猫の口元の名称は?役割やひげの構造について徹底解説!

猫の口元の名称は?役割やひげの構造について徹底解説!

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猫の口元はぷっくりとしていますが、この部分は「ひげ袋」と呼ばれることがあります。しかし、正式には何と呼ぶのでしょうか。今回は猫の口元の正式名称や構造に迫りたいと思います。猫の口元が好きな方はぜひ参考にしてください。

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猫にはたくさんのひげがある

猫のひげは、実はたくさんあるんです。口まわりにもありますが、様々な部分に生えています。目の上の部分に約6本生えています。これが、上毛です。読み方は「じょうもう」です。目の上のまゆ毛にあたるようなひげで、目の上に障害物がある場合、素早く認識することができます。

あごの下にも数本のひげがあります。これを頭下毛と言います。「どうかもう」と読みます。食べ物の距離を測る役目を果たしています。さらに、ほほ骨の上あたりに約1本から2本生えています。このひげは頬骨毛と呼ばれています。「きょうこつもう」と読みます。このひげは横に生えていて、狭い所でも通れるかどうかを判断するのに役立ちます。

口のはしにも約1本から2本あります。これは、口角毛です。「こうかくもう」と読みます。さらに、口の上には約16本あります。これは、上唇毛と言われるひげです。読み方としては「じょうしんもう」です。この、上唇毛は、口の左右に生えている猫の代表的なひげとなっています。距離感を測るためにも役立ちます。

これらのひげを合わせると、猫には50本から60本ものひげが生えていると考えられます。鼻の横あたりのひげが目立ち、猫のひげはそこにしかないようにも見えてしまいますが、実は、前足の後ろなど、様々な場所にひげが生えているんです。ちなみに、この前足の後ろに生えているひげは「どう毛」と言われていて、目などを守ったり、ぶつからずに追いかけたりする役割を果たしています。

猫によって、ひげの形も色も様々です。ひげの長さは、10センチから12センチ程度になります。

猫のひげは生えてくる?

猫のひげですが、実は、自然に抜けてしまうことがあります。半年ほどで自然に抜けることがあると考えられています。自然に抜けて生え変わる、これを繰り返しています。そのため、自然に抜けることがあるとしても、半年の周期で自然に抜けるようであれば、心配する必要はないでしょう。

注意が必要なのは、例えば、皮膚病が原因でひげが抜ける場合です。皮膚病に感染した場合には、ひげが抜けたり赤くなったり、ただれたりする症状などが見られます。ダニなどが原因で皮膚病になることもあります。さらには、ストレスが原因で抜ける場合もあります。短い期間の間に、ひげがたくさん抜けてしまうような場合は注意が必要です。

日頃から生活環境を整えて、環境を清潔にしてあげましょう。さらに、ストレスが溜まらないようにしてあげましょう。食事の栄養も日頃から意識してあげましょう。

さらに、猫のひげは熱を感じることができません。それで、暖房装置などで、ひげを焦がしてしまうということもあり得ます。ストーブを使う時などは、ひげが縮れてしまうことがないように、気を付けてあげたいですね。

猫のひげを抜いたり、切ったりすることがないようにしましょう。ひげを力任せにひっぱったりせず、優しく接してあげましょう。もし猫のひげを切ってしまったら、猫は家の中ですら上手く生活することができなくなってしまいます。

ひげが長いと、長さをそろえてあげた方がいいのではといった気持ちが湧き上げってきて、切りたくなってくるかもしれません。もしそんな気持ちになっても絶対にひげは切らないようにしましょう。

ひげを切ると、暗くなると物にぶつかってしまう、動けない、ジャンプできないといったことが生じるかもしれません。いろいろと支障が出てしまい、行動範囲も狭くなってしまうことでしょう。自分が通れる距離感がわからないということも生じ得ます。そうなりますと、ストレスがたまってしまい、元気がなくなってしまうおそれがあります。平衡感覚を失ってしまうため、歩くことすら難しくなってしまうかもしれません。

長い毛の猫の場合、毛をカットする時に間違ってひげを切ってしまうという恐れがあります。その点も、気を付けるようにしてみましょう。

まとめ

猫の口元はぷっくりとしています。この猫の膨らみの部分は、「ひげ袋」と呼ばれることがあります。正式には、「Whisker Pad」(ウイスカーパッド)という名称になります。ウイスカーという部分には、猫やネズミなどの頬ひげという意味があります。

そして、パッドには、詰め物や枕といった意味があります。ひげ袋には、頬ひげが詰まっていますので、頬ひげが詰まっている部位という意味で、ウイスカーパッドと名付けられたのではないかと考えられます。

ウイスカーパッドとは、「マズル」とは異なります。マズルとは、動物の鼻先から奥歯あたりまでを指す名称です。

実際、ウイスカーパッドという言葉は、たさくんの方に知られているわけではありません。そのため実用度はそれほど高くはありません。ですから、正式名称はおさえておきつつも、愛猫家仲間と話をする時には「ひげ袋」とか「鼻タブ」と言った呼び名でも良いでしょう。その方が通じやすいのかもしれません。

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