猫の発情期間ってどれくらい?発情期特有の行動やうまく付き合うコツを紹介していきます!

猫の発情期間ってどれくらい?発情期特有の行動やうまく付き合うコツを紹介していきます!

update

猫が発情期を迎えると、夜中に大きな声で鳴いたりあちこちにオシッコをかけたりと、飼い主さんにとってはちょっと困った行動が多くなります。猫の発情期特有の行動や、発情期とうまく付き合う方法について調べてみました。猫の発情する年齢や時期、対策について知っておくなら対応しやすくなるでしょう!

update

発情期にできる対策とは

手術を受ける猫

Anut21ng Photo/shutterstock.com

猫の発情期は自然と起こるものですが、毎日大きな鳴き声をあげていたり、家のあちこちでスプレーをされたりしてしまうと、飼い主さんもお世話が大変です。

発情期の行動を抑える方法がいくつかありますので、適切な対策を取るようにしましょう。

①避妊・去勢手術をする

発情期に入ると、メス猫もオス猫も相手を求めてそわそわし始めます。発情している時期に相手がいないとストレスになってしまいます。子猫を産ませなくても良いという場合は、猫ちゃんのストレスを軽減するためにも去勢・不妊手術をするという選択肢があります。

手術することによって病気を予防することにもつながるようです。例えばメス猫の場合は、避妊手術をすることによって子宮や卵巣の腫瘍を防ぐことができます。メス猫に発症する乳腺腫瘍を防ぐことにもつながります。

発情期に伴うスプレー行動が少なくなったり、尿の匂いが軽減されたりすることもあるようです。手術をするとメス猫の発情が来なくなり、オス猫も関心を示さなくなりますので、発情に関連した鳴き声やスプレーなどの行動が軽減されます。生殖器に関連した病気も生じにくくなります。

猫の避妊手術・去勢手術は生後6か月以降行うことができますので、手術するかどうか検討してみても良いと思います。

手術後は発情自体が起こらなくなりますので、スプレー行動もしなくなると言われていますが、猫は一度発情期を経験すると手術後もスプレー行動が残る場合もあるようです。繁殖を考えておらず、避妊・去勢手術をさせようと思っている場合は、早い段階で手術しておくのが良いかもしれません。

手術をするデメリットとしては、太りやすくなることがあったり手術自体が体に負担になったりします。手術することによって発情が起きなくなりますので、それに伴う行動も抑えられるというメリットはありますが、手術時の体への負担もありますので、手術するかどうか獣医さんとよく相談して決めましょう。

②他の猫との接触を避ける

手術をしない場合はできるだけ他の猫に接触させないことで、発情期特有の行動を抑えたりストレスを減らしたりすることができます。

オス猫の場合は、メス猫の鳴き声を聞いたり発情期のメス猫が近くにいると発情が誘発されます。この時期は外に出さないとか、できるだけ鳴き声が聞こえないようにするなど、他の猫との接触を避けることで少し抑えることができます。

ですが、発情期は2月から9月までと長いですし、完全に抑えることは難しいかと思います。

③トイレシートを敷く

発情期には家のあちこちにスプレーをするようになります。スプレーをしがちな所や、ここは絶対に汚してほしくないという所にトイレシートを敷いておきましょう。手術をしていない場合はスプレーを完全に抑えることはできないようですので、対策をとっておきましょう。

また、ニオイが残っていると同じところで何度もマーキングすることもありますので、しっかりと汚れたところを拭きとっておくようにしましょう。マーキング防止用の消臭スプレーも市販されていますので、活用してみるのもありだと思います。

④スプレーしてよい場所をつくる

スプレー自体は正常な行動ですので、完全に制限せずにスプレーをして良い場所を決めておくのも効果的です。自然の習性を制限されてしまうと、猫もストレスが溜まってしまいます。通常のトイレ以外の場所でもスプレーをしてよい場所を決めておけば、猫のストレスも少なくなるかもしれません。

⑤運動させる

夜鳴きやマーキング行動が多くなるのは、日中の運動不足によってストレスが溜まっているのが原因かもしれません。猫の活動時間にしっかりと運動させてあげてストレス発散させてあげると、問題行動が落ち着くこともあります。発情期の時期はいつもより遊んであげる時間を増やしてあげると良いかもしれませんね。

⑥エサを置いておく

猫は食事をする場所とトイレを分ける習性があります。エサのあるところではトイレをしたりマーキングしたりしないことが多いです。マーキングされたくない場所にエサを置いておくと、その場所ではマーキングをしないようになるかもしれません。

この方法はマーキング自体を止めさせるわけではありませんので、別の場所にマーキングするようになるかもしれません。ここは汚してほしくないという場所には有効ですが、マーキング自体を抑えたいという場合は運動や手術をするなど、他の対策と併用するのが良いかもしれませんね。

⑦防音しておく

マンションや住宅街で猫を飼っている場合は、発情期の猫の鳴き声が気になってしまいますよね。発情期特有の鳴き声はかなり大きいですので、ご近所の迷惑にならないか心配になってしまいます。

飼い主さんにできる対策として、家の防音をしっかりとしておくのがおすすめです。窓を閉めておくといった基本的な対策に加え、防音シートを貼るのもおすすめです。家全体をリフォームして防音するのは難しいですが、防音シートはホームセンターで購入できますし、シートを貼るだけでも効果がありますのでおすすめです。

⑧早い時期に繁殖させる

メス猫は妊娠するとスプレー行動や大きな声で鳴くなどの行動をしなくなりますので、繁殖を考えている場合は早めがおすすめです。

避妊・去勢手術をせずに子猫を産ませる予定がある場合は、早い時期に繁殖させましょう。発情期に入ったら早い段階で繁殖させておくと、猫のストレスを緩和させることができますし、鳴き声やスプレーを抑えることもできます。

やってはいけないNG対策

飼い主に叱られる猫

Rommel Canlas/shutterstock.com

発情期対策をご紹介してきましたが、反対にしてはいけないNG対策もあります。猫の発情期に避けたい行動を挙げてみます。

厳しく叱る

発情期にはマーキングや夜鳴きなど問題行動が目立つようになりがちですが、叩いたり大声で叱ったりするのは避けましょう。してはいけないことを教えてしつけるのは大切ですが、体罰はしないようにしましょう。叩いたりするのはNGです。

してはいけないところでマーキングをしたりわがままを通そうとしたりするときは、「視線を合わせない」「無視する」という方法をとりましょう。飼い主さんが過剰に反応すると、問題行動を増長させてしまうことがあります。また、大きな声で叱ったり叩いたりして体罰を与えても、悪いことだと伝わらず飼い主さんを怖がるようになってしまいます。

かまい過ぎる

発情期の猫はいつもより甘えてくるようになりがちです。飼い主さんにすり寄って来たり甘えてきたりするのは可愛いものですが、過剰に撫でたりかまい過ぎたりしないように注意しましょう。

飼い主さんがかまい過ぎると発情期特有の行動が激しくなることがあります。猫を落ち着かせてあげるためにも、いつも通り接して過剰にかまわないようにしておきましょう。

まとめ

猫と飼い主

Ulza/shutterstock.com

猫の発情期は2月から9月ごろまででした。発情期に入ると大きな声で鳴いたりマーキングをしたり、猫同士でのケンカが多くなったりと、特有の行動が見られるようになります。正常な行動ですが、一緒に生活する飼い主さんにとってはちょっと困ってしまうかもしれませんね。

発情期特有の行動を完全に抑えることは難しいですし、無理に抑えると猫にとってストレスになってしまいます。スプレーをしても良い場所を決めておくとか、発情期に入ってもいつもと変わらず接するなど上手に対応していきましょう。

鳴き声やマーキング癖などを完全に抑えたい場合は、手術をするのが最も効果的です。避妊手術をしたり去勢手術をしたりすると発情自体が起こらなくなりますので、発情期の行動も抑えられます。

ですが、手術自体が猫の体に負担をかけてしまいますし、手術後は太りやすくなるというリスクもありますので、獣医さんとよく相談したうえでどうするか決めるのがおすすめです。

猫の発情の時期や特有の行動を知って対策をとっておくと、猫も飼い主さんも心地よく暮らしやすくなると思います。猫を飼っている方やこれから飼おうと考えている方は、今回の猫の発情期についての記事も参考にしてみてくださいね。

ご意見、ご感想ありましたらコチラ! この記事のコメントへ (0件)
桜 フォトコンテスト 全国のドッグラン一覧
編集部PICKUP
関連する記事

mofmo掲示板