【獣医師監修】食べすぎに要注意!猫の適切な食事量と食べすぎのサインとは?

【獣医師監修】食べすぎに要注意!猫の適切な食事量と食べすぎのサインとは?

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mofmo編集部

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頼定 大和

獣医師

頼定 大和

日本獣医生命科学大学卒。大学卒業後、沖縄の病院にて臨床経験を積み、関東、北陸で動物病院の院長として病院経営を行う。 現在は企業病院およびペット関連事業のコンサルティングに携わる。 また、猫の感染症や遺伝病の分野において大学と共同研究に取り組んでいる。講師歴:広島アニマルケア専門学校、日本獣医生命科学大学 動物病院経営学etc. https://okinawa-ahg.com/

猫と言えばスリムな体型の子が多いのですが、中にはまるまると太ってしまう子もいます。餌を食べすぎると太ってしまうだけではなく、さまざまな弊害があります。猫の適切な食事量や食べすぎのサイン、食べ過ぎを防ぐためにしなければいけないことをまとめてました。

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猫が食べ過ぎてしまう理由は?

餌を食べる子猫

MaraZe/shutterstock.com

自分の家の猫が食べ過ぎている理由としては以下のような点があげられます。

もともと野良猫

野良の猫を家猫にした場合、かつてエサを自分で確保しなければいけなかったシビアの環境のせいで食べ過ぎてしまう可能性があります。要は「食べられるときに食べておけ」というわけです。安定してご飯を食べられるようになっていても以前の習性で食べてしまうと考えられます。

ごはんがおいしい

単純にごはんがおいしくて食べ過ぎてしまうという点もあります。食いつきが良いのは良いことですが、それがあまり食べ過ぎてしまっても問題です。このような場合はより一層食事量の調整が必要でしょう。

冬の一時的な食欲増強

いつも食べてばかりいる猫もいますが、一時的に食欲が増す猫もいます。例えば冬に食欲が増す猫がいます。これは体温を上げるために脂肪を蓄積しようとして起こる現象と言えます。こうした一時的な食欲の変化は春ころに収まると思われますが、中にはそのまま食べ過ぎてしまう猫もいるので注意しましょう。

手術の影響

去勢や避妊の手術をした結果ホルモンバランスが崩れてしまって食欲があがるというケースもあります。手術した後は摂取すべきエネルギー量が減ります。長くても数か月ほどすれば安定するものの、手術前と後とでは食事量の調整が必要でしょう。手術後の猫用のフードもあるのでそれを使っても良いです。

病気の影響

実は病気が原因で食欲があがっている可能性もあります。代表的なものとしては糖尿病や甲状腺機能亢進症などがあげられます。異常な食欲を示している場合は、念のためこれらの病気を疑ってみると良いかもしれません。

まとめ

巨大な猫

Dennis van de Water/shutterstock.com

もし猫が食べ過ぎてしまうようなら対策を講じることが大事です。

まずはご飯の量をしっかりはかりましょう。 毎回きっちり量を計るのが理想的ですが、「スプーン何杯分」かで把握しても良いでしょう。

フードの袋には適正量が書いてあります。 それを参考にして調整してください。個体差もあると思いますので、微妙な量の変化にはフレキシブルに対応しても良いかもしれません。

食べ過ぎ防止をサポートしてくれるものもあります。例えば足でほじほじとエサを出さないと食べられないようになっている食器があります。 一度にがつがつ食べてしまう猫には効果的かもしれません。

またドライフードの代わりにウェットフードをあげるのも手です。ウェットフードはカロリーが少ないですが、量は多めです。

そのためお腹を満たすには良いでしょう。フードの種類に関して言うと、嗜好性があまりに高いようであればフードを変えるのも良いです。 まずい様子で食べるのでは良くありませんが、多少でも嗜好性が落とせれば食欲もおとせるかもしれません。

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