猫に仲間意識があるってほんとう?猫の知らない一面をご紹介します!

猫に仲間意識があるってほんとう?猫の知らない一面をご紹介します!

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猫は孤独を好み、単独行動をする動物です。他の動物のように群れて行動することはほとんどありません。そんな猫に「仲間意識」はあるのでしょうか?今回はそんな猫の世界の一面を紹介していきたいと思います!

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猫も猫(仲間)ロスになる?

悲しそうな猫

Morgentau/shutterstock.com

上記でも紹介しましたが、猫は仲間との別れを悲しむように見えることがあります。本当に猫は仲間の死を認識できるのでしょうか?

2016年に「仲間を失った時に残された犬や猫には影響があるのか?」という論文が発表されました。その論文によると、同居している犬や猫が亡くなった場合、残された犬や猫の行動に変化が見られたことが明らかになりました。

同居猫が亡くなった時の残された猫の行動

同居猫が亡くなった後、残された方の猫にはどんな行動の変化が見られたでしょうか?

  • 飼い主のそばを離れない
  • 縄張り意識が強くなった
  • 亡くなった仲間のお気に入りの場所を探す
  • 鳴く頻度や大きさが増えた

こうした行動の変化が約6か月ほど続いたようです。

猫が猫ロスになったら?

飼っている猫が仲間を失った悲しみから「猫ロス」になってしまったら、周りはどのように助けることができるでしょうか?

▪️愛情を注ぐ まずは残された猫に対して愛情をたっぷり注ぐことができます。新しいお気に入りのおもちゃを与えて、気分転嫁させることもできるでしょう。

嫌がるところを無理やり一緒に遊ばせるのは逆効果ですが、様子を見ながら一緒に遊ぶことはできますよね。意識して愛猫と一緒に過ごす時間を作ってみてはいかがでしょうか。

▪️時間が解決するのを待つ 愛猫が猫ロスから立ち直るには時間が必要です。中には割とすぐに立ち直れる猫もいますが、何か月もかかる猫もいます。論文の中でも6か月ほど行動の変化が観察されたと発表されていましたね。愛猫の様子を観察しながら、時間が解決してくれるのを待つのも一つの方法でしょう。

▪️新たなペットを迎え入れる 中にはひとりではさみしいだろうからといって、新たなペットを迎え入れることを考える方もいるかもしれません。ところがここには注意が必要です。

仲間を亡くしていること自体大きなストレスになっているところへ、新たなペットが増えることはさらなるストレスになり、大きな大きなストレスになりかねません。飼い主が新たなペットをかわいがっている姿を見ることも、大きなショックを受けるかもしれません。

基本的に猫は孤独を好むため、新たなペットに対してやきもちを焼くということはありませんが、新たなペットの登場は大きなストレスになります。もしも新たなペットを迎え入れる場合は、先住猫への配慮を忘れないようにしましょう。優先するのは先住猫の方です。

▪️飼い主が元気になる 猫は飼い主の悲しみを敏感に感じ取って、元気がなくなるケースもあります。自分自身が仲間を亡くして悲しい思いをするのもあるのですが、それ以上に飼い主が悲しんでいる様子を目にして悲しくなるのです。

こうした場合は、飼い主さんが元気になることで猫の気持ちも救われるでしょう。カラ元気を装う必要はありませんが、愛猫と一緒に過ごす時間を設けて、ともに気分転換できる何かをしてみることもできるでしょう。

犬も犬(仲間)ロスになる

悲しそうな犬

lassedesignen/shutterstock.com

ここまで猫は猫ロスになることを紹介しましたが、犬の場合はどうでしょうか?犬は仲間の死を認識できる動物だといわれています。そのため犬も犬(仲間)ロスになるといわれています。

同居犬が亡くなった時に残された犬がとる行動

  • 亡くなった犬のにおいを嗅ぐ
  • 仲間を探す
  • 飼い主から離れない、甘える
  • 吠えるようになる
  • 食欲がなくなる
  • よく寝ている、つまらなそう
  • 老け込む

仲間を亡くしたという思いから、こうした行動に出ることがあるようです。多くの行動は猫にも共通しているところがありますね。

犬ロスになった犬のためにできること

仲間を失って精神状態が不安になっている犬は多くいます。そんな犬ロスになっている犬のために、飼い主は何ができるでしょうか?

実際に飼い主が愛犬のために何かできることには限りがあります。犬は人間よりも立ち直るのが早いといわれてはいますが、それでも立ち直るのには「時間」が必要です。時間が解決してくれるのを辛抱強く待つほうがよいでしょう。

また犬は飼い主が大好きです。飼い主と一緒に遊んだり一緒の時を過ごしたりすることが大好きです。ですから仲間を亡くした犬と一緒に過ごす時間を作るようにしましょう。一緒に遊んだり散歩をしたりして気分転換するのも助けになるはずです。

まとめ

くっつき合う猫

Jodie Nash/shutterstock.com

今回は猫には仲間意識があるのか?という点についてみてきました。

基本的に猫には仲間意識はありません。孤独を愛し単独行動を好む猫にとって、一緒に育った兄弟猫さえも離れて時間がたってしまうと忘れてしまうものです。

とはいえ猫の行動を見ていると、仲間意識があるのではないか?と思いたくなることが多々あります。特に多頭飼いしているところでは、確かに友情が芽生えているのではないか?と思わずにはいられない光景が繰り広げられることがあるでしょう。

特に一緒に生活していた猫が亡くなってしまった時などは仲間を失った悲しみが行動に現れたりします。これを仲間意識と呼べるのかどうかはわかりませんが、大きなストレスであることには変わりありません。

そんなときは飼い主として、愛猫のストレスをやさしく受け止めてあげましょう。さみしい思いをしているはずですので、一緒に過ごす時間を作ったり、愛情をたっぷり注いだりすることを忘れないでくださいね。

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