猫をお風呂に入れる際に準備すべき物とは?また猫の正しい入浴方法を紹介

猫をお風呂に入れる際に準備すべき物とは?また猫の正しい入浴方法を紹介

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猫ちゃんは水を嫌がるので、お風呂に入れようとしても怖がってしまい、上手にお風呂に入れることが難しいと感じている飼い主もいます。それで今回の記事では、嫌がられずに猫をお風呂に入れるための6つのステップや、猫ちゃんをお風呂に入れる際に準備する物についてご紹介します。

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はじめに

とっても綺麗好きな猫ちゃんたちは、普段から自分で毛繕いを行っています。外で遊ぶとすぐに汚れてくるワンちゃんたちとは異なり、猫ちゃんはいつも清潔で綺麗な被毛を保っています。

そのため「猫ちゃんたちをお風呂に入れる必要があるのだろうか?」と考えている飼い主は少なくありません。また、猫ちゃんは水を嫌がるので、お風呂に入れようとしても怖がってしまい、上手にお風呂に入れることが難しいと感じている飼い主もいます。

それで今回の記事では、「そもそも猫ちゃんはお風呂に入れる必要があるのか」という疑問にお答えします。また、「どんな時にお風呂に入れてあげるのか」、「どれくらいの頻度で入れるのか」についても解説します。

また、嫌がられずにお風呂に入れるために「上手にお風呂に入れる方法」や「猫ちゃんをお風呂に入れる際に準備する物」についてもご紹介します。

猫ちゃんをお風呂に入れる必要はあるのか

お風呂で体を洗ってもらっている猫

135pixels/shutterstock.com

結論から言うと、猫ちゃんはそんなにお風呂に入れる必要がありません。猫ちゃんには、自分で舐めて毛繕いをする習慣がありますが、猫ちゃんの唾液には消臭効果があり、お風呂に入れなくても身体が臭くなることはありません。

また、猫ちゃんたちは普段から「日向ぼっこ」を楽しんでいます。日光に浴びることで、蒸れやすい被毛を適度に乾燥させ、紫外線の効果によって除菌も行っています。それで、ワンちゃんのように定期的にお風呂に入れなくても、十分に清潔です。

なぜ猫ちゃんはお風呂を嫌がるのか

猫ちゃんは水を嫌がる傾向があります。これは、猫ちゃんの祖先が生活してきた環境と関係があるようです。

猫ちゃんたちの先祖であると言われる「リビアヤマネコ」は、水がない乾燥地帯に広く生息していました。そのため、水浴びをする習慣がなく、水が苦手だと考えられています。

事実、猫ちゃんは普段から水をあまり飲まない動物です。これも、乾燥地帯で水があまり飲めないところに住んでいた時の名残だと考えられています。

また、猫ちゃんの被毛は柔らかく、多くの毛が密集して生えています。そのため、一度濡れてしまうと乾かすのが大変です。こうした被毛の特徴ゆえに、猫ちゃんは極力自分を濡らさないように生活しているのかもしれません。

このようなわけで、基本的に多くの猫ちゃんはお風呂を嫌がります。すべての猫ちゃんが水を怖がるとは限りませんが、嫌がる猫を無理やりお風呂に入れると、トラウマになってしまう可能性があります。

特に子猫の時には、注意が必要です。嫌がっているのに無理してお風呂に入れてしまうと、人間のことを怖い存在として認識してしまう可能性があります。結果として、飼い主に懐きにくくなったり、怒りっぽい性格になってしまうこともあります。

また、子猫はまだ体温調整を行う機能が発達しおらず、熱いお風呂に入れてしまうと体調を崩してしまう可能性があります。シャンプーによって皮膚の油分が落ちてしまうと、皮膚のバリア機能が低下し、皮膚の健康状態に影響することもあります。それで子猫はお風呂に入れるより、汚れた場合には湿らせたタオルでふき取ってあげる方が無難です。

どんな時にお風呂にいれるべきか

基本的にお風呂に入れる必要がない猫ちゃんですが、粗相をして汚れてしまった時や、嫌なニオイがするなと感じた時には、怖がらせない仕方でお風呂に入れてあげるようにしましょう。

それでも、猫ちゃんをお風呂に入れるのは、年に数回で大丈夫です。長毛種の場合には年に2回から3回短毛種は1回から2回で十分でしょう。屋外で飼育している猫ちゃんの場合には、もう少し多い回数お風呂に入れてあげることができるかもしれません。

猫ちゃんをお風呂に入れるために

猫の爪を切ってあげている女性

Yimmyphotography/shutterstock.com

では、水を嫌がることの多い猫ちゃんをどうすれば上手にお風呂に入れることができるのでしょうか。猫ちゃんをお風呂に入れる際の注意点や、正しい入浴方法についてご紹介します。

お風呂に入れる前に確認すべきこと

まず、猫ちゃんがお風呂に入れられる状態かどうかを確認しましょう。猫ちゃんはお風呂に入る時に、体力を消耗します。それでまず健康状態に異常がないか確認しましょう。

特に、熱がないかどうか確認して下さい。また、何らかの予防接種をした後や手術後など、体調の変化があらわれやすい時には、お風呂に入れるのは控えるようにしましょう。

また、猫ちゃんの爪が伸びていないかどうかも事前にチェックするようにしましょう。もし爪が伸びていたなら、水を嫌がって猫ちゃんが動いた時などに飼い主さんが怪我してしまわないよう、入浴させる前に切ってあげましょう。

お風呂に入れると、注意していても耳の中に水が入ります。それで、お風呂に入れる前に耳の中を掃除せておくことにより、中耳炎などの病気になることを防ぐこともできます。

猫ちゃんをお風呂に入れる時の注意点について

猫ちゃんを嫌がらせずにお風呂に入れるためには、とにかくビックリさせないことが一番です。急にお風呂場に閉じ込めて洗おうとすると、猫ちゃんたちは恐怖とパニックで暴れてしまうかもしれません。

それで、猫ちゃんがお風呂に入る心の準備ができるまで待ってあげましょう。理想は自分から飼い主がいるお風呂場の中に入ってくることです。

猫ちゃんの入浴に適した水の温度は、37度から38度くらいと言われています。人肌よりも少し暖かいくらいの温度です。

水の温度が低すぎると、猫ちゃんの身体を冷やしすぎてしまい、風邪を引いてしまう恐れがあります。また、お湯の温度が熱すぎると火傷させてしまうかもしれません。それで、猫ちゃんを風呂に入れる時には、温度管理をしっかり行う必要があります。

また、入浴させる時期や時間についても気を付ける必要があります。猫ちゃんが風邪を引かないように、なるべく暖かい時期や時間を選んでお風呂に入れてあげましょう。冬の時期はお風呂を控え、春先から夏にかけての気温が安定している時に入浴させるのが良いでしょう。

加えて、早朝や深夜など気温が低い時間にお風呂に入れることも控えましょう。日中の時間帯の方が猫ちゃんの入浴には適しています。

猫ちゃんにストレスを感じさせないように、長時間入浴させないようにしましょう。すべての道具をあらかじめ準備しておき、手早く短時間で終わらせるようにします。

濡れたまま放置してしまったために、風邪を引いて体調を崩してしまう猫ちゃんも少なくありません。それで、一番大切な点として、洗い終わったらしっかりと被毛を乾かしましょう

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