猫にサマーカットは必要?サマーカットのメリット・デメリットと注意点を解説

猫にサマーカットは必要?サマーカットのメリット・デメリットと注意点を解説

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猫にサマーカットを施す飼い主は少なくありません。サマーカットにはメリットもあればデメリットもあります。それぞれのポイントをよく理解したうえで、サマーカットを行うか決めてください。場合によっては、獣医師さんや専門家の方に相談するのもよいでしょう。今回はサマーカットに関する役立つ情報をご紹介します。

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猫にもサマーカットがある

真夏にサングラスをかけている猫

vvvita/shutterstock.com

夏が近づいてくると、猫も暑そうにしています。暑い夏に対処するため、猫をサマーカットにしませんか?猫のサマーカットは始めてだという飼い主さんもいるでしょう。猫のサマーカットとはどんなものなのか、そのメリットやデメリットをご紹介したいと思います。

猫たちはたくさんの被毛に覆われています。寒い時期であれば、それらが防寒具の役割を果たしてくれます。しかし分厚い被毛は夏の時期には逆効果です。被毛の中に熱がこもってしまい、非常に熱くなるのです。

そんな猫たちにサマーカットを施す飼い主さんたちが増えています。最近ではSNSなどでサマーカットされた猫たちの写真が広まっています。そうした写真を見ると「自分の愛猫にもサマーカットが必要かな?」と感じてしまうものです。

サマーカットは大胆なトリミング方法ですから、飼い主さんもすぐには決断出来ないでしょう。そうした飼い主さんのためにも、猫のサマーカットの情報をご紹介したいと思います。猫のサマーカットの基本情報や、メリットとデメリットをお伝えしますね。

まずは、猫にとってのサマーカットとはどんなものかをお伝えしていきます。

サマーカットって何?

夏の時期になると、気温が非常に高くなりますよね。わたしたち人間も、暑い時期には髪を普段よりも短くすることがあるでしょう。夏の時期専用のカットにするのです。つまり、「サマーカット」というわけです。

サマーカットにすることで、全体的な髪の量が少なくなり、涼しくなります。頭を洗う時にも乾かす時にも扱いやすくなるでしょう。

サマーカットは人間だけのものではありません。最近ではペットたちにもサマーカットにしてあげる飼い主さんたちが増えてきました。人間同様ペットの被毛を短くするのです。

夏の時期が近づくと、猫を飼っている人の中には、愛猫をサマーカットしてあげようかと考える人が出てくるものです。もしかしたら、皆さんもそのようにお考えですか?

流行に合わせて愛猫をサマーカットしてしまう前に、猫にもサマーカットが必要なのかどうかを考えることにしましょう。

猫にもサマーカットは必要?

そもそも、猫にはサマーカットが必要なのでしょうか?

猫はそもそも暑さに強い動物だと言われています。これは、日本の暑さにも同様に強いというわけでしょうか?まず、猫が暑さに強いと言われる理由を考えてみましょう。

猫はもともと砂漠地方で生活していた動物です。ですから、砂漠のような場所の暑さには慣れているのです。猫が水をあまり飲まなくても行動できるのは、この生活環境が関係しています。

砂漠の暑さは、湿度が少ないカラッとした暑さです。猫はそうした暑さには強いのですが、高い湿度には抵抗力がありません。日本の暑さは、高温多湿です。暑さに強い猫とはいえ、さすがに日本の夏は厳しいものと考えられます。

夏の時期の最高気温は年々上昇しています。ですから、昔は問題なかったとしても、最近の猫には暑さ対策が必要となってくるでしょう。猫にもサマーカットをしてあげることで、体感温度を下げて、心地よく過ごしてもらえるに違いありません。

サマーカットの特徴やメリット・デメリットを把握しているなら、サマーカットにチャレンジしても良いでしょう。

猫のサマーカットの種類

ライオンカットしてもらっている猫

BUY THIS/shutterstock.com

猫のサマーカットにはどんな種類があるのでしょうか?

サマーカットとは通常のトリミングとはことなり、被毛の長さをかなり短くするものです。短くすることで暑さに対抗することが目的だからです。

短くすると言っても、その程度やカットの仕方によって種類が異なってきます。どんなサマーカットがあるのでしょうか?簡単な種類分けをご説明します。

ベリーショートカット

ベリーショートカットは猫の被毛をギリギリまで短くカットする方法です。バリカンを用いて被毛がほとんどないような短さまで刈るのです。かなり短くなるので、肌の色が見え、肌触りも変わります。肌のほとんどが露出しますので、カットによる影響は大きいです。

被毛が果たす役割もほとんどなくなるので、注意が必要なカットでもあります。

ショートカット

ショートカットは、単毛種の猫たちと同じくらいの長さまでに被毛をカットすることです。主に長毛種・中毛種の猫たちが行ないます。普段から長い被毛に包まれていますので、ショートカットでもかなり印象が変わります。

ベリーショートカットはほとんど被毛がありませんが、ショートカットはある程度の被毛が残っています。カットによる悪影響はそこまで心配にならないことでしょう。

デザインカット

サマーカットの中には、デザインカットという見た目や機能重視のカットの仕方もあります。飼い主さんの要望に合わせて、被毛の一部だけを短くしたり、一部分以外をすべてカットしたりします。

デザイン重視の場合は、多くの人にインパクトを与えるヘアスタイルにしてもらえるでしょう。しかし、猫基準でのカットの仕方ではないため、どんな影響がでるかをしっかりと見守る必要があります。

見た目だけでなく、機能性を重視して部分カットする場合もあります。毛玉ができやすい部分をカットしたり、おしりまわりなどトイレで汚れやすい部分をカットしたりするのです。

ライオンカット

デザインカットのなかでも有名なのはライオンカットと呼ばれるものです。ライオンカットとは、顔の周りの被毛はそのままにしながら、胴体だけを短くカットする方法の事です。顔の周りの長い被毛がたてがみのようになり、ライオンに見えることからこの名前が付きました。

涼しさと見た目を重視したカットですが、短さによるデメリットには注意を向けなければいけないでしょう。

最近では夏になるとライオンカットにする人も増えてきました。自分の愛猫をライオンカットにするかどうかは、そのメリットやデメリットをよく考えてから決めてくださいね。

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