されているようです。
では『モンプチ ドライ』の商品ラインナップを紹介したいと思います。
モンプチドライバックタイプの商品ラインナップ
ここでは『バックタイプ』の商品ラインナップをご紹介しましょう。
「5種のフィッシュブレンド」 まぐろ・かつお・鯛・サーモン・小魚 味
「5種のシーフードブレンド」 かに・えび・鯛・かつお・まぐろ 味
「5種のヘルシーブレンド」 サーモン・白身魚・ほうれん草・大豆・お米 味
「5種のこだわりブレンド」 ターキー・チキン・お米・かつお・小魚 味
「毛玉ケア5種のブレンド」 かつお・まぐろ・鯛・海藻・大麦 味
「子ねこ 1歳まで 5種のブレンド」 ミルク・チキン・にんじん・ お米・まぐろ 味
「15歳以上用 5種のブレンド」 チキン・ポーク・お米・ 大豆・小魚 味
以上7種類が『モンプチドライ バックタイプ』の商品ラインナップです。フレーバーの多さに加えて猫の年齢や健康ニーズに合わせたドライフードが準備されているようですね。“モンプチ史上、最高の美味しさ。”とあるように多くの猫ちゃんの好みにも対応できるように工夫されているようです。
ではじっさいにはどのような原材料を使ってキャットフードが出来上がっているのでしょうか。
モンプチドライバックタイプの原材料と成分
ここではオーソドックな「5種のフィッシュブレンド」 まぐろ・かつお・鯛・サーモン・小魚 味をみてみましょう。
しかし『モンプチ』の公式ホームページには原材料や成分などキャットフードに関する具体的な情報がありません。本来なら公式ホームページから引用したいところなのですが大手ショッピングサイトAmazonより引用させていただきました。
原材料
穀類(小麦、コーングルテン、米等)、肉類(家禽ミール等)、動物性油脂、たんぱく加水分解物、魚介類(サーモン、ツナ、フィッシュパウダー(まぐろ、かつお、鯛、小魚))、豆類(大豆ミール)、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、セレン)、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、コリン、C)、着色料(食用赤色2号、食用赤色102号、食用青色1号、食用黄色4号、食用黄色5号)、アミノ酸類(タウリン)
成分
たんぱく質31.0%以上、脂質15.0%以上、粗繊維4.5%以下、灰分9%以下、水分12%以下、マグネシウム0.12%(標準分析値)、代謝エネルギー368kcal、総合栄養食
原産国:オーストラリア
原材料ピックアップ
Biserka Stojanovic/shutterstock.com
第一主原料は穀類(小麦、コーングルテン、米等)
原材料の一番はじめに記載されているものはキャットフード選びで一番大切なものです。それを第一主原料といいます。基本的には使われている原料の重たいものから書かれていますので、愛猫の体にどんな原料が取り入れられるのかを知る助けになります。
『5種のフィッシュブレンド まぐろ・かつお・鯛・サーモン・小魚 味』の第一主原料は穀類です。これは何を意味するのでしょうか?
猫はそもそも肉食動物ですから穀物の消化吸収が苦手な作りになっています。そんな猫ちゃんが穀物を多く含んだキャットフードを食べると『消化不良を起こす可能性』があります。
これには猫の体のつくりが関係していますが、猫は肉食動物ですから穀物をすりつぶす歯の構造にはなっていません。
加えて、猫の唾液にはアミラーゼというデンプン(炭水化物)の分解酵素が含まれていないので植物系のものを消化することが苦手な体になっています。
また穀物の消化には時間が必要ですが、猫の消化管のつくりに関しても、胃は小さく、腸は短いためゆっくり消化していく穀物類の消化吸収には適していないつくりになっています。
その結果、穀物を多く含んでいるキャットフードを食べると消化不良を起こしてしまう可能性があるということです。
もう一つの理由として「とうもろこしや小麦などの穀物」は猫の食物アレルギーの原因になりやすいといわれています。すでに穀物アレルギーがある猫ちゃんには食べさせないほうがよいですね。
穀物には食物繊維が多く含まれているので、腸内環境の改善に役立ち、便通が整い体内に溜まった毛をスムーズに排出することができるというメリットもありますから完全否定はしないものの、第一主原料に穀物がたっぷり入っているというのは猫にとってはうれしいことではないようです。
ではなぜ使用されているのでしょうか?
なぜなら肉や魚を仕入れ加工して使用するよりも穀物を使った方が生産コストが安い食材ですので、かさ増しに使用することができるからです。結果安いキャットフードを求める消費者に対して、低価格で提供することができるというわけです。
第2原材料は肉類(家禽ミール等)
bitt24/shutterstock.com
『5種のフィッシュブレンド まぐろ・かつお・鯛・サーモン・小魚 味』は動物性タンパク源として家禽ミールを使用しているようです。肉類のところに「鶏」と書かれていればチキン、「七面鳥」と書かれていればターキーですが、この「家禽ミール」というものは、全てが悪いものというわけではないのですが、鴨やアヒルなどの家禽類と呼ばれる様々な鳥類が含まれている可能性があり、部位だけではなく骨や皮、羽、足、頭、くちばしなどが含まれていることも考えられます。製造国や製造会社によっては「家禽ミール」の加工の工程上で危険な添加物や薬剤が使用されることもあり、粗悪な「家禽ミール」というものが存在することは確かであり、見分けることは難しいといわれています。
安心安全なキャットフードを選びたいのであれば、原材料の不透明さを感じさせる「家禽ミール」が入っていないものを選んだ方が良いのではないかと思います。
たんぱく質31.0%以上とありますが、質も良いものとは言い切れないので不安が残ります。
動物性油脂
これでは何の動物性油脂を使っているのか、曖昧な表記の仕方で全くわかりません。
では、この油脂とはキャットフードにおいてどのような役割を果たしているのでしょうか。それは風味づけやコーティングです。
さまざまなキャットフードの原材料を見ると油脂類のところには「動物性油脂」、「植物性油脂」などと書かれているものや、良質なキャットフードであるならば「鶏油脂」、「サーモンオイル 」、「亜麻仁油」などと表記されているものもあります。
「動物性油脂」としか表記されていない曖昧さを考えると質の良いものとは考えにくいのではないでしょうか。もしそのような油脂であるならば酸化や劣化がとても早くそのようなキャットフードを食べさせ続けると猫のからだにはマイナスの影響しか及ばないのではと感じます。
このため酸化防止剤が必要になってきますが、油脂を製造する時に添加する酸化防止剤は原材料に記載する義務がありませんので強力な没食子酸プロピルやBHAが使われている可能性もあり、明確に把握することが難しくなっています。
いずれにしても「動物性油脂」という表記の仕方であるならば牛なのか豚なのか、小動物なのかいったい何の動物なのか、まるっきり正体不明の油脂であり、不安が残るものとなってしまいます。
魚介類(サーモン、ツナ、フィッシュパウダー(まぐろ、かつお、鯛、小魚))
『5種のフィッシュブレンド』と商品名はありますが魚介類はパウダー系を主に使っているようですね。食いつきは良くなるかもしれませんが、フレッシュなお魚ならば動物性タンパク質もしっかり摂ることができたのに残念です。
豆類(大豆ミール)
人間の観点からするとものすごくヘルシーなものと考えがちですが、この大豆ミールとは大豆から有用成分を搾り取った「カス」で、何の栄養もないものです。またとうもろこし、小麦と同じように食物アレルギーを起こす可能性もあるようですので食べさせない方が良い原材料ですね。
着色料(食用赤色2号、食用赤色102号、食用青色1号、食用黄色4号、食用黄色5号)
着色料のオンパレードです。多くの飼い主さんもお気付きのように着色料というのは、ガンやアレルギーを引き起こす原因になりかねません。
確かに日本においては許可されている色素を使用していますが海外においては自主規制対象となっているものもあります。
合成着色料はすぐに体に反応するわけではないものの、長年摂り続けることは愛猫の体にとってプラスに働くことはなく、マイナスに向かってリスクを高めるものとなってしまいます。
猫は色によって「おいしそ〜」と飛びつくわけではありませんのでむしろ着色料は入っていない方が好ましいと思います。
タウリン
「タウリン」が欠乏すると網膜や腎臓の萎縮、心筋症など様々な病気が併発してしまいます。人間や犬は体で作ることができますが、猫ちゃんはできないため経口で摂取しなければなりませんので配合されていることは良いことです。
モンプチドライの口コミ評判
Persian cat boring food on concrete floor
ではここからは実際に購入した飼い主さんや猫ちゃんの反応はどのようなものなのでしょか。口コミレビューから一部抜粋してご紹介したいと思います。
良い口コミの傾向
- 多頭飼いでもみんなよく食べてくれる
- 値段の割に高級感がある
- トッピングとして与えている
悪い口コミの傾向
- 原材料に入っている着色料が気になる
- フードの匂いがきつい
- 油っぽい感じがする
モンプチキャットフードの評価まとめ
Africa Studio/shutterstock.com
『モンプチ』は口コミ評判を見てみると全ての猫ちゃんとは言い切れないものの多くの猫ちゃんの食いつきは良いようです。しかし、原材料的には穀類ベースのミール系多用のキャットフードで、毎日の食事としては猫の健康に必要な栄養素が備わっているとは感じられないキャットフードです。また、口コミにもありましたが猫には絶対必要のない着色料が使われているということも不安が残ります。
長い期間使用することには多少の抵抗を感じますが、食いつきの良さを上手に利用して、食欲のない猫ちゃんに一時的にでも食べさせてみたり、口コミにもありましたがトッピングとして用いてみるのは良いかもしれません。
しかし、原材料に酸化防止剤の記載がないのが不思議です。普通、品質を保つために合成の酸化防止剤であれ天然の酸化防止剤であれ添加されているのですが記載がありませんでした。
しかも『モンプチ』の公式サイトにはこうした原材料や成分などキャットフードに関する具体的な情報があげられていません。非常に不思議で残念です。
飼い主さんたちは購入前に愛猫のためになるキャットフードなのだろうかと公式サイトを訪問する方もおられると思いますのでぜひキャットフードの正確な情報を作り主である企業がオープンにして欲しいと感じました。
【お願い】キャットフードは食いつきやアレルギー、ねこちゃんのライフステージなどで必要なものは変わっていきます。特定のキャットフードが愛猫にぴったりということはありませんので、必ず飼い主さん、場合によっては獣医師さんの判断によって、少しずついろんなタイプのフードを試してあげてください(=^・ω・^=)
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