野良猫は台風の時どうしてる？野良猫のためにしてあげられる安全対策とは？【2023年版】

台風が来た時に野良猫のためにしてあげられること

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野良猫は台風の時でも身を隠す場所を見つけることができているとは言っても、やはり何かしら手助けしてあげたい、逃げる場所を用意してあげたいと思われるかもしれません。

特に子猫の場合は、雨で体が濡れて体温が下がってしまうと命の危険が生じてしまいます。川の近くに住んでいる野良猫であれば、川の増水や浸水によって簡単に流されてしまう危険もありますし、土砂崩れに巻き込まれてしまうケースもあることでしょう。

人間であれば、台風の被害が予想される時は警報が出て、その警戒レベルに伴って避難行動を事前に取ることができます。しかし猫の場合は、台風が来ること、天候が変化することは本能で察知できるとしても、その危険レベルがどれほどなのか、逃げた方が良いかといったことまでは判断することはできません。

猫はいつも逃げ場所としているところに身をひそめてじっとしているケースが多いので、もしその場所が土砂災害や浸水などの被害が出やすい場所だったとしたら、簡単に命を落としてしまう危険もあることでしょう。

では、台風の被害が大きいと予想される場合や長引きそうだと分かる時に、野良猫のためにどんな環境を整えてあげると良いでしょうか。

自宅の私有地内などに雨風が入ってこない、安全な場所がないかを探してください。安全そうな場所が見つかったなら、次に少し大きめのダンボールを用意します。毛布などを敷いてあげると暖を取りやすいかもしれません。

その中に水とキャットフードを用意してあげることができます。もし可能であれば、小さめの箱やケースなどの中に猫砂を入れてダンボール近くか中に入れておけば、排せつもできるかもしれません。

台風の時は風が非常に強いですから、ダンボールが飛ばされてしまわないようにきちんと周囲を固定するか、重しをするといった工夫をするようにしましょう。

しかし、近所の人みなが猫好きだというわけではありません。猫の糞尿被害やマーキングによる臭いなどで、野良猫がたくさん家の周りに来ることを嫌がる人もいることを忘れないようにしましょう。

野良猫を助けたいという思いから無責任にえさをあげたり、逃げ場所を至るところに作ってあげたりして、周囲に迷惑が及ばないように気を付けるべきです。責任ある行動を取ることが野良猫たちの今後の幸せにもつながることを忘れないようにしましょう。

台風が去った後は野良猫はどうしてる？

台風によって健康被害が出てしまう猫もいれば、何か障害物がぶつかってきて顔や体にケガを負ってしまう野良猫もいるかもしれません。台風が去った後に様子を少し見に行ってあげて、必要であれば動物病院に連れて行くなどの措置をしてあげるようにしましょう。

特に健康面での被害がなければ、野良猫も日常の生活に戻っていきます。ただし、台風の間はエサをもらえなかった、食事を探しにいけなかったなどの理由でお腹を空かせている野良猫が多いと考えられます。

「ご飯が欲しいニャー」と鳴きながら、いつもエサをくれる人のところに来ますから、いつもより気持ち多めにエサをあげても良いかもしれないですね。

また、台風で雨が降ってしまうと自分がマーキングしていた場所のにおいが消えてしまうことがあるため、特にオス猫の場合だと、消えてしまったにおいの上にマーキングをすることも増えるかもしれません。

テリトリーを守ることは野良猫にとっては特に大事なので、台風の時は一時休戦をして共同生活して助け合った同士でも、またライバルになって喧嘩するようになります。

まとめ

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台風の時に野良猫がどのように過ごしているか取り上げてきました。猫は本能的に逃げる場所を見つけ、身を隠すことができます。また台風が来ることも、いろんな感覚器官を働かせることで事前に察知することができることも分かりました。

過酷な天候の下で体の小さな猫たちがきちんと逃げられているのか、心配に思うこともあるかと思いますが、人間が考える以上に野良猫はたくましく生活しているので安心してくださいね。