人っぽいしぐさをする猫がかわいい!猫のしぐさに隠された心理状態とは?

人っぽいしぐさをする猫がかわいい!猫のしぐさに隠された心理状態とは?

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猫は時々人間のようなしぐさをすることがあります。実は中に人が入っているのでは?と思ってしまうような動きをする子もいますが、猫は自分のことを人間と思っているのでしょうか?今回は人っぽいしぐさをする猫のかわいい動画や、その他のしぐさに隠れた猫の心理状態に迫りたいと思います。

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猫の行動は人っぽい?

おじさんのような座り方をする猫

zossia/shutterstock.com

ふとしたときに猫が人っぽいしぐさをしているところを見たことはないでしょうか?飼い主さんとしては、猫が自分のことをどう思っているのか気になりますよね。人っぽいしぐさをする猫の心理にはどんな気持ちが関係しているのでしょうか。

今回は猫が自分のことを人間だと思っているのかどうか、猫のする仕草にはどんな気持ちが込められているのかについてこの記事で解説していきます。

猫が自分のことを人間だと思っている?

子猫の時から人間と一緒に暮らしてきた猫が見せるしぐさは、まるで人間が中に入っているのではないかと錯覚させるようなこともあります。

二本足で立って周りを見渡す姿や、うまく望みがかなわなかったときのむすっとした表情、優雅な貴婦人がソファに横たわるような姿勢で座っているような光景を見た時には特にそう感じます。

ときおり「うちの猫は自分のことを人間だと思っているんじゃないだろうか」と感じることもあるでしょう。興味深いことに現実はその逆で、猫は人間たちのことを大きくてどんくさい猫だと思っているようです。

猫は人間につまずくことはありませんが、人間は猫につまずいてしまうことがありますし、人間は動きがゆったりなので、猫たちから「どんくさい」と思われてしまうのも当たり前かもしれませんね。

猫からすると「大きくてどんくさい猫」と思われているので、その分人間っぽいしぐさをする猫もいることが納得できるような気がします。

人っぽいしぐさをする猫たち

枕に頭を乗せて眠る子猫

MaxyM/shutterstock.com

自分の飼っている猫があまりにも人間っぽいしぐさをすると、うちの猫が異常なのではないかと感じてしまうかもしれません。

しかし、日本の中や世界の様々な場所に、人間っぽいしぐさを見せる猫たちがたくさんいるんですよ。ここからは、そんなおもしろいしぐさを見せてくれる珍しい猫たちを紹介します。

人が入っているような猫

「桃太郎くん」という猫は、飼い主の女性の声に反応して立ち上がっています。

猫が立ち上がるのは珍しいことではありませんが、この猫は“猫背”という言葉が似合わないほどきれいなピンとした姿勢で立ち上がっています。

後ずさりするしぐさや、眉毛のようなおでこの毛がまるで人間が中に入っているようです。

おしりから後頭部まで一直線な綺麗な姿勢は、まるで「猫の恩返し」に出てくるバロンのようだというコメントもありましたが、まさにその通りですね。

人間っぽく腕を組む猫

「おはぎちゃん」というこちらの猫は、お気に入りの場所に座りながら、まるで人間が考え事をするときのような見事な腕組みを見せてくれています。

自分の美しさをすべてわかっているかのような姿は、気品があり、どこか優雅でもありますね。

その美しい横顔で、いったいどんなことを考えているのでしょうか。

毎晩、まるで人間みたいに眠る猫が可愛いと話題に!

猫の「ソフィちゃん」はマグロが大好物の普通の猫ちゃんです。しかし、彼女がほかの猫たちとは違っているのは、その眠り方にあります。

彼女は夜寝る時間になると、飼い主さんが棚の上に用意したベッドのもとへと登っていきます。

そうして、人間用のベッドと変わらない形に作られた猫用のベッドにもぐりこむと、クッションをフミフミしてリラックスした後で、そのまま眠り込んでしまうのです。

決まった場所で寝るというだけだと当たり前の光景に思えるかもしれませんが、彼女をさらに他とは異なった存在にするのは、彼女が眠るときにベッドを最大限に活用していることにあります。

彼女は、ただその場で丸まって眠るのではなく、毛布を自分の身体にかけ、枕に頭を横たえて寝るのです。飼い主さんがそこで寝るように教えたわけではないようですが、お気に入りのぬいぐるみと一緒にベッドで寝る姿はまるで人間の子どものようですね。

しゃべるねこ、しおちゃんの「おむかえ」集 - Talking cat Theo greeting his "Papa"

こちらのかわいらしい黒猫「しおちゃん」は、まるで人間の言葉をしゃべっているような鳴き声を発します。

猫がしゃべるというのはあまり聞いたことがないですが、飼い主さんとのやり取りが意味の通じるものになっていることを考えると、本当に理解しているのかもしれないですね。

実際、猫の知能は人間の子どもが1歳から2歳くらいの時と同じ程度とされています。そのため、80語ほどの単語なら聞き分けることができるそうです。

毎日同じ言葉をかけ続けていたらきっと理解してくれるようになるのかもしれないですね。しおちゃんのように我が家の猫ちゃんともコミュニケーションを取れるようになりたいです。

猫のしぐさに込められた気持ち

尻尾をピンと立てて飼い主の女性に甘える猫

Nailia Schwarz/shutterstock.com

人間っぽいしぐさを見せる猫ちゃんたちを紹介してきましたが、猫がそのようなしぐさを見せるのはなぜなのでしょうか。

実は、猫のしぐさひとつひとつから猫たちの感情を知ることができるんですよ。以下にどのような感情が込められているのかについて紹介します。

目からわかる気持ち

「目は口程に物を言う」ということわざは猫に対しても当てはまるようで、猫の目から多くの感情をくみ取ることができます。

目をじっと見開いているときは、警戒して何かに注意を向けている時です。自分にとって危険となる動きがないかどうかを見張り、何かあったらすぐ行動することができるようにするためです。

そのため、あなたのことをじっと見つめていたら、身の回りにある何かにとびかかろうと準備しているのかもしれません。

手足や、携帯のストラップ、靴紐など、揺れ動くものを見つめていないか確認してみましょう。逆に、目の焦点がぼんやりしていて、目の開き方も細くうつろなときはリラックスしている証拠です。

あなたへの信頼感を抱いている証拠なので、目が合うとゆっくりと瞬きしたり、ウインクしてくれますよ。

この習性を応用して、仲良くなりたい猫ちゃんと目が合ったら瞬きをして敵意がないことを知らせるようにすると、警戒をほどいてくれる可能性がアップします。

鳴き声からわかる気持ち

動画にもあったように、猫ちゃんが感情を表現する手ごろなツールが鳴き声です。音程の高さや、声の強さ、鳴き声の長さなどレパートリーも豊富なので、さまざまな感情を伝えることができます。

よく知られているのは、のどを「ゴロゴロ」と鳴らすときです。猫がリラックスして、相手への好意を伝えるときにこの声を出します。

一説によると、子猫が母猫にミルクをちゃんと飲んでいることを伝えるためにしていたことの名残だとか。

「ゴロゴロ」とのどを鳴らしながらあなたにすり寄ってきたら、甘えたいモード全開なので、思う存分撫でまわしてあげましょう。

また、猫が短く「ニャッニャッ」と鳴くのは飼い主への挨拶であるようです。家に帰ってきたときや、朝目覚めた時などにこのような鳴き声をかけてくれたら、返事してあげてくださいね。

さらに、猫が何かを訴えるように「ニャーーオ」とか「ニャン」と鳴くのは、エサが欲しいか構ってほしい時です。

子猫の場合はトイレの前にこのような鳴き声を発することもあります。飲み水が減ってしまっていないか、トイレが汚れてしまっていないかなどをチェックするようにしましょう。

猫ちゃんの要望に応えることができれば、信頼感もより一層深まっていくので、もっと猫ちゃんたちと仲良くなっていくことができますよ。

加えて、猫ちゃんからの最大の愛情表現としても知られる「サイレントミャウ」があります。これは文字通り、「鳴き声としては聞こえなくても、口の動きは鳴いている時と同じ」というしぐさです。

実はこれ、猫同士にしか聞こえない周波数で鳴いているんですよ。子猫の時に周りに気づかれないよう母猫にこのように鳴いていた名残で、相手に甘えたいときや何かを要求している時にこのようなしぐさをします。

相手のことを母猫と同じくらい信頼して大切に思っている証拠なので、これをされたら猫ちゃんからの最大限の愛情表現です。

ぜひともたっぷりかわいがってあげてくださいね。

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