猫が前足でちょいちょいしてくるのはなぜ?それは飼い主への信頼や好意のしるしだった!

猫が前足でちょいちょいしてくるのはなぜ?それは飼い主への信頼や好意のしるしだった!

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猫の手の使い方には非常に興味をそそられます。猫はいろんな仕草を見せてくれますが、その中の一つに「前足を使ってちょいちょいと」試すように触ってくる仕草をすることがあります。これにはどんな意味があるのでしょうか?猫の仕草から分かることを考察してみましょう!

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猫が前足でちょいちょいしてくるのはなぜ?それは飼い主への信頼や好意のしるしだった!

猫が前足でちょいちょいしてくるのはなぜ?

水が気になって仕方がない猫

Nils Jacobi/shutterstock.com

猫の手の使い方には非常に興味をそそられます。まるで人間のように手先を器用に使う仕草は、見ていて非常に可笑しくもあり滑稽でもあり、猫を愛でる醍醐味とも言えるでしょう。

猫はいろんな仕草を見せてくれますが、その中の一つに「前足を使ってちょいちょいと」試すように触ってくる仕草をすることがあります。これにはどんな意味があるのでしょうか?猫の仕草から分かることを考察してみましょう。

安全なものかどうか確かめている

猫は危険やリスクに対して非常に敏感です。前足で少しずつ触ることで、危険かどうか、自分にとって害になるかどうかを見ているようです。野菜やおもちゃでも初めて見るものは前足で試しに触ってみて、慎重に物を観察しています。

猫は警戒心が強く、その他の愛玩動物に比べて野生の癖が残っているとよく言われます。その名残かどうかは分かりませんが、確かにイエネコの慎重さは見ていて非常に特徴的です。

これが犬と違って面白いところです。例えば、蛇口から水が細く流れている場面を想像してみてください。犬は鼻を近づけて匂いを嗅いだりとりあえず舌先で舐めてみたりしようとしますが、猫は必ず前足から接触を試みます。

その物体に興味がある

前足の使い方が非常に器用で慎重であるため、まるで私たち人間が慎重に物体を確認しようとしているかのようです。これには好奇心も関係しています。犬やうさぎなど、家庭で飼育できるその他の愛玩動物にも好奇心旺盛な種類はいますが、猫の場合はより一層好奇心が強く働くようです。

そのぶん物を壊すことも多いため、猫の飼い主は大抵何かをボロボロにされたり割られたりする経験を重ねることになります。

ただ遊んでいる

遊びで触っていることもあります。ちょいちょいと触ることで物が少しずつ動くため、それが楽しくて遊びでやっているという様子が頻繁に見られます。

大抵は小さいものや軽いものを前足で動かすことが多く、本人なりに身の回りのもので楽しく遊んだり体を動かしたりしているようです。ボールペンや靴などはもちろん、流れている水や虫などを見た時にも前足でちょいちょいと触って変化を見ています。

それが不規則な動きをした場合は特に楽しくなるようです。盛り上がってくると、叩いたりより強めに転がしたりして遊んでいます。さらに盛り上がってくると、いわゆる猫パンチを繰り出して激しく叩いたり触ったりすることもあります。

飼い主を触ろうとするのはなぜか

猫が飼い主に対して行うスキンシップや仕草に関しては、世界中で様々な議論がなされています。

愛情表現であったり気になるニオイの元に対しての仕草であったり、かまってほしいゆえの注意を引くための行動であったり、さらには肉球を刺激することで健康効果を得ていたりなど、その結論は様々です。

それらの議論や結論の中に共通しているのは、“嫌いな相手に対しては行わない”というものです。猫は自分で脅威と認めたものに対して、ちょいちょいと優しく触ることはありません。

しかし、ちょいちょい触られたかと思った次の瞬間に激しい猫パンチが飛んでくる、爪を立てて引っ掻いてくるといったこともあり、時に痛い経験をすることも少なくありません。

「飼い主である自分を信頼してくれていないのか…」と傷つくこともありますが、猫はスキンシップの一環で行っている場合があります。猫の気分に任せて構ってあげましょう。

「愛撫誘発性攻撃行動」って?!

指を甘噛みする仔猫

Lisa Charbonneau/shutterstock.com

先ほども述べたように、ちょいちょいと触って遊んでいるのかと思いきや、急に攻撃されることがあります。これは、猫が「もう十分だ」と感じた際の合図を見逃していることが原因となっていることも少なくありません。

猫は飼い主と主従関係を築くタイプの生き物ではありません。何かを教えようとしても、クリッカートレーニングなどいくつかのコツを駆使しない限り、犬のように飼い主の言うことを聞くようにはなりません。

大抵の場合、噛みついたり引っ掻いたりするのは防衛本能からくることが多く、突然触ったり驚かせたりすることが原因です。

そうではない場合、「愛撫誘発性攻撃行動」と呼ばれる動物特有の行動が原因として関係していることがあります。愛撫誘発性攻撃行動とは今まさに上記で述べた通りの、気持ち良さそうに身を任せていた猫が突然噛みついたりひっかいたり、抱かれていた腕から飛び出して逃げたりするなどの行動を指します。

なぜ猫がこのような行動をとるのかについてはやはり議論があり、はっきりとしたことはわかっていません。オス猫に多く見られる傾向があり、基本的には反撃するかのように噛み付いたり、恐怖から逃げ出すかのように走ったりする様子が観察されます。

もちろん猫にとってもスキンシップは愛情表現のひとつです。心を許している飼い主が撫でてくれたり、自分を産んでくれた母猫が舐めてくれたりするのは猫にとって非常に心地よい刺激であり、幸せな気分になっているようです。

しかし、顎の下やおでこ、お腹、耳の後ろといった撫でられて気持ちよく感じる部分は、同時に神経が敏感な急所でもあります。そこを狙われると命に関わるため、触り方のほんの少しの違いや力加減を敏感に感じ取っているようです。

一般的にそれを引き起こす原因とされているのは、撫で方の雑さや不快感が挙げられます。当然、不快な触られ方や痛みを感じるような撫で方をされた場合には、猫は本能的に自分の身を守ろうとして噛み付いたり引っ掻いたりするかもしれません。

乱暴な撫で方だけでなく、たまたま指や爪に毛が引っかかったなどといった小さなことでも、その周辺の皮膚が敏感にその刺激を感じ取ってしまいます。

手のひら全体を使った接触量の多い撫で方も、猫には嫌われるようです。自分より大きな捕食者に捕まえられたかのように感じているのかもしれません。こういったことが続くようであれば、撫でる場所を変えるほうが賢明です。

背中から触るようにし、腹部や喉など敏感なところは触らないようにしましょう。そのうち猫が気を許してくれるようになれば、腹部でも喉でも好きなところを触ってもそれほど嫌がらないようになるかもしれません。

そしてこれも当然のことですが、ご飯を食べている時や何かに集中している時、毛づくろいに夢中になっている時なども、基本的には体に触らないようにします。何かに意識を集中しているときに無防備になっている体の一部を触られると、やはり本能的に身を守ろうとして攻撃に走ってしまうようです。

あるいは、最初はスキンシップが欲しかったのだが、自分が必要としていた以上に体を触られてしまうことも攻撃の対象となります。

この点は特に理解するのが難しいかもしれません。自分からこちらに寄ってきておいて、撫でてあげているうちに急に攻撃態勢に入ってくるからです。しかし、猫はやはり自発的で主人に縛られない生き物であるため、自分が求めていた以上にスキンシップが続くとそれに攻撃を加えてまでも止めさせようとします。

もう十分ですと言葉で伝えてくさえすれば…と願う所ですが、あくまでも“気分屋”である猫は自分の気分が変わった途端に、それまでのスキンシップを非常に鬱陶しく感じるのかもしれません。

猫が気持ち良さそうに撫でられているのを見ると、その表情見たさについ自分が心ゆくまで撫でてしまいがちですが、あくまで猫の必要に応じてスキンシップの時間を調整してあげるのが最善です。

猫がもう十分だと感じた時には、何らかのサインが出ているはずです。最初は自分から体をくっつけたり、ちょいちょいと前足で触ってきたりするかもしれませんが、満足するとそれ以上ねだらなくなったり、体を押し付ける力が弱まったりするかもしれません。

あるいは、しっぽを振ってイライラしていることを表現します。横向きに寝転がって、自分の気持ちを落ち着かせようとすることもあります。よく言われることですが、耳を後ろにたたむのも攻撃を始める前のサインです。

こういったサインを見落として、「猫はよりスキンシップを求めているんだな」と勘違いしてしまうと、自分では予想もしていなかった反撃を食らって手に傷を作ることになります。

こういった猫のボディランゲージに注意を払い、できるだけ攻撃を受けないように事前に空気を読んであげるようにしましょう。

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