猫にだんごはOK!食べてもいい量と与えるときの注意点!

猫にだんごはOK!食べてもいい量と与えるときの注意点!

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だんごの原料は米なので、成分的には猫に与えても問題ありません。しかし、だんごは喉に詰まりやすい危険があるため、猫に与える場合には注意が必要です。この記事では、だんごに含まれる成分や、与える際の注意点について取り上げたいと思います。

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猫にだんごを与えても問題ない?

三色団子とお茶

funny face/shutterstock.com

だんごとは、だんご粉や白玉粉、上新粉などに水やお湯を加えて丸め、茹でたり蒸したもののことです。だんごと聞くと、お花見の時に食べる三色団子や十五夜に供える月見団子、みたらしだんご、草だんごなどを思い浮かべる人も多いことでしょう。

だんご粉の原料はうるち米ともち米で、白玉粉の原料はもち米、上新粉はうるち米を原料としています。いずれも「米」が原料です。

猫にとって危険な成分は含まれていないので、猫にだんごを与えても大丈夫です。しかし、喉に詰まらせてしまう危険性などを考えると、リスクの伴う食べ物なので、猫に与えるのはあまりおすすめしません。どうしても与えたい場合には、与え方や量に十分注意してください。

猫にだんごを与えてもいい量

ごはんを食べている猫

Krakenimages.com/shutterstock.com

猫は元々肉食動物のため、だんごに含まれる糖質を消化する能力が人間よりも低いとされています。そのため、だんごを食べ過ぎると消化不良を起こしたり、消化しきれなかった糖質が体内に貯まると肥満の原因ともなります。

基本的には、良質なフードを与えていればそれで十分です。必要以上に栄養をとる必要はありません。猫にだんごを与えるときは、ごくたまに、おやつ程度に少し与えるだけにしてください。

子猫の場合

生後12カ月未満、体重1kg未満の子猫の場合、消化器官が未発達なので、消化不良を起こすリスクが高くなります。また、だんごは喉に詰まりやすいため、飲み込む力が弱い子猫には非常に危険です。最悪の場合、呼吸困難を起こす可能性があります。ゆえに、子猫にだんごを与えるのはおすすめしません。

成猫の場合

生後12カ月~7歳、体重3~5kgの成猫でも、だんごの与え過ぎは禁物です。猫の体に負担をかけないためにも、積極的に食べさせる必要はありません。どうしても与えたい場合には、小さくカットしたものを一口、おやつ程度に与えるだけにしておきましょう。

老猫の場合

7歳以上のシニア期に入ると、消化器官機能が低下してくるだけでなく、噛む力や飲み込む力も弱くなってきます。喉に詰まらせやすく、歯やあごにくっつきやすいだんごを、リスクを伴ってまで老猫に与える必要はありません。

猫にだんごを与えることで期待できる効果

お皿に乗っているだんご

Romix Image/shutterstock.com

だんごの原料は米なので、主な成分は「糖質」です。糖質は、たんぱく質や脂質と並ぶ三大栄養素のひとつで、体のエネルギー源となる重要な栄養素です。糖質には、疲労回復や体を温める効果があります。

「たんぱく質」も、臓器や筋肉、被毛、皮膚、爪など体の基礎をつくる上で重要な栄養素です。他にも、免疫力を高めたり、高血圧を予防する効果あるといわれています。

また、だんごの原料である米には「カルシウム」も含まれています。カルシウムには丈夫な骨や歯をつくる働きがあるほか、出血したときに血液が固まるのを助ける効果があります。

猫にだんごを与えるときの注意点

色々な餡が乗っただんご

KANG SEOKWOO/shutterstock.com

上でも述べたように、だんごは喉に詰まりやすい食べ物です。また、歯やあごにもくっつきやすいため、だんごをそのまま猫に与えるのは危険です。繰り返しになりますが、猫にだんごを与えるときは、なるべく小さくカットしてあげるようにしてください。そして、飼い主の目の届くところで与えるようにしましょう。

三色団子には着色料が使用されており、みたらしやあんこなどには砂糖が多く使用されているため、猫の健康に害を及ぼす可能性があります。猫にだんごを与えるときは、何も味が付いていないものを与えるようにしてください。

猫の中にはアレルギー体質の子もいます。だんごを食べた後に、下痢や嘔吐など体調に何らかの異変が見られた場合は、与えるのを中止し、すぐにかかりつけの獣医師に診てもらうようにしてください。

おもちや大福は与えても問題ない?

お皿に乗った大福

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成分的には猫におもちを与えても問題ありません。しかし、おもちも弾力があるため、喉に詰まる危険があります。そのため、噛む力や飲み込む力が弱い子猫や老猫には与えるべきではありません。また、健康な猫であっても、おもちを与え過ぎると、消化不良を起こしたり、肥満につながる可能性があるので注意が必要です。

積極的におもちを食べさせる必要はありませんが、どうしても与えたい場合には、小さくカットしたものを少量与えるだけにしてください。あんこが乗ったおもちや、きなこがまぶされたおもちは、猫にとって糖分の過剰摂取となってしまいます。猫におもちを与える際は、何も味付けされていないものを与えるようにしてください。

大福も成分的には与えて大丈夫です。しかし、やはり大福も喉に詰まらせやすいというリスクが伴います。加えて、大福の中にはあんこが使用されています。小豆自体は猫に与えても問題ありませんが、あんこには大量の砂糖が加えられているため、猫が食べるにはおすすめしません。

砂糖が多く使用されたものを猫が食べると、糖分の摂り過ぎで、糖尿病などの病気を引き起こす可能性もあるため、猫に大福は与えないでください。

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