スコティッシュフォールドは多頭飼いに向いている?多頭飼いする場合の注意点とは

スコティッシュフォールドは多頭飼いに向いている?多頭飼いする場合の注意点とは

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折れ耳が特徴のスコティッシュフォールド。まん丸でぽっちゃりした顔やまん丸とした目が可愛らしく日本でも人気の猫種です。そんなスコティッシュフォールドですが、多頭飼いに向いている猫種なのでしょうか?また多頭飼いする場合どんな点に注意したらよいのでしょうか?この記事で詳しく解説したいと思います。

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猫の多頭飼いでの注意点

病院で手術を受ける猫

De Visu/shutterstock.com

多頭飼いが問題ない組み合わせだとしても、慎重に多頭飼いをスタートさせると問題を回避することができます。スコティッシュフォールドだけではなくどの猫でも多頭飼いで注意するべき点があります。いくつか見てみましょう。

去勢・避妊手術をしておこう

猫は繁殖力が非常に強い動物です。飼い主さんが知らないうちにどんどんと猫が増えてしまうこともありますから、多頭飼いをする場合は全ての猫の去勢・避妊手術をしておくようにしましょう。手術と聞くと大げさな感じもしますが、愛猫たちとの生活をするにあたってたくさんのメリットがあります。

例えば、去勢・避妊手術をすると猫の発情期特有の問題行動がなくなります。鳴くことが少ないスコティッシュフォールドでも発情期には猫らしくしっかりと鳴きますし、トイレ以外でおしっこをしてマーキングしたり外に出たがったりするので飼い主は気が気でありません。手術をすることによってこれらの行動がなくなり、縄張り意識や無駄なケンカをしなくなるので安心です。

さらに卵巣や子宮の病気、乳腺腫瘍などの病気のリスクも減ると報告されています。何よりも望まない妊娠がなくなるのは飼い主さんとして安心です。1度に何匹も生まれてくるわけですから、1度の妊娠でも飼い主さんの負担は大きいと言えます。もしも飼育できない場合は新しい飼い主さんを探さなければなりません。

このように手術をするとたくさんのメリットがありますが、手術をすると太りやすくなるというデメリットもあります。その場合は、キャットフードの質や量を調整してしっかりと体重管理するようにしましょう。

少しずつ慣れていけるように工夫する

多頭飼いが問題のない猫種だとされていても、いきなり新入り猫がやってくるとビックリしてしまいます。猫はもともと縄張り意識が強い動物ですから、いきなり縄張りを荒らされるといい気分はしません。ですから、いきなりの対面を避けて少しずつ慣れていけるように工夫しましょう。

初日は別々の部屋に置いてお互いの存在を意識させる程度にするといいでしょう。ニオイや鳴き声に慣れてきたら短い対面を毎日繰り返します。少しずつ慣れさせることによって仲良くすることができるようになるでしょう。

先住猫に優先権を与えよう

先住猫が新入り猫に嫉妬してしまうようだと多頭飼いはうまくいきません。今まで受けてきた愛情が減らないように気を配りましょう。新入り猫がかわいくて構いたくなる気持ちはわかりますが、先住猫を優先して愛情をいつも以上に注ぐ必要があります。特に食事の順番などは先住猫が優先です。先住猫にとって居心地がいいように工夫することが多頭飼いの成功の秘訣です。

先住猫を優先させることによって安心感を与えることができます。安心感があれば嫉妬したりストレスを感じたりすることなく余裕が生まれることでしょう。先住猫に新入り猫を迎え入れる余裕があれば多頭飼いは問題なく成功するでしょう。

どうしてもケンカをしてしまう場合

どうしてもケンカをしてしまうという場合はケンカの様子を観察してください。じゃれあっているだけの可能性もあります。その場合は遊びの延長なので特に気にすることはありません。そのままにしておけば仲良しになるかもしれません。ケガをするほどの激しいケンカをするようであればすぐにやめさせなければいけません。

水鉄砲や霧吹きを使って水をかけるとケンカをやめて逃げていくでしょう。水が近くにない場合は手を叩いて大きな音を出すなどしてケンカをやめさせましょう。手を出すと引っ掻かれたり噛みつかれたりして飼い主さんがケガをすることがあるので気を付けてください。

どうしてもケンカをする場合はお互いの相性が悪いのかもしれません。無理に同じ空間に押し込めるのではなく、お互いが別々の部屋で過ごせるようにしましょう。時間が解決するかもしれませんし、さらに新しい猫を迎えたら解決するかもしれません。

まとめ

今回はスコティッシュフォールドが多頭飼いに向いている猫種であることが分りましたね。ただし組み合わせによってはうまくいかない場合があるので、先住猫を優先させながら上手に新しい生活をスタートさせられるように工夫する必要があることが分りました。

穏やかでのんびりとしたスコティッシュフォールドですが、それぞれに個性があるので、愛猫の性格をよく知ったうえで多頭飼いを考えるようにしましょう。多頭飼いをする際は望まない妊娠を避けるためにも必ず去勢・避妊手術を行うようにしましょう。遺伝性疾患というスコティッシュフォールドの複雑な事情を考えるとなおさらです。

お互いにストレスにならないようにしながら、たっぷりと愛情を注いであげてくださいね!

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