猫にパイナップルをあげても良い?含まれる栄養素やメリットデメリットすべて解説!

猫にパイナップルをあげても良い?含まれる栄養素やメリットデメリットすべて解説!

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甘みとちょうど良い酸味がおいしいパイナップルは、多くの人から愛され人気のあるフルーツの一つです。猫の中にもパイナップルが大好きでよく食べるという子がいるようですが、そもそも猫がパイナップルを食べても大丈夫なのでしょうか?猫がパイナップルを食べるメリットやデメリットについてまとめてみました!

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パイナップルが好きな猫っているの?

猫とパイナップル

Anton27/shutterstock.com

パイナップルは南国のフルーツで、甘みとちょうど良い酸味があって、食べるとジューシーさなうまみが口いっぱいに広がりなんとも幸せな気持ちにさせてくれる、多くの人から愛され人気のあるフルーツのひとつです。

そのままデザートとして食べるのはもちろんのこと、お肉料理との相性もとても良いのでよく加熱料理にも使用されますし、ジュースとして飲む方も多いことと思います。

南国のフルーツですから、日本での需要のほとんどは海外からの輸入に頼っています。日本で作られているのは、やはり暖かい気候が一年を通して続く沖縄だけです。

パイナップルは一年を通して安定して出回っているものの、いちばん甘みが増しおいしいとされる時期は6月から8月の暑い時期のようです。

暑い夏は特に、ジューシーな水分がたくさんあるパイナップルを口にしたくなるものですが、猫の中でパイナップルを食べる子っているのでしょうか。

「え?パイナップルを好きな猫なんているの?」

と、私も思っていたのですが、意外とパイナップルに興味を持ったり、食べたりするのが好きな猫ちゃんもいるみたいです。

猫がおいしそうにパイナップルを食べている動画がアップされていたのでご紹介しますね。

〇https://www.youtube.com/watch?v=aQWe41dXqfg

無心で食べていますね~。スコティッシュフォールドの「かい」君?でしょうか。

「このジューシーな甘みがなんともたまらないのよ」と言わんばかりに舐めつくしています。もちろん猫は甘みを感じないですが、それでもジューシーなパイナップルに夢中なことだけはよく分かります(^-^)

手で一生懸命パイナップルを押さえている姿がなんともかわいらしいですね♪

飼い主さんが、人間に生まれるのを間違えて猫に生まれてきたのでは?とコメントしていますが、パイナップルに限らず、人間が口にするものが大好きな猫ちゃんのようですね。

基本的に猫はすっぱいにおいがするものや酸味がある食べ物を好まないので、パイナップルを近づけても見向きもしない、口にもしない猫の方がほとんどだと思います。

我が家で飼っている二匹の猫たちも、パイナップルを飼い主がおいしそうに食べていてもなんの関心も示さないので、パイナップルを喜んで食べたがる猫ちゃんがいることがとても驚きでした。

猫にパイナップルを食べさせても大丈夫なの?

パイナップルの葉っぱをかじる猫

ChocoPie/shutterstock.com

さて、猫の中にもパイナップルが大好きで、おいしそうに食べる猫がいるというのは分かりましたが、ここでふと感じたのは「そもそも猫にパイナップルを食べさせても大丈夫なのか?」という疑問です。

人間にとっては栄養価が高くて体に良い食べ物であっても、猫には良くないので食べさせてはいけないっていう食べ物があるとよく聞きますよね。

フルーツの中にもぶどうのように、食べると中毒症状を引き起こすのでぜったいに食べさせてはいけないというフルーツもあります。

ではパイナップルはどうでしょうか。食べさせても問題はないのでしょうか?

ヤフー知恵袋を見ると、やはり「猫にパイナップルをあげても大丈夫なのか?」と質問している方がいました。

回答した方が「少量食べてすぐ危険ということはないと思います。昔パイナップル入りのキャットフードがあったし、うちの猫のお気に入りでした」とコメントしています。

また、パイナップルの実ではなく葉っぱを好んでしゃぶっている猫もいるようです。「パイナップルの葉っぱには何か害はあるのか?」という質問もありました。

猫がパイナップルの実や葉を口にしても大丈夫なのでしょうか。

結論から言いますと、猫にパイナップルの実を与えても大丈夫です。パイナップルの実を食べさせることで、猫が中毒症状を引き起こしてしまうといった危険はありません。

パイナップルにはたくさんの栄養素が含まれており、猫がパイナップルの実を食べることにはいろんなメリットもあるようです。

しかし、これは他の食べ物に関しても言えることですが、猫にパイナップルを与える時には飼い主が注意しておかなければならないこともあります。

たとえばパイナップルの実を与えても問題はありませんが、皮や葉っぱ、中央にある芯の部分は与えないほうが良いと言われています。その点については、後ほど詳しく取り上げます。

では最初に、猫にパイナップルを食べさせることにはどんなメリットやデメリットがあるのかについて取り上げてみましょう。

また、食べさせる時に飼い主としてどんなことに気を付けると良いのかについても取り上げてみたいと思います。

パイナップルに含まれる栄養素を調べてみました

パイナップル

Maks Narodenko/shutterstock.com

ではまず初めに、パイナップルにはどんな栄養素や効能が含まれているのかを調べてみましょう。

パイナップルにはたくさんの栄養素が含まれています。栄養素だけではなく、非常に水分が多いフルーツでもあります。

パイナップル100gあたりおよそ85gの水分量が含まれています。暑い夏の水分補給にも役立つ食べ物であると言えます。

ではどんな栄養素が含まれていて、どんな効果や効能を与えてくれるフルーツなのか、おもな栄養成分についていくつか取り上げてみましょう。

■ブロメリン

パイナップルの代表的な栄養成分の一つが、「ブロメリン」または「ブロメライン」と呼ばれるものです。

これはタンパク質を分解する酵素の一つで、効率的に消化吸収を行う働きをしてくれる成分です。

パイナップルが、よくお肉料理に添えられていたり、お肉にかけるたれに含まれていたりすることには意味があるということですね。

肉はタンパク質です。そうした筋肉や体のさまざまな部分を構成するのに必要なタンパク質を、パイナップルが効率よくスムーズに消化吸収する役割を担うことが分かります。

さらにこのブロメリンには、腸内の腐敗物を分解する働きもあります。ですから消化器系の障害に非常に効果があると言われています。

■マンガン

パイナップルには豊富な「マンガン」という成分もあります。この「マンガン」には、糖質や脂質の代謝に働きかける酵素をサポートする働きが含まれています。

つまり、脂肪がたまる要因となる糖質や脂質をエネルギーとして使いやすくすることで、脂肪を溜まりにくくする役割を担う成分がたくさん含まれているというわけです。

■食物繊維

パイナップルには不溶性の食物繊維も豊富に含まれています。ですからパイナップルを食べることで、腸内のぜん動運動を促して便を排出しやすくするというわけです。

さらにパイナップルには、便秘対策だけではなく、腸内環境を整えるのに必要な善玉菌を増やす働きもあります。

■カリウム

「カリウム」と呼ばれる成分は、腎臓でのナトリウム(塩分)の吸収を抑え、体内の毒素の排出を促す役目を担います。

それにより、血圧の上昇を抑えたり、筋肉の収縮をスムーズにしたりするといった働きをします。いわゆる「デトックス効果」と呼ばれるものです。

腎臓の働きをサポートし水分代謝を促すことで、おしっこと一緒に老廃物を排出します。それによってむくみの改善を促すことや、膀胱炎や腎炎といった炎症から守ってくれる働きをするのです。

特にむくみやすい夏には、カリウムを多く含む食材を摂取することは大切です。夏の食べ物の中でカリウムが多く含まれるものではキュウリやスイカ、メロンなどが有名ですが、パイナップルにも豊富に含まれています。

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