猫ってなんで狭いところに入りたがるの?理由と心理状態について解説していきます!

猫ってなんで狭いところに入りたがるの?理由と心理状態について解説していきます!

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猫って狭いところに入るのが好きですよね。出かけようとしてバックを持ち上げたら猫が入っていたとか、引き出しを開けたら猫が入っていた!など、思わぬところに忍び込んでいるものです。 今回は猫が狭い所好きなのはなぜか、その理由に迫りたいと思います。 理由が分かると猫との暮らしがもっと楽しくなりますよ!

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狭い所に入る場合の注意点

スティックとホワイトボードを持った猫

Ermolaev Alexander/shutterstock.com

狭いところが大好きな猫ですので、自由にさせてあげたいものですが、ちょっと気をつけることもあります。

閉じ込めに注意

クローゼットや引きだしなどに猫が入り込んでいることもあります。飼い主さんも気づかないうちに入り込んでしまっているので、そのまま閉じ込めてしまうこともあります。気付かないまま出かけてしまったりすると、長時間閉じ込めてしまうことになりますので、気をつけておきましょう。

出かける際には猫の姿を確認してから外出するようにすると、閉じ込めを防ぐことができます。また、猫がビニール袋などに顔を突っ込むこともありますが、ビニール製のものは顔に張り付いてしまいます。窒息してしまう可能性もありますので、ビニール袋は出したままにせず、しまっておきましょう。

無理に出そうとしない

猫が狭いところに入るのは、安心したいから、ちょっと警戒しているからかもしれません。不安なことやストレスを感じているときかもしれませんので、そんな時は無理やり引っ張り出そうとせず、そのままそっとしておいてあげましょう。

通常は、狭いところに入って満足すると、自分から出てきて飼い主さんたちのところに来るものですが、あまりに長時間出てこない場合や、頻繁に入り込む場合は、ちょっとストレスが大きいのかもしれません。他にもストレスを感じているサインや、体調を崩しているサインが出ていないか、様子を見てあげましょう。

いつもより一人になりたがる時間が多い場合や、狭いところに隠れることが多くなっている場合は、ストレスの原因を見つけて解消してあげましょう。猫にとって居心地が良く、安心できる環境にしてあげましょう。

猫にとって居心地の良い環境を作る

DIYをしている飼い主を見る猫

Spaskov/shutterstock.com

猫が狭いところに入り込むのは、ちょっと緊張しているときや警戒しているときなのかもしれません。猫の飼育環境を見直して、狭いところに入り込まなくても、くつろげる空間づくりをしてあげるといいかもしれませんね。

猫にとって居心地の良いお部屋ってどんなお部屋なのでしょうか?

入って良いスキマがある

猫にとって狭い場所は、落ち着く大事な場所です。入り込む場所が全くなかったり、毎回すぐに出されてしまうとストレスが溜まってしまいます。時には一人で過ごす時間や、狭いところで安心する時間も必要です。猫の入り込めるスペースを残してあげておくのも、必要なことだと思います。

自分の匂いがする

家や家具に、自分の匂いが全くしないと、リラックスしにくくなってしまいます。新居に移ったりリフォームしたりした際はとくに、猫の愛用していた寝床や、自分のにおいのついたタオルなど使わせてあげるといいかもしれませんね。新しい環境に慣れてまで時間がかかるものですので、それまで使っていたものを使用するのがおすすめです。

一度にすべて新しいものにしてしまうと猫ちゃんは落ち着かなくなってしまいますので、慣れ親しんだものを引き続き使わせてあげましょう。

自由にさせる

猫の本来の習性として、爪とぎをしたり、走り回ったり、高いところに登るのが好きです。これらは猫の習性ゆえの行動ですので、それらを制限してしまうと、ストレスが溜まってしまいます。

ソファーやかばんで爪とぎをされてしまうのは困りますが、完全に制限すると猫にとってストレスになります。飼い主さんの困らないもので爪とぎをさせてあげましょう。爪とぎグッズを活用するなど、飼い主さんの持ち物は守りながら、自由にさせてあげましょう。

また、冷蔵庫や食器棚など、高いところに登るのも好きです。登ってはいけない、ということにすると、猫も落ち着かなくなってしまいます。完全にNGにするのではなく、猫が登っても大丈夫なように、高いところには物を置かないようにするなど、工夫してしておきましょう。

飼い主さんの家が傷つかないように対策を取りながら、猫も自由にできる空間を作れるといいですね。猫の習性を理解して、抑え込まないようにしてあげると、猫もリラックスできるかもしれません。

猫がリラックスしているかの見分け方

段ボールのすき間から除く猫

Lario/shutterstock.com

猫にとって居心地の良い部屋になっているかどうかを知るために、猫の様子を観察してみましょう。猫って何を考えているのか分かりづらいような気もしますが、意外と体全体に心理状態が表れています。猫がリラックスしているかどうかは、以下のようなしぐさを見ると分かりやすいです。

お腹を見せている

猫にとってお腹は急所です。警戒していたり緊張しているときに、お腹を見せることはありません。家の中で仰向けになって転がっていたり、お腹を見せているとしたら、リラックスしているということです。

飼い主さんの近くに来て仰向けになったり、ゴロンと転がるのは、遊んでもらいたい時やかまってほしい時です。撫でてあげたりおもちゃで遊んであげるなどして、愛情を注いであげましょう。飼い主さんといてリラックスしている姿は、見ているこちらも癒されますね。

ぼんやりしている

ぼんやりと眠たそうにしているときや、飼い主さんをぼんやりと見つめる時も、リラックスしているサインです。猫ちゃんがゆっくり瞬きしながらこちらを見つめてくるときは、飼い主さんを信頼していることの表れなんだそうです。

「眠いのかな、なんとなくこちらを見ているだけかな」と思ってしまいますが、幸せな気分なんだと思います。狭いところに入ってぼんやりしているときや、眠そうにしているときは、リラックスモードですので居心地がいいということでしょう。

猫がぼんやりしているときや、こちらを見つめてくきたときは、こちらもぼんやりと見つめ返してあげましょう。気をつけるポイントとして、じっと見つめるのではなく、ぼんやり見つめるようにしましょう。

猫って、相手からじっと見られると、不安に感じたり威嚇されていると感じてしまいまうんだそうです。確かに猫どうしが喧嘩しているときって、相手の目をじっと見てけん制していますよね。猫にとって目をそらさずじっと凝視することは、威嚇となってしまいますので注意しましょう。

猫と同じようにちょっと眠そうに目を細めてみたり、瞬きしながら見つめてあげると、猫は安心できます。

しっぽの動き

猫の気持ちって、しっぽに良く表れるようです。しっぽの動き方をみると、緊張しているのか、リラックスしているのか、怒っているのかが分かります。

例えば、しっぽがピンと立っている時は、嬉しい時なんだそうです。飼い主さんに撫でてもらったり近くにいてもらって嬉しいときは、しっぽがピンとしているようです。猫が飼い主さんに甘えたいときや嬉しい時ですので、そのまま遊んであげましょう。

しっぽが左右に振れているときは、不満があるときです。狭いところに入った状態で、しっぽがゆらゆら振れだしたら、ちょっと不満に思っていることがあるかストレスが溜まっているんだと思います。そのタイミングで近寄ったり撫でようとすると、気分を損ねて引っかかれてしまうかもしれません。しっぽが揺れているときは一人にしておきましょう。

まとめ

今回は猫が狭いところに入りたがる理由について見てきました。

獲物を狙っているとか、捕まえた物をしまっておきたいとか、リラックスしたい、落ち着きたいなど、いろんな理由があります。身を守りたいとか、暖かいところにいたいとか、共通しているのは、自分のスペースを確保して「落ち着きたい」ということなのかなと思いました。

基本的に臆病な性格の猫ですので、好きなところでリラックスしていて欲しいものです。猫のしぐさを見ると、リラックスしているのか緊張しているのかがよく分かってきますが、猫の様子を観察しながら、猫にとって快適で居心地の良い家を作っていきたいですね。

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