
猫が前足でちょいちょいしてくるのはなぜ?それは飼い主への信頼や好意のしるしだった!
猫の手の使い方には非常に興味をそそられます。猫はいろんな仕草を見せてくれますが、その中の一つに「前足を使ってちょいちょいと」試すように触ってくる仕草をすることがあります。これにはどんな意味があるのでしょうか?猫の仕草から分かることを考察してみましょう!

スキンシップに慣れさせる

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そもそも、猫がスキンシップに慣れていれば攻撃に移ってしまうことは少なくなります。よほど乱暴に扱わなければ、前足でちょいちょいと触られることを恐れる必要もなくなるでしょう。
社会化期が重要
猫の社会化は9週齢(2~3ヶ月)までと言われているため、猫が小さければその間にスキンシップの量を増やし、体への接触に慣れさせることができます。
この時期に親猫や兄弟との触れ合いが少なかった猫や、人見知りな父猫の性質を強く受け継いでいる猫は、スキンシップを嫌がるようになる傾向が多くなるようです。
無理やりは禁物
いずれにしても、無理やりスキンシップを増やすだけでは慣れさせることはできません。嫌がらないことを少しずつ増やすようにしていきましょう。抱きかかえたり背中を撫でたりすることも、嫌なことや不快なことと結びつけないように注意する必要があります。
先ほど述べた、猫が発するサインやボディーランゲージを注意深く観察し、スキンシップが終わった後はおやつやフードを与えるなど、ご褒美と結びつけさせるのも有効です。
猫の方から近寄ってくるのを待つ
冒頭で考えたように、猫は基本的に自分がスキンシップを取りたいと思った時に寄ってきます。寄ってきたタイミングで必ずスキンシップを意識して行い、離れていこうとするときは追わないようにすれば、スキンシップ量を増やしながらも嫌がらないように工夫できるでしょう。
もっとも、猫が徹頭徹尾スキンシップを嫌がるようであれば、とにかく無理やり体に触らないようにするしかありません。猫とある程度距離を保たざるを得ないかもしれませんが、まずは人間との接触が怖くないことを教えていく必要があるでしょう。
過去に虐待や何らかのトラウマの経験がある場合は、さらに時間を必要とするはずです。猫がスキンシップを嫌がると、病院への移動などのためにキャリーバッグに入れるのに非常に苦労しますが、猫に合わせて、スキンシップが不快なものではないことを時間をかけて教えていきましょう。
ずっと辛抱強く丁寧に扱っていれば、どんな猫でもいつかは飼い主を信頼してくれるようになるものです。猫が自分に懐いてくれる様子を想像すると、待ちきれない気持ちもあるかもしれませんが、お互いがストレスの少ない関係を長く続けていけるよう、辛抱強く待ちましょう。
成猫の場合はより辛抱強く
子猫ではなくもう成体になっている場合、さらに時間がかかります。まずは状況を見極めることから始めましょう。
その猫は体を触られることは嫌がるものの、人のいる場所に一緒にいることには慣れている様子でしょうか?人の姿を見ても逃げない場合、猫の好きなようにさせながら様子を観察しましょう。
膝に乗ってきたり、前足でちょいちょいと何かを催促するようなそぶりを見せたりしても、ここぞとばかりにすぐに抱き上げたりいっぱい触ったりするのはやめましょう。
膝に乗っている時でさえ、撫でられたいと思っているとは限らないからです。触られることが苦手な猫の場合であればなおさらそうでしょう。
普段触られることを嫌がる猫が自分に寄ってきてくれた時には嬉しくなりますが、慣れさせることを最大の目標としている場合、最初から最後まで猫の好きなようにさせてみてください。
ほんの少しだけ撫でるとかスキンシップを取った後は必ずおやつを与えるなど、嬉しいことや喜ぶことと結びつけていくといいでしょう。
常に距離を取ろうとする警戒心が強い猫の場合
近づくのも嫌でずっと距離を取っている猫の場合はどうでしょうか?
やはり無理に近づくことは避け、猫の緊張がほぐれるのをひたすら待ちましょう。食べることも飲むこともしないという場合であれば専門家の助けが必要ですが、餌は食べるもののこちらに寄ってこないという場合、餌と水だけを準備して後は好きなようにさせてあげましょう。
人といても安心できるということを理解するようになれば、少しずつ人がいる空間に向こうからやってくるようになります。
まとめ

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猫という生き物の性質から分かるように、前足でちょんちょんと触ってくる理由を完全に解明することは不可能です。それでも、何かしらスキンシップを取ろうとする行為は、信頼関係や好意を持っていることの証と捉えても良いようです。
猫の好きなようにさせながら、タイミングを見計らってスキンシップを楽しみましょう。その滑稽で可愛らしい仕草で、これからも数えきれない癒しを与えてくれることでしょう。