猫と一緒のお墓に入れる?入れない場合の埋葬方法についても詳しく紹介!

猫と一緒のお墓に入れる?入れない場合の埋葬方法についても詳しく紹介!

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自分が死んだら愛猫と一緒のお墓に入れてほしいと考える飼い主が増えています。しかし、実際に猫と一緒のお墓に入ることは可能なのでしょうか?そこで今回は、猫と一緒のお墓に入ることはできるのかについて、またそれができない場合の埋葬方法についても詳しく紹介したいと思います。

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はじめに

最近では犬や猫を室内で飼育する人が増えています。ライフスタイルの多様化に伴い、ペットがますます「身近な家族」という位置づけになっているようです。

そのため、たくさん愛情を注いできたペットが亡くなると、飼い主は非常な悲しみを経験することになります。中にはペットロスによる影響で生活に支障が出るということもあるようです。

できればペットと同じお墓に入れたいと考える飼い主も増えています。そこで今回は、猫と一緒のお墓に入ることはできるのかについて調べてみたいと思います。

猫と一緒のお墓に入るという選択肢について解説するとともに、それができない場合の埋葬の仕方についても解説したいと思います。

猫と一緒のお墓に入ることについて

並んでいるお墓

beeboys/shutterstock.com

自分が死んだら愛猫と一緒のお墓に入れてほしいと考える飼い主が増えています。しかし、実際に猫と一緒のお墓に入ることは可能なのでしょうか?猫と一緒のお墓に入るという考え方自体がどのように見られているのかも気になりますよね。

一般的に、宗教的にどのように見られているのか、墓地や霊園はどのように見ているのか見てみましょう。

一般的にどのように見られているのか

ペットと人間を同じお墓に入れることに対して意見は分かれています。反対意見の中には、「何となく嫌だ」という人も多くいることでしょう。中にはペットの遺骨は廃棄物だと考えている人もいるようです。しかし、法律ではペットの遺骨は飼い主の考え方次第で、廃棄物に該当する場合と該当しない場合があります。

「ペットはあくまで動物であり、人間と同じお墓に入れるのは嫌だ」という人は、倫理上猫と一緒のお墓に入るのは嫌だと思っているのかもしれません。

しかし愛玩動物として飼われている猫が死んだ場合はそれを「汚物または不要物」として扱うことはされないので、きちんと埋葬および供養をしたいという飼い主が増えているのも事実です。

ひとり暮らしを長年していて実際の家族よりも猫のほうが身近だという人や、子どもを作らないことに決めた夫婦が猫を我が子のようにかわいがっている場合があり、その中には自分が死んだら猫と一緒のお墓に入りたいと希望する人が年々増えているようです。

意見は分かれていますが、倫理上問題があると強く意見する人は近年減ってきていると考えることができるでしょう。

宗教的にどのように見られているのか

仏教徒が多い日本においては、仏教の考えがペットの扱いに影響を与えています。仏教では動物は「畜生」とされていて、人間よりも卑しい存在です。

悪いことをした人は、輪廻転生の考えによると畜生に生まれ変わるとも言われています。人間と動物の間には大きな格差があるというのが仏教の考えです。

昔ながらの仏教を信じている人は、畜生であるペットと一緒にお墓に入れられることに対して抵抗を感じるかもしれませんね。ただしペットを家族として愛情をもって飼育する人が増えている今の時代に合わせて、柔軟な考え方をする宗派も出てきています。供養の仕方によっては愛猫も死んだあとに極楽往生できるというのです。

ペットの死後に関する考え方は宗派によって意見が分かれているので、猫と一緒のお墓に入ることに関しても意見は分かれているということができます。自分の家族がどの宗派に属しているのかによって猫と一緒のお墓に入れるかどうかが決まるかもしれませんね。

墓地や霊園はどのように見ているのか

猫と一緒のお墓に入ることに関して国の法律は何も述べていないので、基本的には自由だと考えることができます。

しかし当然ながら、人間の遺体を埋葬する場所に関する法律はあります。猫と一緒のお墓がいいというのであれば、それを許可する墓地や霊園を探さなければなりません。

では墓地や霊園は、猫と一緒のお墓を作ることをどう見ているのでしょうか?これも墓地や霊園によります。一般的には猫と一緒にお墓に入ることを不可としていることが多いようです。

しかし時代の流れにより、ペットと一緒のお墓を用意する墓地や霊園が増えてきている傾向にあります。まだまだ数は少ないですが、飼い主の気持ちを理解してくれる墓地や霊園を探し、早めに予約しておくと確実でしょう。

墓地や霊園が人間とペットを一緒に埋葬することを許可している場合でも、敷地内全てにおいて許可されているわけではありません。やはり倫理上または宗教上の理由でペットと一緒のお墓に入ることを嫌がる人もいるので、区画を分けていることがほとんどです。許可しているとはいえ、一部の区画だけで許可されているので数はそれほど多くないと考えることができます。

許可を得ていなければ、勝手に猫を一緒のお墓に入れることはできませんので、猫を一緒にお墓に入れることができるかを前もって確認しておく必要があります。新規開園の霊園などではペットと一緒のお墓に入れるようにしているところも増えていますが、全体の1割程度だともされていて数少ないのが現状です。

猫と一緒に入れる墓地や霊園の紹介

お花が供えられているお墓

Magnus Binnerstam/shutterstock.com

猫と一緒に入れる墓地や霊園の数はそれほど多くはありませんが、だんだんと増えています。これから猫と一緒に入れる墓地または霊園を紹介します。通うことを考えると自宅から近いほうがいいですよね。そのことも考えながらどのような墓地や霊園があるのか参考にしてください。

青山梅窓墓苑

住所:東京都港区南青山2-26-38

東京メトロ銀座線「外苑前駅」から歩いて1分の所にある、浄土宗の名刹、梅窓院の墓苑です。都心一等地にある歴史と気品に溢れた寺院墓地で、お参りに合わせてショッピングなどもできるのでとても便利です。

人気の永代供養墓付き有期型墓所「青山プラン」は宗派に関わりなく申込することができ、信徒になる必要もありません。5年からの使用期限付きで契約し、必要な費用がすべて込みで128万円になっています。ペット供養墓の用意もしているので、愛猫の埋葬について相談することができるでしょう。

三田花苑

住所:東京都港区芝4-6-17

都営浅草線・三田線「三田駅」から歩いて3分、または「田町駅」から歩いて7分のところにある便利な立地の墓所です。法音寺は文明12年に創建の歴史ある寺院で、そこにある三田花苑は庭園のような永代供養墓です。花と緑に囲まれた庭園型のお墓なので四季折々の変化を楽しむことができます。

プランにもよりますが、ペット埋葬可能なものもあるので愛猫と一緒の墓に入りたいという人にピッタリです。ペット埋葬可のプランは「絆」で、この2人用の樹木葬墓は1区間80万円からになっています。

奥多摩霊園

住所:東京都西多摩郡奥多摩町梅沢183-3

JR青梅線「奥多摩駅」から車で約7分の所にある自然に溢れた霊園です。様々なニーズに合わせることができる多彩な墓地形態から選ぶことができ、もちろんペットと一緒に入れるお墓の区画も用意しています。都心から1時間半ほど離れた自然豊かな観光地でもあり、近くには美術館やハイキングスポットがあります。

費用は64万円からで、奥多摩駅についてから電話連絡をすれば無料送迎バスのサービスがあります。

メモリアルパーク藤沢

住所:神奈川県藤沢用田1029-1

小田急江ノ島線「湘南台駅」から神奈中バスに乗って約16分、「松葉」バス停から歩いて約3分の所にある民営霊園です。広い駐車場があるので車でも通うことができます。ペットと一緒にお墓に入れる区画も用意していますよ。富士山が見える開放感ある霊園でゆっくりと落ち着いた気持ちでお参りをすることができます。

日本庭園陵墓 紅葉亭

住所:神奈川県相模原市南区磯部2633-2

国道246号線が近くにあり車でもアクセスが楽な霊園です。小田急線「相模原駅」から無料送迎バスの運行もしているので公共交通機関を利用しても通うことができます。宗教不問の公園墓地で、霊園であることを忘れてしまうような美しい施設が自慢です。ペットの埋葬も可能なペット共葬区画の用意もしています。

新座 なごみの丘霊園

住所:埼玉県新座市畑中

新座駅から車で約7分、電車やバスでもアクセスしやすい場所にできた新しい公園墓地です。西洋風の公園のような霊園で、8タイプの多彩な区画から選ぶことができます。ペットと一緒に埋葬することも可能ですよ。

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